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最終更新日:2025年1月22日

【最新】エンジニア派遣の単価相場は?SESの料金やそのほかの採用手法も解説

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近年の著しいIT需要の高まりに伴い、エンジニア採用に苦労している方も多いのではないでしょうか。コストを抑えて自社ニーズや時流に合ったIT人材を確保したい場合、「エンジニア派遣」を利用する方法があります。

この記事では、エンジニア派遣の単価相場を紹介します。また、派遣と似たサービスであるSES(システムエンジニアリングサービス)の相場も紹介するので、エンジニア採用のコストが気になる方は、ぜひ参考にしてください。

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エンジニア派遣の平均単価

エンジニア派遣を利用した場合の単価については、厚生労働省が参考になるデータを公表しています。派遣の平均単価とここ数年の単価の推移を確認していきましょう。

派遣の平均単価

厚生労働省の令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果によると、エンジニア派遣が含まれる「情報処理・通信技術者」全体の令和4年度の平均単価(派遣料金、8時間換算)は、32,871円となっています。

【8時間換算の派遣料金】

エンジニア派遣 平均単価

内訳を詳しく確認すると、無期雇用派遣労働者の場合は33,394円、有期雇用派遣労働者だと30,702円でした。

エンジニアに限らない派遣全体の同年の平均単価は、24,909円です(無期雇用派遣:25,843円、有期雇用派遣:20,783円)。派遣全体からみると、エンジニアの派遣単価は比較的高単価だといえます。

参考:令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)|厚生労働省

エンジニア派遣における平均単価の推移

厚生労働省の発表情報をまとめると、近年のエンジニア派遣(情報処理・通信技術者)の平均単価の推移は以下のようになっています。

エンジニア派遣 単価 推移

グラフ:厚生労働省「労働者派遣事業報告書」の集計結果をもとにレバテックが制作

上の画像の通り、エンジニア派遣の単価は年々上昇傾向にあります。平成30年のエンジニア派遣全体の料金は30,389円でしたが、令和4年度では32,871円まで上昇しました。

参考:
令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)|厚生労働省
令和2年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)|厚生労働省
平成30年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)|厚生労働省

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SESを使った場合の単価相場

SES(システムエンジニアリングサービス)は、SES企業がクライアントにエンジニアを提供するサービスで、エンジニア派遣とよく似ています。両者の違いは、契約の種類です。

エンジニア派遣では「派遣契約」を結びますが、SESでは「準委任契約(通称:SES契約)」を結びます。派遣契約では、派遣を依頼した企業(クライアント企業)が派遣エンジニアに対して指揮命令権を持ちますが、SES契約では依頼元企業が指揮命令権を持たないという特徴があります。

SESのエンジニアを活用する際の費用相場の目安(月額)は、以下の通りです。

  • 経験が浅いエンジニア:80~100万円
  • 中堅エンジニア:100〜120万円
  • ベテランエンジニア:120〜200万円

これはあくまで目安ですが、経験年数が長くスキルが高いエンジニアほど単価が高くなる傾向があるでしょう。

関連記事:エンジニアの「派遣」「SES」の違いとは

高単価の派遣エンジニアの特徴

派遣エンジニアもSESのエンジニアと同様、スキルが高い人材ほど単価が高くなる傾向があります。無駄なコストを抑えて人材を確保したい場合、任せたい業務に合わせて必要なスキルレベルを判断すると良いでしょう。

一般的に、次の特徴があるエンジニアは単価が高くなる傾向にあります。

高いIT技術を持っている

IT技術やスキルが高かったり、エンジニアとしての知識が豊富だったりする場合、基本的に単価相場は高くなります。基礎的な作業内容でなく、専門的な案件を任せたい場合も、単価は上がると考えて良いでしょう。

管理業務を兼任できる

技術的なスキルに加えて、管理業務を兼任できるマネジメントスキルのあるエンジニアも単価が高い傾向となっています。
具体的には、メンバーの育成・指導やタスクの配分、プロジェクト全体のスケジュール管理ができるエンジニアは単価が高くなります。

エンジニアとしての業務だけでなく、プロジェクトマネージャーなどを任せたい場合、自ずと派遣料金も高くなると考えましょう。

経験が豊富である

多くの派遣先企業で働き経験を積んだベテラン人材も、スキルが高い分単価が高くなるでしょう。
具体例としては、大規模プロジェクトに従事した経験があったり、ウォーターフォールやアジャイルなど複数の手法での開発経験があったりするエンジニアが挙げられます。

経験豊富なエンジニアは、要領が良く飲み込みが早い場合が多いです。単価は高くなりますが、ハイスキルな人材に参画してもらうことで、自社の作業効率を大幅に上げられるかもしれません。

エンジニア派遣の種類

エンジニア派遣にはいくつかの種類があります。自社のニーズに合った人材を迎えるためにも、派遣の種類とその特徴を把握しておきましょう。

ここでは、派遣の主な種類である「一般派遣」と「紹介予定派遣」について説明します。

一般派遣

一般派遣とは、一定の労働期間を定め、基本的に時間給で勤務する雇用形態です。派遣先企業側が一般派遣を利用する場合、人材は派遣会社と雇用契約を結びます。派遣社員のエンジニアは、一般派遣であることが多い傾向にあります。

紹介予定派遣

紹介予定派遣は、派遣期間後、派遣先企業の社員としての直接雇用を前提に採用する形態です。派遣先企業側は、エンジニアが派遣として働いている期間の業務内容や成果を見て、社員として雇用するか判断します。紹介予定派遣のメリットは、人材の技術力や適性、自社とのマッチ度を把握したうえで雇用の判断ができる点でしょう。

