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「一人当たりの採用コストがかかりすぎている気がするけど、平均はどのくらい?」と思っている方はいませんか?
この記事では、新卒・中途それぞれの採用コストの相場や、募集手段による費用の違いを解説します。さらに、採用の質を落とさずにコストを削減できる方法も紹介します。自社の採用コストが適正かどうか判断したい採用担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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・IT系企業は順調、非IT系企業は苦戦傾向。業態で差が出る採用進捗のリアル
・採用手法は「待ち」から「攻め」へ。スカウト媒体や外部サービスの活用が活発に
・求人票やスカウト文の作成などにおいて生成AIの活用が広がる
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目次
一人当たりの採用コストは、業界や採用する人材のスキル、職種、雇用形態によって異なりますが、正社員採用の場合で80~110万円が目安です。専門性が高い人材だとさらにコストが高額になる場合があります。
新卒・中途によっても採用コストには違いが生じます。ただ、一括採用でイベント費用や広報費がかさむ新卒採用と、経験豊富で一人あたりの単価が高くなりやすい中途採用では、一概にどちらが高いとは言い切れません。以降の章では、新卒・中途の採用コストの特徴について解説します。
なお、IT人材の採用市場動向を知りたい方は、レバテックが調査した「IT人材白書」をチェックしてください。資料は以下のページでダウンロードいただけます。
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近年、新卒採用のコストは増加傾向にあります。なぜなら、少子高齢化によって学生数が減少する中、企業間の採用競争が激しくなっているからです。さらに、新卒採用は中途採用と比べて、会社説明会やインターンなどのイベント開催費用がかかるのが特徴です。たとえば、中・長期型インターンでは学生一人当たり月20〜40万円程度の費用がかかるといわれます。
レバテックの調査によると、優秀な人材に出会うために採用開始時期を早期化する企業が増えており、各種の負担が増加していることも分かりました。

引用元:新卒エンジニア採用、約3割が開始時期を「前倒し」、 長期化による現場社員の負担も|レバテック
上のグラフを見ると、内定者向けの面談やイベント、研修が増加しており、その分コストも高騰していると推測できます。また、「求人媒体(ナビサイト)の費用が増加」と回答した企業も38.5%にのぼり、外部に支払う費用が増加していることも伺えるでしょう。
近年、IT需要の増加によりエンジニアの採用は難易度が上がりつつあります。エンジニアの採用の現状について知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
【求人倍率11.6倍】エンジニア採用が難しい理由と人材確保のコツを解説
新卒は採用後の初任給も上昇傾向にあります。レバテックの「IT人材白書2026」によると、昨年度から新卒エンジニアの初任給を「引き上げた」と回答した企業は8割を超えました。特に、非IT関連の事業会社は9割以上が初任給の引き上げを行っており、新卒エンジニアの待遇改善が進んでいることが分かります。
同じくレバテックの「IT人材白書2026」によると、新卒エンジニアの初任給(年収)の平均は、「400~450万円未満(24.2%)」が最多です。

引用元:IT人材白書2026|レバテック
500万円以上と回答した企業は2割を超えており、高水準の初任給を設定する企業が一定数存在することも分かりました。
レバテックが2027年3月卒業予定のエンジニア職志望学生144名を対象に行った調査によると、約7割が入社前に転職を視野に入れていることも明らかになっています。理由としては、以下が同率1位(31.1%)でした。
この結果からは、給与を重視する学生が多いことが伺えます。また、「入社を検討できる初任給」としては「25万以上~28万未満(29.2%)」が最多でした。新卒エンジニアの採用・定着にあたっては、初任給の引き上げを含む待遇の見直しがポイントになっています。
参考:27卒エンジニア志望学生の約7割が入社前に転職を視野|レバテック

