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最終更新日:2025年2月12日

Webデザインを外注するメリットは?依頼先の探し方やサービス利用の流れ

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Webデザインの外注を検討している方に向けて、主な外注先や納品までの流れを紹介します。外注先の探し方や依頼前の準備、失敗しないためのポイントなどを知っていれば、希望通りのWebデザイン制作が実現できるでしょう。

たとえば、外注先選びではフリーランスは費用を低く抑えられ、Web制作会社ではスケジュール遅延の心配が少ないのがメリットです。満足のいくWebデザイン制作を実現したい方は参考にしてください。

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Webデザインを外注するメリットとデメリット

Webデザインを制作するにあたって代表的な外注先となる制作会社やフリーランスへ依頼する場合と、自社で制作する場合のメリットとデメリットについて表にまとめました。外注するかどうか迷っている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

外注 自社製作 メリット デメリット

同じ外注でも、Web制作会社とフリーランスでは依頼した場合のメリット・デメリットは異なります。何を優先するか考慮して選びましょう。

関連記事:【企業向け】デザイナー業務委託の料金相場、デザイン会社との違いとは?

Webデザインの外注先とそれぞれの活用シーン

Webデザインの外注先には、Web制作会社やフリーランスのほか、クラウドソーシングサービスもあります。それぞれ特徴が異なり、メリットを活かせる場面も違うので、おすすめの活用シーンもふまえて詳細を確認しましょう。

Web制作会社に任せる

Web制作会社に任せると、WebデザインのほかライティングやSEO対策、運用面でのコンサルティングまでサポートしてくれます。Webサイトの企画からデザイン、運用開始後のサポートまですべてを外注したい場合は、Web制作会社に任せるのがおすすめです。幅広い工程で専門家のサポートを受けられるでしょう。

フリーランスに依頼する

個人で活動するフリーランスに依頼する方法です。フリーランスとは、企業に属さず独立して案件ごとに契約を結ぶ働き方で、専門的なスキルを持った人材が多く活躍しています。コミュニケーションの取りやすさを重視したい、ハイスキル人材に任せたいといった場合には、フリーランスが適切でしょう。

フリーランスを探す際は、案件情報を自社のWebサイトに掲載したり、社内の人脈を活用して人材を見つけたりする方法があるでしょう。より効率的にフリーランスを見つけたい場合は、フリーランス専門のエージェントを通して人材を紹介してもらうのがおすすめです。

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クラウドソーシングサイトを使う

クラウドソーシングとは、企業がサイト上で不特定多数の受注者に向けて案件を発注できるサービスです。クラウドソーシングサイトには、フリーランスや学生、副業として案件を請け負う会社員が登録しており、掲載した案件に応募が集まります。

クラウドソーシングは比較的安価に案件を依頼できるため、コストを抑えたい場合におすすめです。

関連記事:業務委託とフリーランスの違い|業務委託のメリットとデメリットとは

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Webデザインを外注する際の流れ

Webデザインの外注は、基本的には以下の手順で行います。Webデザインやコーディング単体で依頼するケースもありますが、ここではWebサイト制作を例に紹介します。

Webサイトの外注では、依頼前に準備しておくべき内容が多いです。これらに不備があるとイメージ通りのデザイン制作が実現できなくなってしまいます。スムーズに外注を依頼して目的を達成するために、準備段階から納品まで外注時の流れを確認しておきましょう。

1. Webサイトの目的を決め、デザインの方針を決める

はじめに、「何のためにWebサイトをつくるのか」「どのような層をターゲットとするのか」といったWebサイト制作の目的を明らかにしましょう。Webサイト制作の目的がはっきりしていると、担当者に対して的確に要望を伝えられます

また、Webサイトに掲載する情報を洗い出し、サイトマップをつくりましょう。たとえば、会社の公式Webサイトの場合は、会社概要やビジョン、事業概要、採用情報、問い合わせフォーム、ニュースなどの情報が必要です。

