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近年、エンジニア採用は難しい状態となっています。「人材紹介サービスに登録してみたけど、提案量が少ない」「やっと紹介された人材が自社とはマッチしなかった」といったこともあるのではないでしょうか?本記事では、エンジニア採用が難しくなっている理由と、人員確保の手段となるフリーランスを紹介します。エンジニアの人員を確保したい企業の方はぜひ参考にしてください。
目次
エンジニアの採用が難しくなっている理由を解説します。エンジニアの採用が難しくなっている原因として考えられるものは以下のとおりです。
IT市場の拡大によりエンジニアの需要が高まり続けていることが、エンジニアの採用を難しくしている原因の一つです。以下はITエンジニア・クリエイターの正社員求人倍率*1です。赤の折れ線で示した求人倍率が2023年6月時点では12.9倍となっており、高水準の状態が続いています。
フリーランスや副業など、働き方が多様化している傾向もエンジニア採用が難しくなった原因の一つと考えられます。
近年の働き方の多様化により、正社員からフリーランスに転向する人材や、副業を行う人が増えています。以下はフリーランス案件の提案希望者数の調査結果です。フリーランス案件を希望する人材数の伸びが著しく、2023年6月の実績は前年同月比で155%、2年前の2021年6月比では案件希望者数は約3.3倍に成長しています。なお、2023年6月のフリーランス案件倍率*2は1.4倍となっています。
企業とエンジニアの間で契約の条件が合わないことも、エンジニアの採用が難しい原因の一つと考えられます。
採用市場ではエンジニアの需要が高まりをうけ、エンジニアの給与や就労環境の水準が高まっています。転職を希望するエンジニアは複数の企業からオファーを受けている場合も多く、他社と比較されてしまい採用が難しくなることもあります。
エンジニアのスキルを見極めるのが難しいことも、エンジニアの採用が難しい理由の一つです。
エンジニアの中でも様々な言語や業務領域が存在し、ITの専門家ではない採用担当者がエンジニアのスキルを見極めるのは困難です。採用担当者がエンジニアのスキルに詳しくない場合、本当に自社とマッチした人材なのかを見極めるためには現場社員の協力が必要でしょう。
企業がエンジニアの離職防止に努めていることも、エンジニアの採用が難しくなっている理由の一つです。
採用競争の激化やフリーランスへの転向増加を受け、各企業が条件や待遇を上げてエンジニアの離職防止に努めている状態です。特に、優秀な人材ほど企業は手放したくないため採用市場に出てきづらい状況になっています。
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正社員でエンジニアを採用するのは年々難しくなっています。エンジニアの人員を確保したい場合は、フリーランスの活用を検討しましょう。フリーランスであれば、正社員に比べて9.2倍*3もエンジニアを確保しやすい状況です(2023年6月時点の正社員求人倍率12.9倍、フリーランス案件倍率1.4倍)。
以下の表はスキル・職種別のフリーランスの案件倍率の調査データです。フリーランスと正社員を比較すると、ほとんどのスキル・職種においてフリーランスの方が倍率が低いことがわかります。
倍率が低いとは、エンジニア1人あたりの求人や案件数が少ないことを指します。エンジニア1人あたり10件の求人や案件がある場合と、1人あたり2件の場合を比べると、倍率が低い2件のほうがエンジニアを確保しやすいといえます。
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フリーランスを活用する4つのメリットを解説します。
フリーランスを活用することで、人的リソースや人件費などの効率化に繋がります。
フリーランスは、数週間~1ヵ月単位といった短期間から、数ヵ月~数年といった長期間の契約も可能です。そのため、必要な時に必要な分だけのリソースを確保ができ、リソースの余剰や不足などの問題解決に繋がります。
また、必要な時に必要な分だけのリソースを確保できるため、人件費の効率化を図れます。例えば、「サービスをリリースするまでの開発業務には専門知識を持つ人材が多く必要だが、リリース後は少数で開発を進めたい」といった場合、社員を採用してしまうと採用コストのほかに雇用にかかる人件費が必要です。このように、フリーランスを活用すると、必要な時にだけ必要な分だけのコストを支払う体制を実現できます。
フリーランスを活用すると、専門性の高いハイスキル人材を確保しやすい傾向があります。