中途人材の一人当たりの採用コストは、個人のスキルや経験によって変動します。即戦力となる経験や専門性がある人材は多くの企業が欲しがるため、採用コストも上がります。特に、IT業界といったスキルが必要で人材不足な分野では、経験者のコストは高騰しやすいでしょう。
レバテックがIT人材3,000名を対象に実施した収入に関する調査によると、IT人材全体で最も多い年収層は「400万円~500万円未満(17.7%)」でした。仮にこの年収層の人材を転職エージェントで採用した場合、手数料相場である「理論年収の30~40%」で計算すると、一人当たりの採用単価の目安は120万円~200万円となります。
さらに、リーダークラスの中で最も多い年収層「500万円~600万円未満」で同様の試算を行うと、採用単価は150~240万円です。
職種別に見ると、PMOとプロジェクトリーダー・プロジェクトマネージャーではそれぞれ約2割が年収1000万円を超えています。仮に年収1000万円の人材を転職エージェント経由で獲得すると、300~400万円の採用コストがかかる計算になります。
参考:プロジェクト管理職のIT人材、 約3人に1人は年間「200万円以上」のボーナスを受給|レバテック
募集手段によっても採用コストには差が出てきます。ここでは、厚生労働省の資料から、代表的な募集手段と正社員一人当たりの平均採用コストをまとめました。
| 募集手段 | 採用コスト |
| スカウトサービス | 91.4万円 |
| 民間職業紹介事業者(紹介会社) | 85.1万円 |
| インターネットの求人情報サイト | 28.5万円 |
| 求人情報誌・チラシ | 11.3万円 |
| 知り合い・社員等からの紹介(縁故) | 4.4万円 |
| 自社HP等からの直接応募 | 2.8万円 |
| SNS | 0.9万円 |
※厚生労働省「採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査」をもとにレバテックが作成
スカウトサービスや人材紹介会社のように、他社のデータベースや人的リソースを活用する手法は、1人当たり約80万〜90万円台と費用が高額になります。一方で、自社HPやSNS、社員からの紹介といった手法は数万円以下と低コストです。
エンジニアの採用単価を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
エンジニア採用単価はいくら?高騰する理由とコスト削減の手法

採用にかかるコストは、外部コストと内部コストに大きく分けられます。採用コストの削減を図るには、それぞれの内訳の詳細を把握しておく必要があるでしょう。
外部コストは、採用活動時に外部のサービスや媒体を利用する際にかかる費用です。主な項目には以下のようなものがあります。
会社の資料や採用サイトなどを業務委託する場合も、外部コストに含まれます。
内部コストは、社内の採用活動でかかる費用を指します。具体的には以下のような項目が含まれます。
内部コストは外部コストに比べて、全体像が見えにくいという特徴があります。特に、社員への給与といった人件費がかかっているのが分かりにくい面があります。
採用活動にかけるコストが適正か確かめるには、自社でかかっている一人当たりの採用コストを算出し、前述したような平均額と比べてみましょう。一人当たりの採用コストは、採用にかかった外部コストと内部コストの両方を含めた総コストを算出し、対象期間内に実際に採用した人数で割ることで算出できます。
たとえば、総採用コストが1,000万円で、10人を採用した場合、以下のようになります。
| 総採用コスト(1,000万円) ÷ 採用人数(10人) = 一人当たりの採用コスト(100万円) |
採用コストがかかりすぎている場合は、採用活動の方法を見直す必要があるでしょう。コストの削減方法は次の章で確認していきましょう。

採用コストを削減するには、採用プロセスや利用している採用サービスなど、今までのやり方を見直す必要があります。ここでは、採用コストを抑えつつ、マッチ度の高い人材を確保する方法を紹介するので、参考にしてください。
採用プロセスを見直すことで、採用コストを削減できる可能性があります。たとえば、AIツールを導入すれば、応募書類のスクリーニングを効率化し、担当者が書類選考にかける時間を短縮できます。
レバテックの「IT人材白書2026」によると、約2割の企業がAIを「導入している(18.6%)」と回答しています。さらに、「導入していないが、今後導入を検討している」とした企業は44.6%にのぼり、AIへの関心の高さが伺えます(回答数:1,000名)。
実際のAIの活用領域は以下のとおりです。

