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「従来の採用活動で成果が出ない」「自社に合ったエンジニアが見つからない」このような悩みを抱える企業担当者は少なくありません。
IT人材の獲得競争が激化する中、アルムナイ採用が注目を集めています。
この記事では、エンジニアのアルムナイ採用のメリットや成功のポイント、導入時の注意点を詳しく解説します。人材確保に悩む人事担当の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
アルムナイ採用とは、自社を退職した社員を再度採用する取り組みのことです。元社員を再雇用することで、即戦力の確保と組織の活性化を図る採用手法です。「アルムナイ」とは、もともとは卒業生や同窓生を意味する言葉で、採用市場においては「退職者」を指します。
IT業界ではアルムナイ採用に注目が集まっています。レバテックが発表している「IT人材白書2025」の調査結果によると、今年度新たな採用チャネルを増やしたと回答した企業のうち、16.0%がアルムナイ採用を導入したことが分かりました。
引用元:IT人材白書2025|レバテック株式会社
エンジニア不足が深刻な現在、元社員との関係を大切にし、再び迎え入れる動きが広がっています。
エンジニア採用が難しい理由については下記記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
【求人倍率11.6倍】エンジニア採用が難しい理由と人材確保のコツを解説
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エンジニアのアルムナイ採用には、多くのメリットがあります。ここでは主なメリットを3つ紹介します。
アルムナイ採用のメリットは、採用コストと教育コストが削減できることです。通常の採用活動では、求人広告の掲載や採用イベントの実施など多額のコストがかかります。しかし、アルムナイ採用であれば外部サービスを使わず、比較的低コストで採用できる可能性が高くなります。
また、元社員であるため、事業内容や開発フローについて理解しており、即戦力として活躍しやすいでしょう。たとえ在籍していた時代から社内の状況が変化していたとしても、全くの未経験者と比べれば研修期間は短くて済むことが多い傾向です。
人材獲得競争が激しいIT業界において、採用活動にかかる費用と教育にかける時間を削減できることは、大きな利点といえます。
下記の記事では、エンジニアの採用コストの相場について詳しく解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
1人当たりの採用コストの相場は?計算方法や費用削減のポイントを解説
退職者は、すでに自社の文化や職場の雰囲気を理解しています。そのため、入社後のミスマッチや期待とのギャップが生じにくいという利点があります。
エンジニア採用においては、技術スキルだけでなく文化的なフィット感も重要です。チーム開発が基本となるエンジニアの仕事では、コミュニケーションスタイルやプロジェクトの進め方に馴染めるかどうかが成果を左右します。アルムナイ採用は、自社の文化を理解した人材を確保できるため、採用後のミスマッチによる早期離職のリスクを最小限に抑えられます。
退職者から「また働きたい」と思われる会社であることは、その企業が魅力的な職場環境を提供していることの証明になります。そのため、アルムナイ採用は企業のブランド力向上につながります。
「元社員が戻ってきたいと思う会社」という評判は、新たな人材の獲得にも好影響を与えるでしょう。転職が活発なエンジニアコミュニティにおいて、こうした評判は重要です。
アルムナイ採用を成功させるには、計画的な準備と継続的な取り組みが必要です。ここでは、採用を成功に導くポイントを解説します。
エンジニアのアルムナイ採用を成功させるには、退職時に円満な関係であることが求められるため「イグジットマネジメント」が重要です。わだかまりが残るような退職プロセスでは、元社員が戻ってくる可能性は低くなります。そのため、退職の意向を示した社員に対して、円滑なプロセスを提供し、前向きに送り出す姿勢が大切です。
たとえば、十分な引き継ぎ期間の設定や送別会の実施、退職後の連絡先交換などが有効です。特にエンジニアは転職率が高い職種であるため、このような退職プロセスの整備は将来の人材確保につながります。
アルムナイ採用を行うには、退職後も元社員と継続的なコミュニケーションを取ることが必要です。ただし、適度な距離感を意識しましょう。
たとえば、退職者も参加できるイベントの開催や、会社の最新情報を共有するメールマガジンの配信などが考えられます。特に技術系のセミナーや勉強会は、エンジニアにとって参加価値が高く、自然な形で関係を継続できるでしょう。また、メールマガジンを配信することで、退職者が企業の最新情報を把握できるため、復職を検討する際のハードルが低くなります。
アルムナイ採用を効果的に行うには、再雇用のプロセスを明確に制度化することが重要です。評価基準や選考プロセス、待遇などを具体的に設定しておきましょう。
また、退職者が再雇用される際には、ライフステージの変化により以前と同じ働き方ができない場合もあります。時短勤務やフレックスタイム、リモートワークなど、柔軟に働ける制度を用意することも重要です。特にエンジニアは柔軟な働き方を求める傾向が強いため、こうした制度の整備はアルムナイ採用の成功につながりやすくなるでしょう。
エンジニア採用のNGパターンや採用成功のコツについては下記資料で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
エンジニア採用担当者必見!「エンジニア採用要件のNGパターン」とは?
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アルムナイ採用には多くのメリットがある一方で、いくつかの注意点も存在します。アルムナイ採用を成功させるために、以下の点に注意しましょう。
元社員の再雇用に対して、既存社員が不安や不満を感じる可能性があります。「なぜ一度辞めた人を再び雇うのか」「ずっと自社で頑張ってきている自分より、再雇用された人のほうが優遇されるのではないか」といった懸念を払拭するためには、アルムナイ採用の意図や目的を社内で共有し、理解を得ることが大切です。
また、再雇用時の待遇については、既存社員との公平性に配慮する必要があります。エンジニアとしての価値を適切に評価し、納得感のある役割や待遇にすることが重要です。既存社員が不満を抱かず、退職者が再び働きたいと思えるバランスで、組織全体として納得できる制度設計を心がけましょう。
アルムナイ採用を制度化することで、「辞めても再就職できる」という認識が広がり、既存社員の離職に対するハードルが下がる可能性があります。
こうしたリスクを軽減するためには、再雇用には選考や一定の条件があることを明確にしておく必要があります。「誰でも必ず戻れる」わけではなく、会社が求める条件や成長を遂げた人材を採用するという認識を共有することが大切です。また、現職でのキャリア構築の魅力や成長機会を充実させることで、安易な離職を防ぐことができます。
離職防止対策や退職の兆候については下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
エンジニアの離職防止対策|退職の原因や兆候についても解説
ここでは、アルムナイ採用に関するよくある質問に回答しています。類似の疑問を持つ方は参考にしてみてください。
アルムナイ採用とは、自社を退職した社員を再雇用する採用手法です。企業にとっては即戦力の確保や採用・教育コストの削減、ブランド力向上などのメリットがあります。ただし、実際に導入する際は、退職時や退職後も円満な関係を構築しておくことが必要となります。
アルムナイ採用には、以下のようなデメリットがあります。
これらのデメリットを理解した上で、適切な対策が必要です。
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