最終更新日:2025年9月1日

Webデザインの料金相場を解説!費用を抑えるコツと依頼先の選び方

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「Webデザインを外注したいけれど、料金はいくらかかるのだろう?」「フリーランスと制作会社、どちらに依頼すべき?」と悩んでいませんか?

この記事では、Webデザインを外注する際の料金相場をサイト規模別・作業内容別に詳しく解説します。さらに、コスト削減のポイントやフリーランスと制作会社それぞれのメリット、信頼できる外注先の選び方もまとめました。適切な予算配分とパートナー選びにお役立てください。

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【サイト規模別】Webデザインの料金相場

Webデザインを外注する際の料金は、依頼するWebサイトの規模のほか、制作会社やフリーランスなどの委託先によって異なります。また、フリーランスに依頼する場合でも、レバテッククリエイターのような仲介サービスを利用するか、直接契約するかによって料金が違います。

それぞれの料金の違いを以下の表にまとめました。

レバテッククリエイター 40万円~60万円程度(週5日8時間稼働した場合)
フリーランス 小規模サイト:4万円~15万円程度
中規模サイト:15万円~50万円程度
大規模サイト:30万円~100万円程度
制作会社 小規模サイト:5万円~20万円程度
中規模サイト:20万円~80万円程度
大規模サイト:50万円~120万円程度

Webデザインを外注する場合の料金については、以下の記事でも紹介しています。より詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
フリーランスにデザインを依頼する際の費用を料金表で紹介!コストの抑え方

なお、レバテッククリエイターとは、クリエイティブ特化型フリーランスエージェントで、Webデザイナーと企業のマッチングを行っています。
フリーランスへのデザイン依頼をご検討中の方は以下のリンクより単価一覧をダウンロードしてください。
⇒【スキル別】フリーランスクリエイターの単価一覧

【作業内容別】Webデザインの料金相場

Webデザインを外注する場合、Webサイト全体の制作ではなく、部分的な作業のみを依頼することも可能です。その際の費用は、作業内容によって異なります。
以下に、代表的な作業内容と各料金の相場を表でまとめました。

作業内容 料金相場
バナー 5,000円程度
ロゴ 2万円~30万円程度
トップページ 5万円~20万円程度
下層ページ 2万円~7万円程度
LPページ 6万円~15万円程度
ディレクション サイト制作費全体の2~3割程度
コーディング 1ページあたり1万円~6万円程度
運用・保守 5,000円~5万円程度
SEO対策 5万円~10万円程度

どのような基準でデザインの料金が決まっているのか知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
デザイナーに業務委託する料金相場|フリーランスとデザイン会社との違い

Webデザインの料金を抑える4つのポイント

Webデザインを外注する際、予算内に収めることが課題となるケースが多いでしょう。ここでは、Webデザインの料金を抑えるためのポイントを4つ紹介します。

1.デザインのイメージを明確にする

Webデザインの料金を抑えるには、まず依頼するデザインのイメージを明確にすることが重要です。曖昧なイメージのまま制作を進めると完成したデザインが期待と異なり、修正回数が増えて追加費用が発生する可能性があります。

事前に、参考にしてほしいWebサイトのスクリーンショットや具体的なカラーパレット、使用してほしいフォントの種類などをまとめておきましょう。

さらに、自社のブランドイメージに沿ったデザイン方針を定めておくことで、スムーズな制作進行が期待できます。たとえば、「白を基調とした清潔感のあるシンプルなデザインで、20代女性をターゲットにしたい」と具体的な要望を伝えることで、依頼先も方向性を把握しやすくなります。

2.サイトの規模や装飾を見直す

Webデザインのコスト削減には、サイトの規模や装飾を必要最小限にすることが効果的です。ページ数が多く、複雑なアニメーションや特殊な装飾を取り入れるほど、制作コストは上昇します。

そのため、基本的な機能のみでサイトを立ち上げ、段階的に機能を追加していくのがおすすめです。企業サイトであれば、「会社概要」「サービス紹介」「お問い合わせ」といった基本的なページから制作を開始し、その後「採用情報」や「ブログ」などを順次追加しましょう。

「最終的にすべての項目を追加するのであれば、コスト削減にならないのではないか」という疑問が生じるかもしれません。
しかし、段階的な機能追加には、実際のアクセス状況やユーザー行動を分析し、本当に必要な機能を見極められるというメリットがあります。優先度の高い機能から順に開発を進め、予算状況を確認しながら追加機能を検討することで、効率的な資金配分が実現できるのです。

3.自社でできる作業は社内で対応する

Webデザインのコスト削減は、すべての工程を外部に委託するのではなく、自社で対応できる部分を内製化することでも実現できます。たとえば、サイトに掲載する文章の作成や写真の撮影、画像の収集などは、専門業者に依頼しなくても、社内リソースを活用することで対応できる可能性があります。