掲載する情報がまとまったら、サイトマップを作成します。サイトマップはサイトの地図のようなもので、サイト全体のコンテンツの階層が一覧で分かるページのことです。サイトマップがあると、外注する際の依頼内容や予算をイメージしやすくなります。

続いてWebデザインを決めます。デザインは、サイトのイメージやコーポレートのイメージを決める重要な部分となっていますので、入念なすり合わせが必要です。

一例として、Webサイトの制作目的とデザインの方針を挙げます。

制作目的:Webマーケティングのため
デザインの方針:潜在顧客獲得をしやすいように洗礼されたイメージにする
制作目的:ブランディング強化のため
デザインの方針:プロダクトやコーポレートカラーをベースに統一感を出す
制作目的:採用強化のため
デザイン方針:企業理念やミッションが伝わりやすく、エントリーしやすいようなフレッシュなイメージにする

2.RFP(提案依頼書)を作成する

デザインの制作目的が決まったら、外注先へ提出するRFPを作成し渡します。

RFPとは提案依頼書のこと

RFPはRequest For Proposalの略で、提案依頼書のことです。プロジェクトの概要やWeb制作における方向性、要件などをまとめた書類で、発注者・受注者間の認識のズレを防ぐ役割を持ちます。

RFPがなくても外注できるものの、認識のズレやミスから要件を満たさない成果物があがってくる恐れがあります。

RFPの記載内容

RFPは定められた書式はなく、記載内容は自由です。一般的には以下の内容が盛り込まれています。

・プロジェクト名
・Webサイトの制作目的/背景
・ターゲット
・予算
・スケジュール
・競合サイト
・サイトマップ
・デザイン
・必要な機能
・対応デバイス/ブラウザ
・法律や規約に関する内容

ほかにも記載しておきたい内容があれば盛り込んで問題ありません。

3.Webサイトのドメインやサーバーの確保をする

制作するWebサイトのドメインとサーバーを確保します。受注者に任せきりになると、ほかの企業やフリーランスに運営・管理を任せたくなったときに乗り換えにくくなります。ドメインやサーバーの移管・移行手続きには料金が発生することも少なくありません。

悪質な場合だと高額買い取りを要求されることもあるので、事前に所有権を持ち、権利を明確にしておきましょう。

4.Webサ-ビスの管理方法と管理者を決定する

Webサイトは完成したあと、公開し続ける限り継続して更新やメンテナンスを行わなければなりません。受注者にこれらの管理を任せるのか、自社で行うのかは事前に決めておくべき事項です。

予算や管理に割ける人材を踏まえて方針を決めましょう。

5.外注先を探し、契約・作業内容のすり合わせをする

Webサイトをつくる目的や掲載する内容がまとまったら、外注先を探しましょう。外注先を探す際は、フリーランスや制作会社の得意分野を見極めるのがポイントです。外注先が決まったら、先方と作業内容を確認し契約を結びます。

最初に2~3件のWebサイトデザイン案を出してくれることが多いので、自社の目的やターゲットに合ったデザインを選びます。デザインが決まったら、実際にWebサイトを構築していくコーディング作業に入ります。

6.検品・修正依頼を繰り返し納品してもらう

制作が完了したら、できあがったWebサイトに問題がないか検品が行われます。エラーや作業内容に間違いがあった場合は修正を依頼し、すべてが整ったら最終的な納品となります。

このように並べると手順が多く、難しいと感じる方は多いでしょう。しかし、制作会社やフリーランスに声をかけたらすぐに契約しなくてはならないわけではありません。相談を受け付けているところは多く、密に確認を取りながら進めてくれる担当者もいます。

気負いすぎず、まずは気軽に相談をしてみると良いでしょう。

関連記事:【企業向け】レバテックを利用した場合の費用は?活用事例も解説

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Webデザインの外注先を探すときに確認したい項目

同じWebデザインの外注サービスでも、事業者によって相性の善し悪しがあります。要望通りのWebデザインを制作してもらうには、事業者自体のWebサイトや紹介サイトなどで以下の点を確認してから依頼しましょう。