引用元:IT人材白書2026|レバテック
「求人票の作成(50.5%)」や「スカウト文の作成(49.5%)」といった応募者向けの文章作成でAIが活用されていることが分かります。さらに、「採用計画の立案(40.9%)」「応募者の経歴書の分析(39.2%)」といった戦略・分析に関わる業務にもAIが導入されています。そのほか、面接の補助に至るまで幅広いプロセスでAIを活用できることが分かるでしょう。
採用コストの削減を図る際は、求人募集を行う手段の見直しも行いましょう。前述したように、募集手段によって一人当たりの採用コストが変わるからです。
求人媒体を見直す際は、まず自社が求める人材が登録していると思われる媒体を複数選択します。その後は、各媒体からの応募数や採用率を比較・分析してどのチャネルが最も効率的な採用につながっているかを把握します。調査結果を踏まえて求人媒体を変えたり費用配分を調整したりすることで、コスト削減を実現できるでしょう。
採用コストを削減するには、自社の採用ページを充実させることも大切です。自社サイトに詳細な求人情報や社員インタビューを掲載し、自社に興味を持つ人材が一度で情報収集ができるようにすれば、直接応募を増やせます。
求人サイトや人材紹介会社などを経由して応募があった場合、掲載料や一人当たり数十万~数百万円の成功報酬が発生します。しかし、自社の採用ページから直接応募してもらえれば、そうした外部への掲載費用や紹介手数料が一切かからないため、採用単価を抑えることが可能です。
採用コストを抑えたい場合におすすめできる手段の一つは、ダイレクトリクルーティングサービスです。企業から候補者にアプローチするダイレクトリクルーティングはミスマッチが少なく、有料サービスを使う場合も長期的に見るとコスト削減につながる可能性を秘めています。
スカウトメールの作成といった手間がかかるデメリットはありますが、サポートが充実したサービスを利用すれば内部コストを抑えて運用することも可能です。レバテックダイレクトでは、専任の担当者がスカウトメールの運用を支援するので、ぜひご相談ください。
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一人当たりの採用コストを削減するには、低コストでマッチ度の高い人材を獲得できる可能性がある、リファラル採用やアルムナイ採用の実施も検討しましょう。
リファラル採用とは、社員の知り合いや友人を紹介してもらう手法です。リファラル採用では紹介してくれた社員にインセンティブを支払うのが一般的ですが、外部サービスよりは費用を抑えられるでしょう。インセンティブの相場は、一人当たり10万円~30万円程度といわれています。
リファラル採用にかかる費用についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
リファラル採用とは?導入するメリットや成功させるためのポイントを紹介
アルムナイ採用とは、一度会社を辞めた元社員を再雇用する手法です。元社員との間にネットワークを築いておけば、外部の求人サービスを使うコストがかかりません。さらに、元社員はすでに会社の文化や業務を理解しているため、入社後の教育コストも削減できます。アルムナイ採用は即戦力がほしい場合にも適した採用手段といえるでしょう。
以下の記事では、エンジニアのアルムナイ採用を成功させるポイントを解説しています。
エンジニアのアルムナイ採用とは?メリットや成功のポイント、注意点を解説
新卒採用を行う場合、大学との連携は採用コストを抑える効果的な方法です。大学や専門学校では、求人票を無料で掲示できる場合があるので問い合わせてみると良いでしょう。学内説明会に関しても、民間企業が主催する合同説明会と比べて低コストで出展できる可能性があります。
大学と連携して採用活動をしたい場合、まずは自社が求める職種に関連する学部・学科がある大学を選定し、大学や学生の特徴を調査しましょう。連携したい大学が決まったら、メールでアポイントをとって大学を訪問するのが一般的な流れです。
一人当たりの採用コストを削減するには、採用した人材の内定辞退や早期離職を防ぐためにフォロー体制を整えることも大切です。採用した人材が離脱してしまうと、それまでにかけた採用コストが無駄になってしまいます。
特に、新卒は中途より内定辞退のリスクが高く、内定辞退を防ぐ取り組みが必須です。レバテックの調査によると、各企業は新卒の内定辞退を防止するため以下の取り組みを行っています。

引用元:新卒エンジニア採用、約3割が開始時期を「前倒し」、 長期化による現場社員の負担も|レバテック
最も多い取り組みは、「内定者懇談会の実施(47.7%)」でした。懇親会には、内定者に自社への理解を深めてもらい、入社に関する不安を取り除く効果があるため、実施を検討してはいかがでしょうか。入社後に関しては、メンター制度を導入して新入社員が不安を抱えないよう体制を整えましょう。定期的な1on1ミーティングで悩みや課題を早期に把握し解決することも大切です。
採用コストを削減する方法として、フリーランスの活用も有効です。フリーランスの場合、条件さえ合えばすぐに参画を決定でき、採用活動にかかるコストを抑えられるでしょう。正社員と違って、必要な期間だけ人材を活用できる点も、コスト面でのメリットになります。
レバテックフリーランスのようなエージェントを利用すれば、プロの力を借りた効率的な人材の確保が可能です。レバテックはIT・Web業界に特化しているため、技術を理解した担当者がご希望に沿った人材を紹介いたします。なお、レバテックフリーランスで紹介しているエンジニアの単価目安は以下の通りです(いずれも2025年7月時点、週5日フルタイムで稼働した場合)。
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採用費用の相場や削減方法を知りたい方に向けて、採用コストに関するよくある疑問に答えていきます。
一人当たりの採用コストの相場は、80~110万円程度といわれています。ただし、これはあくまで平均値であり、専門性の高い職種では、さらに高額になる場合もあります。また、利用する求人媒体によっても相場は異なります。
会社説明会やインターンの開催費用がかかります。内定者をフォローするための内定者懇親会や食事会、レクリエーションなどの開催費用もかかるでしょう。さらに、新卒の場合は内定式といった入社前のイベント開催費用がかかります。
面接の一部をオンラインにする、書類選考にAIツールを取り入れるなど、採用プロセスを効率化できないか検討しましょう。また、使用している求人媒体の応募・採用率を分析し、費用対効果が高いサービスに絞り込むことも有効です。新卒採用の場合は、大学に問い合わせることで無料で求人を掲載できる場合もあります。

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