さらに、WordPressといったCMSを活用すれば、基本的な更新作業は自社社員で対応可能です。外注先にはWebサイトの基本設計やテンプレートの作成を依頼し、コンテンツ制作や日々の更新作業は自社で行うという役割分担が、コスト削減につながるでしょう。

4.複数の候補先から見積もりを取る

Webデザインの料金を抑えるなら、複数の候補先から見積もりを取得して比較検討することも欠かせません。外注先によって料金体系やサポート内容、対応などが異なるためです。また、見積もり段階で複数の候補先と交渉することで、料金やサービス内容を調整してもらえる場合もあります。これは、候補先が競合の存在を意識し、受注獲得のために価格やサービスで柔軟に対応する可能性があるためです。

見積もりを依頼する際は、できるだけ詳細な仕様書を用意すると、より正確な金額を提示してもらえます。

Webデザインをフリーランスに外注する際の費用削減の方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
フリーランスにデザインを外注する際の料金相場は?依頼手順と費用削減方法

フリーランスと制作会社それぞれのメリット

Webデザインを外注する際、フリーランスと制作会社のどちらに依頼するか悩むこともあるでしょう。両者にはそれぞれ特徴があり、プロジェクトの性質や予算に応じて最適な選択が変わってきます。それぞれのメリットを理解して、適切な依頼先を選びましょう。

フリーランスに依頼するメリット

フリーランスのWebデザイナーへの依頼には、複数のメリットがあります。

まず、制作会社は自社社員への給与やオフィスの賃料の支払いといった固定費が発生するため、その分のコストがWebデザインの料金に上乗せされる傾向があります。一方、フリーランスはこうした固定費が発生しないため、制作会社と比べて低い料金設定がされていることが多いです。

また、制作会社の場合は、営業やプロジェクトマネージャーといった担当者からデザイナーに情報を伝達してもらうことが少なくありません。制作会社の体制によっては、デザイナーとやり取りできる機会が限られていたり、そもそもなかったりすることもあるでしょう。これにより、情報伝達がうまくいかず、理想通りのデザインに仕上がりにくいことがあります。
しかし、フリーランスに依頼する場合、直接Webデザインを担当する人とやり取りできるため、意図が伝わりやすく、修正回数を減らせる可能性があるでしょう。

さらに、フリーランスは自分でスケジュールを調整できるため、早期納品といった要望に対応してもらえるケースも少なくありません。

レバテッククリエイターなら、人材要件をもとにどの程度の予算が必要かご相談いただくことも可能です。まずは求める人材がいるか、予算がどれくらい必要かを確認したいといったご相談だけでも承っておりますので、お気軽にご利用ください。

フリーランスへデザインを依頼した場合の費用を確認したい方は以下のリンクより単価一覧をダウンロードしてください。
⇒【スキル別】フリーランスクリエイターの単価一覧

制作会社に依頼するメリット

制作会社に依頼する主なメリットとして、大規模なプロジェクトへの対応力と品質面での信頼性が挙げられます。

制作会社では、複数の専門職が連携して作業を進めるため、個人では対応が困難な大規模なプロジェクトにも柔軟に対応できます。たとえば、Webデザインだけでなく、コンテンツ制作やSEO対策、マーケティング戦略、公開後の保守・運用サポートまで一括して依頼しやすいです。

フリーランスでもこれらの業務に対応できる人材はいますが、一人ですべての分野を高いレベルでかつ長期にわたって担当できるWebデザイナーは希少です。人材探しに時間をかけるよりも、制作会社に依頼したほうが総合的なコストカットにつながる可能性があるでしょう。

また、制作会社の場合、社内で厳格なチェック体制を敷いているため、一定水準以上の品質が担保されます。

フリーランスと制作会社、どちらに依頼する場合でも、外注先は「コミカルなタッチが得意」「繊細なデザインが売り」などそれぞれ長けている分野があります。自社のイメージするWebデザインをしてもらえるかどうかは、こうした特徴を見分ける必要があるのです。外注先の探し方を知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
Webデザインを外注するメリットは?依頼先の探し方やサービス利用の流れ

依頼先選びで迷った際の5つのチェックポイント

Webデザインの外注先を選ぶ際は、単に料金だけでなく、品質やサービス内容なども含めて総合的に判断することが大切です。以下の5つのチェックポイントを確認し、自社のニーズに合った最適なパートナーを見つけましょう。

1.制作実績のマッチ度

外注先選びでは、自社の求めるデザインテイストに合っているか、同業種や類似サービスでの制作経験があるかといった視点から、過去の制作実績を確認します。これらがマッチしていれば、イメージ通りのデザインを再現してもらえる可能性が高く、業界やサービス特有の課題や効果的な表現方法に対する理解も期待できるでしょう。