制作実績や対応可能範囲、納品スピード

デザインのタッチ・ジャンルは「ポップ」「フェミニン」「レトロ」「リアル」などさまざまあり、事業者によっても得意な領域があることがあります。その事業者がよく請け負っている制作や得意としている領域を確認し、自社の制作してもらいたいイメージと近いデザインか比較すると良いでしょう。

また、Webデザイン以外に対応してもらいたい内容があれば、対応可能かどうかも見てみましょう。デザインとほかの作業を別事業者に頼むより、一緒に頼んだほうが安く済んだり認識のズレが生じにくくなったりする可能性があります。事業者によっては納品スピードの早さに自信を持っていることもあるので、作業スピードの早さを重視する場合には確認したい事項です。

費用

デザイナーのようなクリエイティブな職種は、本人のスキルや実績により費用が大きく変わります。しかし、まだ駆け出しで実績のない人の場合、スキルが高いのに制作実績のなさから安く請け負っている場合もあります。

このようにどのような料金設定をしているかは、企業や個人によるので、Webサイトなどに掲載されているこれまでのデザイン例と費用が見合っていそうか確認しましょう。クラウドソーシングは自社側で報酬設定ができますが、どのような人材が応募してくるかは分かりません。応募要件を詳細に詰め、デザイン例を見せてもらうなどの対応が必要です。

要望を汲み取ってくれるか

外注の候補先が、要望に対してどれほど真摯に向き合って対応してくれるかも見極めましょう。要望を伝えても、疑問点に対して回答をもらえない、「それはできない」ばかりで納得のできる代案を出してもらえないといった状態は避けたいものです。

契約前からこまめに連絡を取り、要望を汲み取った対応をしてくれる事業者は早く契約を交わせるでしょう。クライアントの要望を重視して作業をする傾向があるため、デザインの実現性の高さも期待できます。

口コミ評価

第三者の意見は少なからず参考になります。すべての評価が高い事業者は少ないです。「納品スピードの早さ」「デザインの実現性の高さ」「対応の丁寧さ」「レスポンスの早さ」など自社が期待している評価点を軸に口コミを参考にしましょう

口コミ件数が少ないと不安になり避けがちですが、サービスの登録時期やWebサイトへの掲載時期などのタイミングによる場合も多いです。気になる事業者や良い評価がある場合には、件数は気にしすぎず相談してから判断すると良いでしょう。

仲介者のサービス内容

フリーランスを紹介するエージェントやクラウドソーシングサービスのように、事業者と企業を繋ぐ仲介者がいる場合、サービス内容をよく確認しましょう。決済に関してどうなっているか、紹介後のフォローはどう対応しているかなど、主に契約や金銭、連絡、作業面に関わる内容です。

仲介者がいるサービスは、金銭トラブルのリスクを軽減できる、作業不備があれば修正依頼しやすい、連絡を取りやすいなどの利点があるからです。もし仲介者を挟むサービスを利用するのであれば、外注先を探すように信頼できる仲介サービスを選ぶことが大切です。

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Webデザインの外注で失敗しないためのポイント

Webデザインを外注する際は、以下のポイントに気をつけましょう。

外注先を選定するときは複数のサービスを比較する

希望する内容で依頼できそうな企業を見つけても、すぐに契約を結ぶのは早計です。同じような内容で、より相性の良い事業者が見つかる可能性があるため、できればいくつかの事業者をピックアップしましょう。

その後、各事業者とのやり取りや見積もりの良さなどを見てから、どこにするか決定するのがおすすめです。納期が極端に短かったり、見積もりが相場より低い事業者は、こちらの事情や要望を汲み取ってくれない可能性があります。その場合は比較検討することをおすすめします。

依頼内容を明確に示す

外注先と完成させたいWebサイトのイメージを共有するには、事前に依頼の詳細を決めておく必要があります。事前の情報共有が不足していると、作業を開始してから無駄なやり取りが増えたり、期待通りの成果物が納品されなかったりしてしまいます。