※レバテックでは紹介予定派遣サービスは行っておりません

エンジニア派遣のメリット

派遣を利用するか検討している企業は、エンジニア派遣のメリットを確認しておきましょう。

採用の手間をかけずに要件に合うエンジニアを確保できる

エンジニア派遣を活用すれば、求人広告の作成や掲載といった採用活動の手間を省いて必要な人材を確保できます。

IT分野の急速な発展に伴い、企業におけるITエンジニアの需要は日々変化しています。変わっていく需要に合わせ、その都度、自社のニーズに合ったエンジニアをピンポイントで採用するのは難しく、採用できたとしても大幅な時間・コストがかかってしまう可能性が高いでしょう。

エンジニア派遣であれば、派遣企業に要望を伝えることで適切な人材を紹介してもらうことが可能です。

即戦力エンジニアを確保し効率よく作業を進められる

エンジニアの派遣社員には、多くの派遣先で経験を積んだベテラン人材が多数います。

経験のあるエンジニアは業務内容の飲み込みが早く、派遣社員として迎えることで社内の作業効率が上がると考えられます。現在、迅速に進行しなくてはいけない自社プロジェクトを抱えている企業は、エンジニア派遣の活用で生産性を大幅に改善できる可能性があるでしょう。

エンジニア派遣のデメリット

エンジニア派遣には、デメリットもあります。利用前にデメリットも把握し、納得したうえでサービスを活用しましょう。

契約期間に上限がある

エンジニア派遣のデメリットは、契約期間に上限があり、長期にわたって同じエンジニアに仕事を依頼できないことです。

原則として、同じ派遣社員を受け入れられるのは最長3年となっています。3年以上受け入れたい場合は、一定の手続きを行わなくてはなりません。

参考:派遣先の皆様へ|厚生労働省

技術やノウハウが引き継がれない

派遣社員は契約期間が限定されており、技術やノウハウの引き継ぎが難しい面があります。

正社員は雇用期間に定めがなく、長期的な視点で人材育成を行えます。企業経営や風土について深く理解してもらうことで、管理職候補の人材も育てられるでしょう。正社員一人ひとりが仕事のノウハウを蓄積すれば、効率的な業務遂行だけではなく、新入社員の教育も担当できるようになると考えられます。

しかし、派遣の場合、せっかく優秀な派遣スタッフを迎えても、契約が終わればまた新しい人材を探さなくてはなりません。長期的に活躍して欲しい場合、派遣ではなく正社員の採用を検討した方が良い可能性があります。

関連記事:エンジニア派遣のデメリットとは?メリットだけでなく注意点も解説

派遣以外のエンジニア採用方法

お伝えしたように、エンジニア派遣はスムーズにいけば時間・コストをかけずに必要なIT人材を確保できる就業形態です。しかしながら、派遣で思うようにエンジニアを確保できない場合は、次のような採用手段も存在します。それぞれの特徴を確認していきましょう。

リファラル採用

リファラル採用は、自社の社員に採用候補者のエンジニアを紹介・提案してもらう採用手段です。

企業の風土や方針、人材要件を熟知した社員から人材を紹介してもらえるので、派遣企業を通したエンジニア派遣よりさらに信頼度や信ぴょう性が高く、自社とのマッチ度が高いIT人材を確保できる確率が高まるでしょう。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業が自ら採用候補者のエンジニアにアプローチをかける採用方法です。具体的には、自社のSNSやスカウト型サービスを通して、自社のニーズに合ったIT人材に直接声をかけます。

自社が求める要件に合った人材を直接見極めることができるので、ミスマッチの少ない採用が叶う可能性が高いです。

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採用サイト

採用サイトに自社の求人広告を掲載すれば、一定のエントリーが見込めます。特にエンジニアに特化した採用サイトを活用すれば、効率的な採用を行えるでしょう。

ただし、大きな採用サイトはほかの企業の求人数も多くなるので、競合企業に人材をとられる可能性もあります。そのため、求人広告を載せる際は、自社の魅力を最大限に伝えられる内容を心がけましょう。

フリーランス専門のエージェント

エージェントを通してフリーランスエンジニアを確保する方法もあります。

エージェントによって紹介してもらえる人材は異なりますが、レバテックのようにエンジニアやITに特化したエージェントであれば、システムエンジニア、プログラマー、PM、など経験豊富なフリーランスの紹介が可能です。即戦力となるIT人材を確保したい方は、ぜひ積極的にフリーランスエンジニアを活用していきましょう。

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エンジニア派遣に関するよくある質問

エンジニア派遣の活用を検討している企業向けに、派遣に関するよくある質問をまとめました。

Q.エンジニア派遣の単価はどれくらい?

A.厚生労働省の令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果によると、「情報処理・通信技術者」の平均単価(派遣料金、8時間換算)は、32,871円となっています。派遣料金はエンジニアのスキルによっても異なりますが、この数字は一つの目安として捉えられるでしょう。

Q.派遣エンジニアのコストを抑えるには?

A.エンジニアの派遣料金は、エンジニアのスキルレベルによって変わります。そのため、無駄なコストがかからないよう、あらかじめプロジェクトに必要なスキルを明確化しておくと良いでしょう。また、複数の派遣企業から見積もりを取り、料金を比較する工程も大切です。

Q.派遣以外にコストを抑えてエンジニアを確保するには?

A.フリーランスを活用すれば、正社員を採用しなくてもスキルの高いエンジニアを確保できます。フリーランスとはプロジェクト期間中のみ契約を結べるので、無駄なコストがかかりません。

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