たとえば、ポップなデザインを求めているにもかかわらず制作実績がシンプルなデザインばかりだと、要望通りのデザインに仕上がらない可能性があります。
また、飲食業界のWebサイト制作実績が多い企業へ化粧品のWebサイトを依頼する場合、業界特有の課題や効果的な表現方法の理解不足が懸念されます。業界・サービス特有の知識がないと、ターゲット層に響かないデザインになったり、商品の魅力を十分に伝えられないレイアウトになったりするリスクがあるでしょう。結果として、期待していた成果が得られず、修正回数が増えて追加費用や納期の遅れが発生する可能性があります。

2.ヒアリングや提案内容の質

外注先を選ぶ際は、初回のヒアリングで要件を詳細に聞き取る能力と、その後の提案の的確さを重視することが大切です。形式的な質問を行いクライアントの要望通りのデザイン案を提出するだけでなく、ビジネスの本質的な課題を理解した改善提案ができる外注先を選びましょう。

たとえば、クライアントが提示した目的やデザインイメージに対して、「その目的であれば、この構成やデザインのほうが、より高い成果が期待できます」といった、具体的で実践的な提案ができる外注先が望ましいといえます。

3.担当者のコミュニケーション能力

外注先の選定では、担当者のコミュニケーション能力をチェックすることも重要です。円滑なコミュニケーションは、認識の齟齬を防ぎトラブルを回避しやすくなるだけでなく、万が一問題が発生した場合でも迅速な解決につながるでしょう。

具体的には、レスポンスの速さやクライアントの意図を正確に汲み取る能力、一方的な説明ではなく対話を重視する姿勢などに注目します。
また、技術的な専門知識を分かりやすく説明できる能力も判断基準となります。専門用語の多用は、クライアント側の理解不足による認識のズレや情報整理の遅延を招き、プロジェクトの円滑な進行を阻害する可能性があるからです。クライアントの理解度に合わせた説明を心がけてくれる外注先は、プロジェクトをスムーズに進行してくれるでしょう。

4.料金の透明性

外注先の選定においては、見積もりの段階で料金の内訳が明確であるか、追加料金の発生条件が事前に明示されているかを確認しましょう。曖昧な料金体系は、後々「想定外の追加料金が発生した」といったトラブルにつながりかねません。

具体的な確認項目としては、以下が挙げられます。

  • ドメイン取得費用
  • サーバー管理費用
  • デザイン費用
  • コーディング費用
  • CMS導入費用
  • レスポンシブ対応費用
  • SEO対策費用
  • 写真撮影費用
  • ライティング費用
  • 無料修正の対応回数
  • 無料修正対応回数の上限を超えた場合の修正料金
  • 機能を追加する際の料金
  • 保守期間と料金

5.サポート体制の充実度

外注先を選ぶときは、公開後のサポート体制も選定基準となります。なぜなら、アフターサポートが不十分だと、サイトの運用・保守を自社で担う必要が生じ、円滑な運営に支障をきたす可能性があるからです。

そのため、以下の点を事前に確認することをおすすめします。

  • Webサイトの更新作業の対応有無
  • セキュリティ対策の具体的な内容
  • セキュリティや技術的なトラブル発生時の対応体制や対象範囲
  • 連絡方法
  • 対応(受付)可能時間
  • 担当者

Webデザイナー探しはレバテッククリエイターがおすすめ

Webデザイナーを探しているなら、レバテッククリエイターの利用をおすすめします。レバテッククリエイターは、IT・クリエイティブ分野に特化したフリーランスエージェントサービスです。専任のアドバイザーが企業とフリーランス双方の要望をヒアリングしたうえで最適なマッチングを行うため、効率的にWebデザイナーを見つけることが可能です。

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Webデザインの料金に関するよくある質問

ここでは、Webデザインの料金に関するよくある質問に回答します。

Q. Webデザインを外注する際の料金相場は?

Webデザインの料金相場は、サイトの規模や依頼先、依頼する作業内容によって大きく異なります。

たとえば、小規模サイトの制作における相場は、レバテッククリエイター経由で依頼する場合は40万円~60万円程度(※)、直接フリーランスと契約した際には、4万円~15万円程度、制作企業なら5万円~20万円程度です。

作業内容ごとで見ると、LPページは6万円~15万円程度、コーディングなら1ページあたり1万円~6万円程度が相場です。

※週5日8時間稼働した場合

Q. Webデザインにかかる料金を抑えるには?

Webデザインの外注費用を抑えるには、デザインイメージを事前に明確にする、ページ数や機能を必要最小限にする、自社でできる作業は内製化するなどの工夫が効果的です。また、複数の候補先から見積もりを取り、費用対効果を比較することもおすすめです。

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