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最終更新日:2025年5月27日

【企業向け】エンジニアの単価相場は?SESやフリーランスの費用目安

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「外部のエンジニアを活用するにあたって、単価相場を知っておきたい」という企業の担当者は多いのではないでしょうか。

この記事では、SESとフリーランスの単価相場や、価格を決める要素について詳しく解説します。さらに、SESとフリーランスのメリット・デメリットをそれぞれ比較し、自社に最適な人材確保の方法を見つけるヒントをお伝えします。

エンジニアのコスト管理や依頼先の選定にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

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SESエンジニアの単価相場

SESエンジニアの単価相場は、スキルレベルや経験年数、所属する企業の規模によって異なります。

たとえば、経験年数3〜5年程度で簡単なシステム設計ができる初級エンジニアであれば、月額80万円〜100万円が目安です。経験年数5~10年程度で中規模システムを設計できる中級エンジニアの単価は、月額100万円~120万円が目安となるでしょう。

さらに、大規模システムを設計し、チームをマネジメントできる経験年数10年以上の上級エンジニアの単価相場は、月額120万円~200万円以上になることもあります。

ただし、これらの単価相場はあくまで目安です。実際の単価は、エンジニアのスキルセットやプロジェクトの規模、難易度によって変動します。また、特殊なスキルを持つエンジニアの場合、さらに高額になる可能性もあるでしょう。

SES企業の概要について詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
SES企業とは?契約の種類や利用のメリットとデメリットを解説

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外注エンジニアの単価を決める要素

SESやフリーランスなど、外注エンジニアの単価はさまざまな要素によって決まります。ここでは、主な単価の決定要素について解説します。

スキルや経験

SESとフリーランスに共通する単価の決定要素として、エンジニアのスキルや経験が挙げられます。高度な技術力や豊富な実務経験を持つエンジニアほど、単価が高くなる傾向があります。

たとえば、特定のプログラミング言語やフレームワークに精通していたり、大規模プロジェクトのリーダー経験があったりする場合、単価は上昇します。業界特有の知識や資格を持っているエンジニアも、単価が高い場合が多いでしょう。

また、経験年数が長いほど単価は高くなります。新人エンジニアと5年以上の経験を持つエンジニアでは、後者のほうが高単価になるでしょう。ただし、経験年数だけでなく、具体的にどのようなプロジェクトに携わり、どのようなスキルを身につけたかも重要です。

SES企業の規模

SESを利用する場合、SES企業の規模も単価に影響を与えます。一般的に、単価には企業の労働分配率が影響します。

厚生労働省の資料によると、労働分配率(付加価値に占める人件費の割合)は、企業規模が小さい企業ほど高く、大きい企業ほど低くなることが分かります。つまり、小規模なSES企業ほど、人件費の占める割合が高くなり、結果としてSESの単価に反映されて発注者にとっては高単価になる可能性があるといえるでしょう。

参考:令和6年版 労働経済の分析|厚生労働省

納期や作業量

フリーランスエンジニアに業務を依頼する場合は、納期や作業量が単価に影響します。短期間での納品を求める場合や、作業量が多いプロジェクトでは、通常よりも高い単価を求められるケースが多くなります

これは、タイトなスケジュールや大量の作業をこなすために、フリーランスエンジニアがほかの案件を断ったり、長時間作業を行ったりする可能性があるためです。また、短納期のプロジェクトでは、効率的に作業を進める能力や時間管理スキルが必要になるため、その分単価が高くなる場合があるでしょう。

フリーランスエンジニアの単価相場

フリーランスエンジニアの単価相場は、エンジニアの職種や扱う言語によっても左右されます。ここでは、レバテックが保有するデータにもとづき、スキル・職種別の単価相場を紹介するので、フリーランスの単価をイメージする参考にしてください(2025年5月時点)。

スキル・職種別の単価相場

これ以外のスキルや職種別の単価を知りたい方は、以下の資料を参考にしてください。

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適正な単価でエンジニアに業務を依頼するには?