フリーランスは、企業に所属せず自身のスキルや経験を武器に企業から仕事を受注する必要があるため、自然とハイスキル人材が多くなります。ハイスキル人材を中途採用で獲得しようとすれば、採用競合が非常に多く採用は難航します。しかし、フリーランスであれば正社員に比べてハイスキル人材を確保しやすい傾向があります。
フリーランスであれば、正社員に比べて人材が早く見つかる可能性が高いです。
当社調べでは、フリーランスエンジニアの案件倍率は正社員エンジニアの求人倍率よりも低いことがわかっています。そのため、フリーランスであれば1人のエンジニアを確保する際に競合する企業が少なく、相対的に求める人材が見つかりやすいといえるでしょう。
フリーランス活用には、正社員採用と比較して参画が決まってから稼働開始までのリードタイムが短いというメリットもあります。
正社員採用の場合、前職の退職交渉や有給消化などで、内定を出してから入社するまでに約1~2ヶ月かかるのが一般的です。しかし、フリーランスの場合はそれらのプロセスが必要ありません。急ぎでエンジニアのリソースが必要な場合はフリーランスの活用がおすすめです。
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フリーランス活用時の懸念点は、専門性が高い人材に業務を任せてしまうが故に社内にノウハウが蓄積されにくい点や、正社員と同じようにフリーランスの管理やコントロールができない点です。こちらもそれぞれ解説したうえで、対策方法についても解説します。
自社が経験したことのない業務や、専門性の高い業務をすべてフリーランスに任せることで、ノウハウが蓄積されにくくなるリスクがあります。
繰り返し発生しない業務や、発生頻度が少ない業務であればノウハウを蓄積する必要もないため、必要に応じてフリーランスを活用すると良いでしょう。しかし、ゆくゆくは内製化したい業務やコアとなる業務をフリーランスに委託する場合は注意が必要です。重要な業務のすべてをフリーランスに任せてしまうと、そのフリーランスとの契約が終了した後に再現性を持ってその業務を行うことが難しくなるリスクがあります。
対策としては、フリーランスの活用と並行して社員の教育を行ったり、フリーランスのノウハウを吸収できる体制を整えたりすると良いでしょう。フリーランスの高い専門性を上手く自社に吸収することができれば、組織の大幅な成長に繋がるでしょう。
フリーランスと業務委託契約を結ぶ際には、委託者と受託者は対等な関係であることに注意が必要です。雇用契約のような従属関係はないため、フリーランスに対して、契約外の業務や業務の進め方の指示、勤怠の管理などはできません。
対策としては、契約時に業務内容を明確にしておくことや、フリーランスと定期的にコミュニケーションを取ることで双方の認識を揃えるようにしましょう。
株式会社ドゥ・ハウスは、サービスの内製化に乗り出したものの、正社員のエンジニア採用に苦戦。また、追加で採用にリソースを割くことも難しい状況でした。そこで同社は、レバテックフリーランスを通じて即戦力のフリーランスエンジニアを確保。週次のミーティングや2ヶ月に一度の1on1、勉強会などを通してフリーランスエンジニアとコミュニケーションを取りながら開発を行っています。
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エンジニアの正社員採用に課題を抱えている方もいると思います。似た採用課題を抱えながら、レバテックを経由してフリーランスを活用したことにより開発課題を解決した企業の事例を紹介します。
株式会社IDOMは、中古車販売・買取サービス「ガリバー」を始め、自動車のサブスクリプションサービス「NOREL(ノレル)」など、様々な自動車リテールビジネスを展開しています。
全国の「ガリバー」の店舗への集客・送客を担うオウンドメディアを成長させるために必要な、即戦力webマーケティング人材の中途採用は難航していました。
フリーランス人材の活用を開始することで、レバテックフリーランスから2名の経験豊富な即戦力人材のスピーディーな獲得に成功。フリーランスは外部の視点を活かしてチームを牽引した結果、サイトへの流入数は1.3倍に上がり、リード獲得数やCVRの増加にも繋がりました。
株式会社ドゥ・ハウスは、商品の魅力を口コミで伝えるサービス「モラタメ」や、買い物客に対する店頭プロモーション支援サービス「テンタメ」など、消費者プロモーションや店頭プロモーション事業を展開している企業です。
同社はもともと、システム開発や保守を外注会社に委託していました。しかし、サービスの成長にともなって求めるスピード感での開発が難しい状況に。開発体制の内製化を進めるにも、優秀なエンジニアの採用に難航している状況でした。