Webサイトを制作する目的や背景、デザインのイメージ、盛り込みたい機能に関しては必ず事前に伝えましょう。

期日はゆとりをもたせて設定する

予算やリリース日の関係から、納期を短く設定するのは避けるのが無難です。納期にゆとりがないと、作業者にプレッシャーがかかりミスをしやすくなったり雑な作業をされたりするおそれがあります。

トラブル発生時には修正作業が間に合わず、納期が遅れてしまう可能性もあるでしょう。外注先が提示する納期に対し、バッファを設けたスケジュールであるかを確認してゆとりをもたせていれば、遅れの心配は少なくなります。

外注先はリリース後の運営もふまえて検討する

Webサイトはリリース後、長い年月運営をしていきます。サイトのメンテナンスをはじめ、ブランディングの見直しやデザインの更新が発生することもあるでしょう。

運営・管理も外注に依頼するのか、制作のみを任せるのかで費用や自社で行う作業内容は変わってくるので、あらかじめ決めておくことをおすすめします。

フリーランスへの依頼は実績や相性、契約内容も注意

Web制作をフリーランスに外注する際は、フリーランスの経歴や人柄を確認することがポイントです。

過去の実績を確認する

スキルのレベルや経験は人によって異なります。外注する際は、フリーランスのこれまでの実績を確認し自社が期待するWebサイトを完成させてくれそうか確認しましょう。

フリーランスは自身のWebサイトで過去の実績を紹介していることもありますし、公開されていない場合はポートフォリオの提出を依頼できます

自社と同じ業界や希望するものと類似する構造のWeb制作を手掛けた経験があるフリーランスであれば、スムーズに作業を行ってもらえる可能性が高いでしょう。

ビジネスマナーや相性を確認する

後々のトラブルを防ぐには、「報連相ができるか」「時間にルーズではないか」といったビジネスマナーが守れる人物かどうかチェックすることが大切です。

外注する前の電話やメールのやり取りを通して、ビジネスマナーを守れる人材かどうか見極めましょう。

事前に契約書を作成する

フリーランスに外注する際は、料金や納期、修正対応の条件などを明確にして契約を結ぶことが重要です。「追加修正を依頼したら断られた」「追加料金を請求された」といったトラブルを避けるために、事前に追加修正の費用や追加回数の上限を取り決めておきましょう

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Webデザインの外注に関するよくある質問

Web制作を外注するか検討しているのなら、よくある疑問を事前に解消しておくと良いです。たとえば、外注のメリットや自社開発する場合との違い、費用相場を知っていれば、依頼する際の参考になります。

Q.Webデザインを外注するメリットは?

Webデザイン制作を外注するメリットは以下が挙げられます。

・制作費用を変動費にできる
・自社社員が本業に集中できる
・リリース予定日に公開できる

Webサイト制作まで依頼すると以下のメリットもあります。

・クオリティが高く検索上位に上がるサイトが期待できる
・セキュリティ面の安心感がある

Q.Webデザインを外注した場合の費用相場は?

Webデザインの外注費用に相場はありません。依頼するデザインの項目や枚数などにより変動があり、外注先のスキルや実績にもよるからです。一例は以下のとおりです。

・レスポンシブのトップページ:8万円~16万円
・レスポンシブの下層ページ:3万円~7万円
・LP:8万円~25万円
・バナー:5,000円~5万円

Q.Webデザインの外注と自社制作の違いは?

外注では専門性の高い人材にデザインの制作を依頼します。一方、自社制作は自社のWebデザイナーなどがWebデザインを制作する方法です。前者は変動費にできコスト削減しやすく、後者は人件費が固定となるものの急な変更などに対応しやすいという違いがあります。

まとめ

Web制作の外注先に迷ったときは、自社のニーズに合わせて選ぶのが良いでしょう。

たとえば、コミュニケーションのとりやすさを重視する場合は、窓口が一人に絞られているフリーランスに外注するのがおすすめです。

一方、Webサイトの企画・構成からデザイン、運用まですべて任せたい場合は、制作会社に外注すると良いでしょう。確実に納期までに納品してもらいたい場合も、一人で作業を行うフリーランスではなくチームで作業を行う制作会社に外注するのがおすすめです。

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