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「採用が難しいと感じるが、エンジニアの求人倍率はどれくらい?」と気になっている企業は多いのではないでしょうか。
この記事では、エンジニアの求人倍率と採用が難しくなっている理由を紹介します。また、人員確保の手段となるフリーランスのメリットや導入事例も紹介します。エンジニアを確保したい企業の方はぜひ参考にしてください。
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目次
近年は、IT人材の人手不足が続き、エンジニアの求人倍率は高い水準が続いているといわれています。ここでは、レバテックと厚生労働省のデータから、エンジニアの求人倍率を紹介します。
レバテックのデータを用いて算出した結果を見てみると、2024年12月時点でのIT人材の転職求人倍率(※)は11.6倍です。正社員求人数は前年同月比130%で過去最高値を記録しています。
引用元:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック
※求人倍率の定義
【算出式】求人倍率=求人数÷転職希望者数
【求人数】レバテックのエージェントサービスで募集中の中途採用求人
【転職希望者数】レバテックのエージェントサービスで正社員転職を希望している利用者数
参考:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック
厚生労働書の一般職業紹介状況(職業別労働市場関係指)によると、2025年1月のエンジニア(情報処理・通信技術者)の求人倍率(パート除く常用)は1.75倍です。職種計の求人倍率は1.29倍なので、エンジニアの求人倍率は全体平均より高いことが分かります。
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エンジニアの採用が難しくなっている理由を解説します。エンジニアの採用が難しくなっている原因として考えられるものは以下のとおりです。
IT市場の拡大によりエンジニアの需要が高まり続けていることが、エンジニアの採用を難しくしている原因の一つです。前述した通り、レバテックの調査によると、IT人材の転職求人倍率は10倍を超えています。
IT需要の拡大に対して人材の供給が追いついていないために、IT人材の獲得競争が激しくなっているといえるでしょう。
フリーランスや副業など、働き方が多様化している傾向もエンジニア採用が難しくなった原因の一つと考えられるでしょう。近年の働き方の多様化により、正社員からフリーランスに転向する人材や、副業を行う人が増えています。
レバテックの調査によると、フリーランス案件の希望者数は増加傾向にあります。
引用元:「コンサル」フリーランス案件数が前年同月比7.2倍、 正社員求人倍率は52倍|レバテック
2018年4月から2023年6月にかけて、フリーランス向けの案件の希望者数は大幅に増えており、エンジニアの働き方の変化が読み取れます。
参考:「コンサル」フリーランス案件数が前年同月比7.2倍、 正社員求人倍率は52倍|レバテック
企業とエンジニアの間で契約の条件が合わないことも、エンジニアの採用が難しい原因の一つと考えられます。
採用市場ではエンジニアの需要が高まりをうけ、エンジニアの給与や就労環境の水準が高まっています。転職を希望するエンジニアは複数の企業からオファーを受けている場合も多く、他社と比較されてしまい採用が難しくなることもあるようです。
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エンジニアのスキルを見極めるのが難しいことも、エンジニアの採用が難しい理由です。
IT分野には、さまざまな言語や業務領域が存在し、ITの専門家ではない採用担当者がエンジニアのスキルを見極めるのは困難です。採用担当者がエンジニアのスキルに詳しくない場合、本当に自社とマッチした人材なのかを見極めるためには現場社員の協力が必要でしょう。
エンジニア採用が難しくなっている理由として、企業がエンジニアの離職防止に努めていることも挙げられます。
採用競争の激化やフリーランスへの転向増加を受け、各企業が条件や待遇を上げてエンジニアの離職防止に努めている状態です。特に、優秀な人材ほど企業は手放したくないため採用市場に出てきづらい状況になっています。
エンジニアの中でも、経験豊富でスキルが高いベテランエンジニアの採用を課題と感じる企業は多いです。
最近は、育成コストが少ない経験者採用を行う企業が増えており、ベテランエンジニアの採用が激化しています。特に、20代後半~30代前半は各企業のニーズが高く、一人の人材を複数企業が取り合う状態になるケースが少なくありません。