適正な単価でエンジニアと契約を結ぶには、あらかじめ求めるスキルレベルを設定し、予算の上限を決めて交渉を行うことが重要です。それぞれの具体的なやり方を確認しましょう。

エンジニアに求めるレベルを明確にする

プロジェクトに必要なスキルレベルを明確にしておけば、必要以上にハイスキルなエンジニアと契約してコストがかさむのを防げます。

単純な保守作業を依頼する際は、初級・中級レベルのエンジニアで十分な場合もあります。プロジェクトの要件に合ったスキルレベルのエンジニアを選ぶことで、コストを抑えつつ、必要な品質を確保できるでしょう。

予算の上限を決めて交渉する

単価交渉の際は、あらかじめプロジェクトにかけられる予算の上限を決めておきましょう。相手に予算の制約を伝えることで、現実的なプランを提案してもらいやすくなり、交渉をスムーズに進められます。

ただし、質の高いエンジニアを確保するためには、ある程度の柔軟性も必要です。たとえば、単価を少し抑える代わりに、長期契約を提案するなど、エンジニアにとっても魅力的な条件を提示することで、優秀な人材を適正な価格で確保できる可能性が高まります。

以下の記事では、フリーランスエンジニアの費用相場や正社員との比較について詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
【企業向け】フリーランスエンジニアの費用相場|単価交渉の注意点や活用メリットも紹介

SESを活用するメリットとデメリット

SESの利用は、IT人材不足に悩む企業にとって有効な選択肢の一つです。利用にあたっては注意した方が良い点もあるので、メリットとデメリットの両方を理解したうえで導入を検討しましょう。

メリット

まずはメリットを紹介します。

すぐに人材を確保できる

SESを利用すると、即戦力となるエンジニアをすぐに確保できます。通常の採用プロセスでは、募集から入社まで数カ月かかることもありますが、SESなら数週間程度で人材を確保できるケースも少なくありません。

急なプロジェクトの立ち上げや、人員不足への迅速な対応が可能となるため、プロジェクトの遅延を防ぐことができるでしょう。

採用コストを省ける

SESを利用すれば、正社員の採用にかかる人広告費や面接にかかる時間、入社後の研修費用といったコストを大幅に削減できます。SESでは要望を伝えればSES企業が要件に合う人材を選定してくれるため、採用の手間がかかりません。

デメリット

一方で、以下はSESを活用するデメリットです。

成果物に対する責任を問えない

SES企業は「善良な管理者の注意義務」を果たせば、必ずしも具体的な成果物を納品する義務を負いません。準委任契約では、業務の完了や成果物の納品ではなく、業務遂行のプロセスそのものが契約の対象となるため、発注側にとっては期待する成果が得られない可能性があります。

仮に、システム開発プロジェクトで予定通りの機能が実装されない、または品質が期待に満たないといった事態が生じても、SES企業に責任を問うのは難しいでしょう。

プロジェクトが長引くとコストがかさむ

SESを利用する際は、工数に対して報酬が発生する準委任契約を結ぶのが一般的です。そのため、プロジェクトが予定より長引くと、想定以上にコストがかさむ可能性があります。

コストの増加を防ぐにはプロジェクトの進捗管理を徹底し、スケジュールの遅延を最小限に抑えるといった工夫をしなければなりません。

フリーランスエンジニアを活用するメリットとデメリット

外部の人材に業務を依頼するには、SESのほかにフリーランスを活用する選択肢もあります。ここでは、フリーランスエンジニアを活用する際の主なメリットとデメリットを紹介するので、どちらを選ぶか検討する参考にしてください。

メリット

まずはメリットを紹介します。

無駄なコストがかからない

フリーランスエンジニアを活用するメリットの一つは、コスト面での効率性です。請負契約を結んだ場合、成果物に対して報酬が発生します。作業時間がかかっても報酬額は変わらないため、プロジェクトの開始時に成果物と報酬額を明確に定めておけば、想定外のコスト増加を防げるでしょう。

また、リモートで作業をしてもらう場合は、オフィススペースや機材の準備も不要なケースが多く、間接的なコスト削減にもつながります。

専門性の高い人材を確保できる

個人で活動するフリーランスエンジニアは、特定の分野や技術に特化した専門性の高い人材が多いのが特徴です。フリーランスは自身のスキルを磨き、市場価値を高めるために常に最新の技術トレンドをキャッチアップしています。

そのため、フリーランスエンジニアを起用することで、自社に不足している専門的なスキルや経験を持つ人材を柔軟に確保できます。たとえば、AI開発やブロックチェーン技術など、最先端の技術を必要とするプロジェクトでは、フリーランスエンジニアの専門性が大きな力を発揮するでしょう。

デメリット

一方で、フリーランスの活用には以下のデメリットがあります。

自社に合う人材を探す手間がかかる

フリーランスエンジニアを活用する際の主なデメリットとして、自社に適した人材を探す手間が挙げられます。SES企業に依頼すればすぐに条件に合ったエンジニアの紹介を受けられますが、フリーランスエンジニアの場合は自社で一から探す必要があります。

