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最終更新日:2025年5月14日

内定辞退を防止する5つの施策!採用市場における現状や理由も紹介

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内定辞退は企業の採用活動において避けられない課題です。内定辞退を防止するには、企業の魅力を十分に伝えることや、定期的な連絡、研修や交流会の実施などが必要です。

この記事では、内定辞退が起こる主な理由と、防止するための効果的な5つの施策を詳しく解説します。

内定辞退に悩む採用担当者の方や、人事戦略に関わる経営層の方は、ぜひ最後までお読みいただき、自社の採用活動の改善にお役立てください。

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採用市場における内定辞退の現状

内定辞退は、企業の採用活動において避けて通れない課題です。キャリアチケットが2025年卒の学生を対象に実施した調査によると、約5人に1人が「内定を承諾しても入社の必要性を感じていない」ことが明らかになりました。さらに、約6割以上の学生が内定辞退の経験があるという結果も出ています。

内定承諾後、その会社に入社しなければならないと感じるか
内定辞退の経験があるか

これらの数字から、内定辞退は決して珍しいことではなく、むしろ起こり得る事態として企業側が認識し、対策を講じる必要があると考えられます。採用活動を成功させるためには、内定辞退の現状を理解し、適切な対応策を準備することが重要です。

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内定辞退の主な理由

内定辞退の理由は、新卒採用と中途採用で異なる傾向があります。以下では、それぞれの場合における、内定辞退の主な理由について紹介します。

新卒採用における主な内定辞退理由

新卒採用における主な内定辞退の理由は、以下の3つが挙げられます。

  • より志望度の高い企業からの内定獲得
  • 希望条件との不一致
  • 企業文化や適性とのミスマッチ

並行して応募していた志望度の高い企業から内定を得たり、給与、勤務地、業務内容などの条件が当初の期待と異なったりする場合に内定辞退は起こり得ます。また、選考過程で感じた企業の雰囲気や文化が合わないと判断した場合にも、内定を辞退する方が多い傾向です。

これらの理由から、企業は選考過程で十分な情報提供を行い、候補者との相互理解を深めることが重要であると考えられます。

エンジニアの新卒採用を成功させる方法について興味のある方は、下記記事をご覧ください。
エンジニア新卒採用を成功させるには?学生の動向と成功のポイント10選

中途採用における主な内定辞退理由

中途採用における主な内定辞退理由は以下のとおりです。

  • 給与や勤務条件の不一致
  • 面接官や企業に対するマイナスな印象
  • 他社との比較による相対的な魅力の低下

中途採用では、現職と比較することが多いため、給与や勤務条件が期待に沿わない場合、辞退につながりやすいです。また、面接官の態度や企業の対応に不信感を抱いた場合、たとえ条件が良くても辞退を選択することがあります。

さらに、複数の企業を比較した結果、相対的に魅力を感じなくなり、辞退に至るケースもあります。

この状況を鑑みると、中途採用では、候補者のキャリアプランや価値観を十分に理解し、それに合わせた提案や交渉を行うことが内定辞退の防止につながるでしょう。

エンジニアの中途採用の課題について興味がある方は、下記記事をご覧ください。
エンジニアの中途採用が難しい理由は?成功させるポイントと採用手法を紹介

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内定辞退を防止するための5つの施策

内定辞退を防ぐためには、採用過程から内定後まで長期的なアプローチが必要です。以下に、効果的な5つの施策を紹介します。

選考プロセスにおける候補者への魅力づけ

採用選考の過程で、自社の魅力を効果的に伝えることが重要です。選考を通過するたびに、候補者の自社への志望度や理解度が上がるよう工夫しましょう。

具体的には、以下のような取り組みが効果的です。

  • 企業理念や将来のビジョンを明確に説明する
  • 社員の成長機会や働きがいを具体例とともに紹介する
  • 職場の雰囲気や文化を伝える機会を設ける

このように、自社の魅力を詳しく伝えることで、候補者の入社意欲を高められるでしょう。

また、採用プロセスを改善していく際に、歩留まりについて理解しておく必要があります。下記記事もあわせてご覧ください。
採用の歩留まりとは?計算式や低下の理由、フェーズごとの改善方法を紹介