企業がエンジニア採用に苦戦する理由をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
エンジニア採用に苦戦する7つの理由|成功の秘訣や事例を解説
エンジニアの求人倍率が高まる中で採用を成功させるには、専門知識のある社内のエンジニアと協力し、内定後のフォローまで気を配る必要があります。
ここでは、エンジニア採用を成功させるコツを紹介するので、自社で実践できているか確かめていきましょう。
エンジニア採用においては、ペルソナの設定が大切です。ペルソナとは、企業が採用したい詳細な人物像のことをいいます。ペルソナを考える際は、採用対象となる人物の経歴はもちろん、趣味や価値観、家族構成などの細かな要素までを想定していきます。
ペルソナを設定するメリットは、欲しい人物像の詳細を社内で共有できる、欲しい人材に対して自社のどのような魅力を伝えれば良いか明らかになる、などです。
ペルソナの詳しい設計方法は以下の記事で解説しているので、まだペルソナを考えていない場合はぜひ参考にしてください。
採用におけるペルソナの設計方法は?作成のメリットやフォーマットも紹介
ペルソナを設定したり、選考で候補者を見極めたりする際は、社内エンジニアの協力を仰ぎましょう。IT知識が豊富なエンジニアの力を借りることで、候補者のスキルを正確に評価できるようになります。
ただ、エンジニアは忙しく採用業務を負担に感じることがあります。採用業務への意欲を高めるために、「エンジニアの声を取り入れて、現場に即したスキルを持つ人材を採用したい」といった説明を行うと良いでしょう。
エンジニア採用を成功させるには、選考スピードに対する配慮も必要です。
選考スピードが遅いと、候補者の不満につながったり、先に他社から内定が出たりするリスクが高まります。当初は志望度が高かった候補者が、選考が遅いために他社を優先させるケースも考えられます。
選考はできる限り迅速に行い、候補者の入社意欲を保ちましょう。
内定後は、定期的に連絡をとったり、社内イベントに招待したりと、内定者のフォローを行うことが大切です。たとえ内定を出しても、フォローが不十分だと内定辞退される可能性があるからです。
不安がないかヒアリングを行い、社員との交流を増やすことで、入社後も早期に自社に慣れてくれるでしょう。
エンジニアから選ばれる企業になるには、エンジニアが魅力に思う環境を整える必要があります。
エンジニアは技術に関心が高いため、研修制度を充実させたり、資格支援制度を用意したりすると効果的です。また、リモートワークやフレックスタイムなどの制度を導入し、柔軟な働き方ができる環境を整えるのも良いでしょう。
正社員の採用が難しい場合、フリーランスの活用を視野に入れることをおすすめします。フリーランスエンジニアには即戦力となるスキルを持つ人材が多く、プロジェクトごとに契約を結べるのがメリットです。
レバテックの調査によると、IT副業人材を活用する企業の7割が「期待を上回った」と回答しています。
引用:IT副業人材を活用する企業、約7割が期待以上の効果を実感|レバテック
外部の人材に業務を任せることで、社内の生産性が上がるほか、自社にないノウハウを取り入れられるといったメリットが考えられます。
正社員でエンジニアを採用するのは年々難しくなっています。エンジニアの人員を確保したい場合は、フリーランスの活用を検討しましょう。
レバテックのデータを用いて算出した数値を見てみると、2024年12月時点でのIT人材の転職求人倍率は11.6倍です。一方、フリーランスの案件倍率は最も高いカテゴリ(PM、クラウド)でも2.2倍です。
企業に勤める人材全体と比較すると、フリーランスの方が人気の職種であっても5倍以上人材を確保しやすい状態であることが分かります。
以下の表はスキル・職種別の求人倍率・案件倍率の調査データです。フリーランスと正社員を比較すると、ほとんどのスキル・職種においてフリーランスの方が倍率が低く人材を確保しやすいことが分かるでしょう。
引用:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック
引用:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック
フリーランスの活用には、コストが削減できたり、専門性の高い人材を確保できたりと、さまざまなメリットが存在します。ここでは、フリーランスを活用する4つのメリットを解説します。
フリーランスを活用することで、人的リソースや人件費などの効率化に繋がります。フリーランスは、数週間~1ヵ月単位といった短期間から、数ヵ月~数年といった長期間の契約も可能です。そのため、必要な時に必要な分だけのリソースを確保ができ、リソースの余剰や不足などの問題解決に繋がります。