適切な人材を見つけるためには、スキルセットや経験などを細かく評価する必要があり、時間と労力がかかります。手間を省くには、フリーランスを紹介してくれるエージェントを活用するといった工夫が必要になるでしょう。

契約更新できると限らない

フリーランスエンジニアとの契約は、通常、プロジェクトベースや期間限定で行いますが、契約終了時にそのまま契約を更新できるとは限りません。優秀なエンジニアほど次のプロジェクトが決まっていることが多く、継続的に作業を依頼するのが難しい場合があります。

求めるスキルを持つエンジニアを継続的に確保したい場合、フリーランスエージェントを利用するのがおすすめです。エージェントには多数の人材が登録しているため、プロジェクトの状況に応じて必要なスキルを持ったエンジニアを確保しやすくなります。

レバテックフリーランスでは、企業の課題に応じた人材の提案を受けられるので、エンジニアをお探しの場合はぜひご相談ください。

フリーランスを活用する際の流れについては、以下の記事で詳しく紹介しています。
フリーランス活用のメリット・デメリット!利用できる分野や事例を紹介

フリーランスエンジニアの活用事例

ここでは、レバテックフリーランスを通してフリーランスエンジニアを導入した企業の事例を紹介します。

株式会社スタイル・エッジ

スタイル・エッジは、弁護士や医師などの士業・医業のプロフェッショナルを対象に、マーケティングやコンサルティングなどの総合支援事業を行う企業です。同社では、社内のエンジニアだけではプロジェクトの遂行が難しい状況になるほどの人手不足が課題となっていました。

そこで同社は、レバテックフリーランスのサービスを活用して5名のフリーランスエンジニアを確保します。マネージャーは、当初フリーランスに対して、「一匹狼的な気質の方が多いのかな」と言う懸念を抱いていたといいます。しかし、参画したフリーランスはそれまでの経験を活かして難題を解決するなどの活躍を見せ、若手社員に刺激を与えたそうです。

スタイル・エッジがフリーランスエンジニアを活用した詳しい経緯を知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
SRE・インフラエンジニアの参画により業務効率と開発スピードが大幅にアップ|株式会社スタイル・エッジ

株式会社カケハシ

カケハシは、薬局体験アシスタント「Musubi」や、おくすり連絡帳「Pocket Musubi」などの開発を行い、薬局業界のDXをサポートする企業です。

同社では、サービスの拡大で優秀なエンジニアの獲得が急務となり、レバテックフリーランスを通して複数名のエンジニアを迎え入れることになりました。参画したフリーランスは、成長意欲が高い若手から、スタートアップのCTO経験者まで、多彩なバックグラウンドを持っており、チームとして一体感を持ちながら開発に臨んでくれたといいます。

同社の特徴は、正社員とフリーランスを区別せず同様のサポートを行っていることです。毎日の状況確認や週に1度の面談を正社員と同様に行うなどの対応をとった結果、モチベーションの向上につながり、長期で活躍してくれるフリーランスが多いといいます。

カケハシのフリーランス活用の詳細については、以下の記事をご覧ください。
希少人材の参画に成功。薬局DXを推進するスタートアップに学ぶフリーランス活用術|株式会社カケハシ

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エンジニアの単価相場に関するよくある質問

エンジニアの単価相場に関する疑問に答えていきます。

Q.SESエンジニアの単価相場はどれくらい?

経験年数3〜5年程度の初級エンジニアであれば、月額80万円〜100万円が単価相場の目安です。経験年数5~10年程度の中級エンジニアの単価は、月額100万円~120万円が目安となります。大規模システムを設計できる経験年数10年以上の上級エンジニアの単価相場は、月額120万円~200万円以上が目安です。

Q.フリーランスエンジニアの単価相場はどれくらい?

フリーランスの単価相場は扱う言語や職種によって異なります。レバテックが保有する言語別の単価データによると、JavaやPHPは70~80万円、Pythonは75~85万円が平均単価です。職種別では、ネットワークエンジニアが65~75万円、クラウドエンジニアが80~90万円、DBエンジニアが70~80万円となっています。

Q.エンジニアの単価は何で決まる?

エンジニアの単価は、主にスキルや経験によって決まります。高度な技術力を持つエンジニアや、経験年数が長く携わったプロジェクトが豊富なエンジニアほど単価が高くなる傾向です。

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