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「IT業界は人材不足だと聞くけど、実際は?」「IT人材の採用がうまくいかない」
このような疑問や悩みを抱えていませんか?
IT業界の人材不足は深刻な問題であり、経済産業省の試算では2030年には最大で約79万人が不足すると予測されています。
この記事では、技術者不足の現状とその背景について解説します。さらに、エンジニア確保のための具体的な方法についても紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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IT業界は深刻な人材不足に直面しています。経済産業省が発表している「IT人材需給に関する調査 調査報告書」によると、2030年には、最低でも約16万人、最大では約79万人のIT人材が不足すると試算されています。
引用元:IT人材需給に関する調査 調査報告書|経済産業省
特に、IoTやAI、ビッグデータ活用を担う先端IT人材の不足は顕著であり、今後の技術革新を推進していく上で大きな課題といえるでしょう。
IT人材不足の現状についてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
エンジニアが足りないのはなぜ?原因と人材不足解消に必要な対策を解説
DX人材の採用が難しい理由は?企業が意識すべき9つの戦略を解説
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IT業界の人材不足は、さまざまな要因によって生じています。主な理由としては、以下の5つが挙げられます。
IT人材不足の主な原因の1つとして、技術革新による需要の拡大が挙げられます。たとえば、業務の改善や効率化、リモートワークなど、どの業界でもITが活用されるようになっています。
引用元:令和6年度版情報通信白書|総務省
総務省が発表した「令和6年版情報通信白書」によると、2022年の国内民間企業の情報化投資額は15.8兆円に達しています。これは、企業がIT設備投資に積極的に取り組んでいることを示しており、IT人材の需要の高まりにつながっています。
IT業界の人材不足を引き起こしている要因の1つとして、少子高齢化による労働人口の減少が考えられます。

引用元:令和6年版 高齢社会白書|内閣府
内閣府が発表している「令和6年版 高齢社会白書」によると、生産年齢人口(15~64歳)は1995年をピークに減少傾向です。労働人口全体の減少は、IT業界の人材不足にも影響していると推察されます。
IT業界は「残業が多い」「きつい」といったマイナスイメージを持たれがちなことも、人材不足の原因です。確かに、納期前には残業が発生するケースもありますが、実際の働き方は企業によってさまざまです。近年は働き方改革の影響もあり、労働環境は改善傾向にあります。
しかし、依然としてネガティブなイメージを持つ人も多く、IT業界への就職を敬遠する一因となっている可能性があります。
IT業界の技術革新のスピードが非常に速いことも、人材不足になる理由の1つです。ITスキルを習得するには時間がかかります。その上で、せっかく習得した技術がすぐに陳腐化する可能性もあるため、足を踏み入れにくいと感じている人も多いでしょう。
また、AIやクラウド、ビッグデータ、IoTなど、新しい技術が次々と登場するため、IT人材はスキルや知識の継続的な習得が求められます。日々の業務に加えて、自主学習も必要となる状況に「しんどい」「きつい」と感じ、IT業界から離れる人もいます。
既存のレガシーシステムの運用保守に人員を割かざるを得ないことも、人材不足に拍車をかけています。
レガシーシステムは、度重なるカスタマイズを繰り返した結果、複雑化している場合が多く、システムを扱える技術者が限られています。システム障害などのトラブルが発生しやすいにもかかわらず、ブラックボックス化して最新技術で代替できないケースが少なくありません。
これらの問題に対処するために、貴重な人材が割かれてしまうことも、新たな技術開発やサービス提供に携わる人材不足につながっています。