たとえば、「サービスをリリースするまでの開発業務には専門知識を持つ人材が多く必要だが、リリース後は少数で開発を進めたい」といった場合、社員を採用してしまうとリリース後も人件費が必要です。
しかし、フリーランスを活用すれば、必要な時にだけ必要な分だけのコストを支払う体制を実現できます。
フリーランスを活用すると、専門性の高いハイスキル人材を確保しやすい傾向があります。
フリーランスは、企業に所属せず自身のスキルや経験を武器に企業から仕事を受注する必要があるため、自然とハイスキル人材が多くなります。
ハイスキル人材を中途採用で獲得しようとすれば、採用競合が非常に多く採用は難航します。しかし、フリーランスであれば正社員に比べてハイスキル人材を確保しやすい傾向があるでしょう。
フリーランスであれば、正社員に比べて人材が早く見つかる可能性が高いです。
当社調べでは、フリーランスエンジニアの案件倍率は正社員エンジニアの求人倍率よりも低いことがわかっています。そのため、フリーランスであれば1人のエンジニアを確保する際に競合する企業が少なく、相対的に求める人材が見つかりやすいといえるでしょう。
フリーランス活用には、正社員採用と比較して参画が決まってから稼働開始までのリードタイムが短いというメリットもあります。
正社員採用の場合、前職の退職交渉や有給消化などで、内定を出してから入社するまでに約1~2ヶ月かかるのが一般的です。しかし、フリーランスの場合はそれらのプロセスが必要ありません。急ぎでエンジニアのリソースが必要な場合はフリーランスの活用がおすすめです。
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フリーランス活用の懸念点としては、専門性が高い人材に業務を任せるが故に社内にノウハウが蓄積されにくいことや、スキルのミスマッチが発生することが挙げられます。
ここでは、それぞれの詳細と対策方法について解説します。
自社が経験したことのない業務や、専門性の高い業務をすべてフリーランスに任せることで、ノウハウが蓄積されにくくなるリスクがあります。
繰り返し発生しない業務や、発生頻度が少ない業務であればノウハウを蓄積する必要がないため、必要に応じてフリーランスを活用すると良いでしょう。
しかし、ゆくゆくは内製化したい業務やコアとなる業務をフリーランスに委託する場合は注意が必要です。重要な業務のすべてをフリーランスに任せてしまうと、そのフリーランスとの契約が終了した後に再現性を持ってその業務を行うことが難しくなるリスクがあります。
対策としては、フリーランスの活用と並行して社員の教育を行ったり、フリーランスのノウハウを吸収できる体制を整えたりすると良いでしょう。フリーランスの高い専門性を上手く自社に吸収することができれば、組織の大幅な成長に繋げられます。
フリーランスを活用する際、事前のスキルチェックが不十分だと、能力不足の人材を迎えてしまう可能性があるため注意が必要です。履歴書やポートフォリオだけでは能力を正しく評価できず、契約後にミスマッチが発覚するケースが考えられます。
ミスマッチを防ぐには、まずは単発でタスクを依頼して実務能力を確認するなどの対策があります。また、IT専門のフリーランスエージェントを伝えば、IT領域に詳しい担当者が希望に合った人材を選定してくれるため、ミスマッチを減らすことが可能です。
エンジニアの正社員採用に課題を抱えている方もいると思います。似た採用課題を抱えながら、レバテックを経由してフリーランスを活用したことにより開発課題を解決した企業の事例を紹介します。
株式会社IDOMは、中古車販売・買取サービス「ガリバー」を始め、自動車のサブスクリプションサービス「NOREL(ノレル)」など、さまざまな自動車リテールビジネスを展開しています。
全国の「ガリバー」の店舗への集客・送客を担うオウンドメディアを成長させるために必要な、即戦力webマーケティング人材の中途採用は難航していました。
フリーランス人材の活用を開始することで、レバテックフリーランスから2名の経験豊富な即戦力人材のスピーディーな獲得に成功します。フリーランスは外部の視点を活かしてチームを牽引した結果、サイトへの流入数は1.3倍に上がり、リード獲得数やCVRの増加にも繋がりました。
株式会社ドゥ・ハウスは、商品の魅力を口コミで伝えるサービス「モラタメ」や、買い物客に対する店頭プロモーション支援サービス「テンタメ」など、消費者プロモーションや店頭プロモーション事業を展開している企業です。