レバテックフリーランスに依頼したところ、優秀なフリーランスの参画に成功。現在は開発業務に加え、スクラムチームの要職をフリーランスに任せるようにもなり、フリーランスエンジニアがチームに欠かせない存在になっています。
株式会社出前館は、国内最大級のデリバリーサービスを展開しており、現在の掲載店舗数は約10万店以上にのぼります。2020年にはLINEグループと資本業務提携を結び、2022年には日用品や生活必需品を届けるクイックコマース分野へ参入するなど、サービスの拡大も進めています。
同社にはデザインを担う部署がなく、必要な作業を外注する状況が続いていました。そこでデザインチームを立ち上げることになりましたが、求める条件の高さや市場における同社のデザイン・テック分野の認知の弱さなどから優秀な人材の確保が課題に。
サービスの導入後、約3か月以内に2名の参画に成功。さらにはフリーランスの貢献もあり、グッドデザイン賞の受賞など大きな成長を遂げました。現在は30名のデザインチームのうち、12名がレバテッククリエイター経由のフリーランスです。
富士ソフト株式会社は、業界に特化した業務系ソリューションの開発や、制御技術を駆使するIoT製品、ロボットの開発支援など、幅広い技術領域をカバーする独立系ITソリューションベンダーです。
近年、顧客の要望は複雑かつ高度になりつつあり、難しい要望に応えられるだけの技術力を持つ人材を集めることが同社の課題でした。これまでは、足りないリソースは派遣会社や受託開発会社の力を借りていたものの、急激なインフラ関連需要の増加からみて、既存のチャネルだけでは開発力の維持、向上に不安を感じていました。また、フリーランスエンジニアに対しても「確実に業務を履行してくれるのか」「対価に見合う成果が得られるのか」といった漠然の不安感を持っていました。
需要に見合う高度なスキル、経験を持ったフリーランスとの契約に成功し、半年で約10名ほどのフリーランスがインフラの設計や構築業務に携わるように。フリーランスエンジニアの参画によって技術力が底上げされ、これまで請け負いきれなかった難易度の高い案件の受注にも貢献しています。
株式会社リンクアンドモチベーションは、経営学・社会システム論・行動経済学・心理学などの学術成果をもとに開発された基幹技術である「モチベーションエンジニアリング」をベースに、企業が抱える組織課題の解決、組織で働く人たちの成長を支援するさまざまなサービスを提供する企業です。
当初プロダクト開発を開発パートナー様に依頼していましたが、社内マネジメント体制の整備不足により開発遅れや品質の問題が顕在化。プロダクトのリリースに向け開発力の向上が急務となっていました。
レバテックフリーランスを利用したことで、スキルや経験だけでなくチームワーク志向やビジョン共感度の高いフリーランスの獲得に成功。今では開発チームの若手をリードするような開発組織にとって、なくてはならない存在になっています。さらに、フリーランスと定期的な1on1を実施しており、キャリアビジョンに寄り添うことで、優れたエンジニアとの長期契約を実現しています。
>>株式会社リンクアンドモチベーションのフリーランス活用事例詳細はこちら
※以上の事例はいずれも取材時点の情報です。
ITエンジニア・クリエイターの正社員求人倍率は高まってきており、採用が難しい状況になっています。フリーランスは案件希望者数が急増してきており、人員を確保するためにはフリーランスの活用が重要です。エンジニア採用に難航している方はぜひレバテックにご相談ください。
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他社の採用人数や予算のトレンド、どんな採用チャネルを利用しているかを知れる資料です。
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*1 求人倍率の定義
【算出式】求人倍率=求人数÷転職希望者数
【求人数】レバテックのエージェントサービスで募集中の中途採用求人数
【転職希望者数】レバテックのエージェントサービスで正社員転職を希望している利用者数
*2 案件倍率の定義
【算出式】案件倍率=案件数÷業務委託案件希望者数
【案件数】レバテックのエージェントサービスで募集中の業務委託案件数
【案件希望者数】 レバテックのエージェントサービスで業務委託案件を探しているフリーランスの利用者数
*3 9.2倍=2023年6月時点の正社員求人倍率÷2023年6月時点のフリーランス案件倍率
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