印象に残る内定通知

内定通知は、候補者にとって大きな転機となる瞬間です。印象的な内定通知を行うことで、内定辞退のリスクを低減できます

効果的な内定通知の方法として、以下のようなアプローチがおすすめです。

  • 「必要としている」「歓迎している」というメッセージを明確に伝える
  • 採用した理由を具体的に説明する
  • 候補者の強みや期待される役割について言及する

このように、候補者の価値を認め、期待を伝えると、入社意欲が高まるでしょう。結果として内定辞退防止につながります。

内定承諾後の継続的なコミュニケーション

内定承諾後も、定期的に連絡を取ることが大切です。採用が決まったあとも、候補者は入社に対してさまざまな不安を抱えています。これらの不安が大きくなると、辞退につながる可能性があります。

内定辞退防止に効果的なコミュニケーション方法は、以下のとおりです。

  • 定期的な連絡を通じて、不安や疑問をすぐに解消できる体制を作る
  • 入社までのスケジュールを早めに伝え、具体的なイメージを持ってもらう
  • 質問や相談へのレスポンスを迅速に行い、誠実さや信頼度を高める

こうした細やかなフォローにより、候補者の不安を軽減し、入社への期待を維持することができます。

入社前研修・内定者インターンシップ

入社前研修やインターンシップの実施は、内定辞退を防止する効果的な手段の1つです。実際の業務を体験することで、業務に対する理解が深まったり、「入社後やっていけそうか」という不安を払拭できたりするためです。

また、研修やインターンシップを通して、既存社員やほかの内定者と関係性を構築できるのも候補者にとってはメリットとなるでしょう。

実際の業務や職場環境を体験することで、入社後のイメージがより具体的になり、安心感につながります。

社内イベント・交流会

社内イベントや交流会の実施も、内定辞退を防ぐ上で効果的です。内定承諾後に入社まで期間が空くと、候補者の考えが変わり、入社辞退につながる可能性があります。定期的なイベントを通じて、入社意欲を維持・向上させることが重要です。

おすすめの社内イベント・交流会の例としては、以下が挙げられます。

  • 社員との座談会
  • 内定者同士の懇親会
  • 経営層との交流会
  • 社内見学会

これらのイベントを通じて、候補者は会社や業務に対する理解度が上がり、入社への期待を高めることができます。

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内定辞退に関するよくある質問

ここでは内定辞退に関するよくある質問3つに回答していきます。類似の疑問を持つ方は参考にしてみてください。

Q1. 内定辞退を防止するためには何をすべきですか?

内定辞退を防止するための主な方法は以下のとおりです。

  • 選考プロセスにおける候補者への魅力づけ
  • 印象に残る内定通知
  • 内定承諾後の継続的なコミュニケーション
  • 入社前研修/内定者インターンシップ
  • 社内イベント/交流会

これらの施策を実施することで、内定辞退防止につながります。

Q2. 内定辞退が多い理由は何ですか?

内定辞退の理由は、新卒採用と中途採用で異なる傾向があります。

【新卒採用の場合の主な内定辞退理由】

  • より志望度の高い企業からの内定獲得
  • 希望条件との不一致
  • 企業文化や適性とのミスマッチ

【中途採用の場合の主な内定辞退理由】

  • 給与や勤務条件の不一致
  • 面接官や企業に対するマイナスな印象
  • 他社との比較による相対的な魅力の低下

これらの理由を理解し、適切な対策を講じることが重要です。

Q3. 内定承諾後辞退する割合は?

キャリアチケットが2025年卒の学生へ実施した調査によると、内定辞退の経験がある人は全体の62.6%で、非常に高い割合となっています。また、中途採用でも、条件の不一致や他社との比較などを理由に内定辞退が起こり得ます。

このように、内定辞退は決して珍しいことではありません。企業は内定辞退のリスクを認識し、適切な対策が必要です。

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