同社はもともと、システム開発や保守を外注会社に委託していました。しかし、サービスの成長にともなって求めるスピード感での開発が難しい状況になってしまいます。開発体制の内製化を進めるにも、優秀なエンジニアの採用に難航している状況でした。
レバテックフリーランスに依頼したところ、優秀なフリーランスの参画に成功します。現在は開発業務に加え、スクラムチームの要職をフリーランスに任せるようにもなり、フリーランスエンジニアがチームに欠かせない存在になっています。
株式会社出前館は、国内最大級のデリバリーサービスを展開しており、現在の掲載店舗数は約10万店以上にのぼります。2020年にはLINEグループと資本業務提携を結び、2022年には日用品や生活必需品を届けるクイックコマース分野へ参入するなど、サービスの拡大も進めています。
同社にはデザインを担う部署がなく、必要な作業を外注する状況が続いていました。そこでデザインチームを立ち上げることになりましたが、求める条件の高さや市場における同社のデザイン・テック分野の認知の弱さなどから、優秀な人材の確保が課題になりました。
サービスの導入後、約3か月以内に2名の参画に成功します。さらにはフリーランスの貢献もあり、グッドデザイン賞の受賞など大きな成長を遂げました。現在は30名のデザインチームのうち、12名がレバテッククリエイター経由のフリーランスです。
富士ソフト株式会社は、業界に特化した業務系ソリューションの開発や、制御技術を駆使するIoT製品、ロボットの開発支援など、幅広い技術領域をカバーする独立系ITソリューションベンダーです。
近年、顧客の要望が複雑かつ高度になりつつあり、難しい要望に応えられるだけの技術力を持つ人材を集めることが同社の課題でした。これまでは、足りないリソースは派遣会社や受託開発会社の力を借りていたものの、急激なインフラ関連需要の増加からみて、既存のチャネルだけでは開発力の維持、向上に不安を感じていました。
また、フリーランスエンジニアに対しても「確実に業務を履行してくれるのか」「対価に見合う成果が得られるのか」といった漠然の不安感を持っていました。
需要に見合う高度なスキル、経験を持ったフリーランスとの契約に成功し、半年で約10名ほどのフリーランスがインフラの設計や構築業務に携わるようになりました。フリーランスエンジニアの参画によって技術力が底上げされ、これまで請け負いきれなかった難易度の高い案件の受注にも貢献しています。
株式会社リンクアンドモチベーションは、経営学・社会システム論・行動経済学・心理学などの学術成果をもとに開発された基幹技術である「モチベーションエンジニアリング」をベースに、企業が抱える組織課題の解決、組織で働く人たちの成長を支援するさまざまなサービスを提供する企業です。
当初はプロダクト開発を開発パートナーに依頼していましたが、社内マネジメント体制の整備不足により開発遅れや品質の問題が顕在化します。プロダクトのリリースに向け開発力の向上が急務となっていました。
レバテックフリーランスを利用したことで、スキルや経験だけでなくチームワーク志向やビジョン共感度の高いフリーランスの獲得に成功します。今ではフリーランスは、開発チームの若手をリードするなくてはならない存在です。
さらに、フリーランスと定期的な1on1を実施し、キャリアビジョンに寄り添うことで、優れたエンジニアとの長期契約を実現しています。
>>株式会社リンクアンドモチベーションのフリーランス活用事例詳細はこちら
※以上の事例はいずれも取材時点の情報です。
DX人材の確保を実現する「フリーランス活用」とは?
フリーランスとDXを進めるための具体的なステップを紹介!
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エンジニアの求人倍率や採用が難しくなっている背景について、よくある疑問に答えていきます。
A.レバテックが保有するデータをもとに算出すると、2024年12月時点でのIT人材の転職求人倍率は11.6倍です。エンジニアの求人倍率は高い状態が続いており、IT人材の採用に苦戦する企業が増えています。
A.レバテックが保有するデータによると、フリーランスのスキル・職種別の案件倍率は、PMやクラウドが最も高い2.2倍です。ほかに、Java(toBシステム開発)が1.9倍です。いずれのスキル・職種も、正社員よりは倍率が低く人材を確保しやすい状況だといえます。
A.A.IT市場の拡大によりエンジニアへの需要が高まる一方、人材の供給が追いついていないことが大きな理由です。また、最近はフリーランスや副業などの働き方を選ぶエンジニアが増えてることも、正社員採用が難しくなっている理由といえます。
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