IT人材不足により、企業は以下の影響を受ける可能性があります。
IT人材の不足は、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の遅れを招きます。DXとは、デジタル技術を活用し、ビジネスモデルや組織文化を変革することです。DXが進まないと、業務効率化が低下して生産性が下がり、市場での競争力の低下にもつながるでしょう。
また、人材不足によって情報セキュリティ対策が手薄になると、サイバー攻撃のリスクが増大します。サイバー攻撃を受けると、顧客データを含む社内の機密情報が外部に流出したり、システムがダウンしサービス提供に支障をきたしたりするおそれがあります。
DXやセキュリティ対策を進めるには、レガシーシステムを刷新しなければなりません。しかし、現状は刷新が進んでいない企業が多い状態です。
レバテックの調査によると、レガシーシステムを刷新できていない企業が多いこと、レガシーシステムの運用において人材不足が課題となっていることが分かります。

刷新を「一部進めている」と回答した企業の割合は54.7%で、半数弱の企業が刷新に未着手であることが分かります。

レガシーシステムの維持・運用において技術者不足を課題に挙げた企業は53.5%に及びました。
参考:レガシーシステムの刷新、約5割が進行中と回答、 一方で先行き不透明な企業も|レバテック
人材不足に悩む企業が多い中、フリーランスの活用で人員を確保しDXを成功させている企業も存在します。DX先進企業の事例を知りたい方は、以下の資料を参考にしてください。
DX人材の確保を実現する「フリーランス活用」とは?
フリーランスとDXを進めるための具体的なステップを紹介!
⇒DX先進企業のフリーランス活用事例集を無料でダウンロードする
IT業界全体で人材不足が叫ばれていますが、特にDX推進を担う先端IT人材の不足は顕著です。先端IT人材とは、AIやIoT、クラウド、ビッグデータなどの最先端の技術を駆使する人材を指します。
独立行政法人 情報処理推進機構の「DX白書2024」を見ると、DXを推進する人材は量・質ともに確保が進んでいないことが分かるでしょう。


人材の量が「大幅に不足している」と回答した日本企業は、2022年度は49.6%だったのに対し、2023年度は62.1%に増加しています。質に関しても、「大幅に不足している」と回答した日本企業の割合は2022年度で51.7%、2023年度で58.1%と増加傾向にあることが読み取れます。
以下では、先端IT人材を含めて人材不足が目立つ職種を紹介します。
クラウド技術の普及に伴い、クラウドエンジニアの需要も増加しています。レバテックの調査では、クラウドエンジニアの転職求人倍率は22.8倍です(2024年12月時点)。
オンプレミスからクラウドへの移行や、新規クラウドシステムの導入が増加していることから、クラウドエンジニアの需要が高まっており、獲得が難しくなっています。
製造業や医療、金融など、多くの業界でAIが取り入れられる中、AIエンジニアも不足が目立つ職種です。「DX白書2024」でも、企業がAIを導入する際の課題のトップとして「AIに関連する人材が不足している(62.4%)」が挙げられています(2023年度日本)。
AIは技術の進歩が速く、AIエンジニアは最新の知識やスキルを学び続けなければなりません。そのため、専門性を持った人材は各企業からのニーズが高く、企業間での採用競争が激化していると考えられます。
セキュリティエンジニアは、IT業界の中でも特に需要が高い職種です。レバテックの調査によると、転職求人倍率は50倍を超えています。
セキュリティエンジニアが注目されている背景として、サイバー攻撃や不正アクセスが増加していることが挙げられます。警察庁が発表した資料によると、令和6年における不正アクセス行為の認知件数は5,358件に上り、セキュリティ対策の重要性が高まっています。
コンサルタントも、人材不足が深刻な職種の1つです。レバテックの調査では、コンサルタントの転職求人倍率は41.8倍となっています。
コンサルタントの人材不足の主な要因は、DX推進の影響と考えられます。DX推進に伴い、あらゆる企業で業務にITシステムを導入するようになりました。その結果、専門的な視点からIT戦略の策定やシステム導入・運用支援を行うコンサルタントの需要が高まっています。
プロジェクトマネージャー(PM)も需要が高い職種です。レバテックの調査では、PMの転職求人倍率は24.6倍という結果です。プロジェクト全体の管理を統括できる人材は、IT業界を含むあらゆる業界で求められており、人材不足が顕著になっています。
参考:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック

IT人材の確保は、多くの企業にとって喫緊の課題です。ここでは、効果的なIT人材確保の方法を3つ紹介します。
それぞれの方法について、詳しく説明していくので参考にしてみてください。IT人材の採用・育成方法などについての詳しい情報は下記の記事で紹介しています。あわせてご覧ください。
IT人材を確保するには?人手不足の理由や採用・育成方法を解説
IT人材を確保するためには、採用活動を強化することが重要です。IT転職市場は売り手市場となっており、需要に対して供給が少ないため、企業間の獲得競争は激化しています。効果的な採用活動を行うためには、以下の取り組みが重要です。
働きやすい環境整備の一環としては、リモートワークの導入が挙げられます。レバテックの調査では、ITエンジニアにとってのリモートワークの重要度の高さが明らかになりました。

現在リモートワークをしているITエンジニアのうち、8割が今後も継続したいと回答しています。また、働くうえでの条件として、約7割がリモートワークできるかどうかが「重要な条件である」と回答しました。
働きやすい環境は離職防止にもつながるため、入社後の定着率を上げるためにもリモートワークをはじめとする制度の整備を検討しましょう。
IT人材を確保する方法として、社内でITに興味を持つ社員や、業務に精通した社員を育成する方法も有効です。育成による人材確保は、社内事情を理解している人材を育成できるため、即戦力になりやすいというメリットがあります。ただし、効果的な育成を行うためには、充実した教育体制の構築が不可欠です。
具体的には、以下のような方法が挙げられます。
これらの取り組みを通じて、社員のスキルアップを支援することで、IT力向上と人材不足の解消が期待できます。
IT人材を確保する方法を詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
IT人材を確保するには?人手不足の理由や採用・育成方法を解説
IT人材を確保する手段として、派遣社員、フリーランス、アウトソーシングといった外部人材の活用も有効な選択肢です。外部人材を活用することで、不足しているIT人材を迅速に確保し、プロジェクトの円滑な進行を図ることができます。
外部人材の活用には、以下のようなメリットがあります。
プロジェクトのニーズに合わせて最適な人材を確保し、開発効率の向上やコスト削減を実現しましょう。
レバテックのデータによると、フリーランスの案件倍率は正社員の求人倍率より低い傾向があり、フリーランスは正社員と比べて確保しやすい特徴があります。たとえば、正社員PMの求人倍率は24.6倍である一方、フリーランスPMの案件倍率は2.2倍です。
正社員採用に苦戦している場合は、フリーランスの活用を検討するのがおすすめです。
参考:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック
外部人材の利用方法や概要については、下記の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
外注と委託の違いとは?業務委託の種類や外注先を選ぶ方法を解説
フリーランスエンジニアの活用方法は?正社員との違いや実際の導入事例を紹介
業務委託とフリーランスの違い|業務委託のメリットとデメリットとは
また、以下の資料では、採用難をフリーランス活用で乗り越え事業を成長させる方法を解説しています。
もうエンジニア不足は怖くない。採用難を乗り越え、事業成長を加速させるには?
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IT業界の人材不足についてよくある質問と回答を以下で紹介しています。類似の疑問を持つ方は参考にしてみてください。
IT人材が不足している理由としては、少子高齢化による労働人口の減少やIT需要の拡大が挙げられます。また、IT業界は技術革新が速く知識の習得が大変なことから、最先端の技術に対応できる人材の数が少ないという事情もあります。
レバテックのデータによると、転職求人倍率が最も高い言語スキルは、C++(ゲーム開発)で、81.0倍という非常に高い数値を示しています。次いで、PHP(ゲーム開発)が33.0倍、Go言語が19.8倍という結果です。
多くの業界でAIが活用される中、AIエンジニアは不足が目立つ職種です。クラウドの普及に伴い、クラウドエンジニアも人手不足となっています。また、サイバー攻撃や不正アクセスの増加を背景に、セキュリティエンジニアも不足が目立つ職種です。

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