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最終更新日:2024年11月8日

【企業向け】デザイナー業務委託の料金相場、デザイン会社との違いとは?

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この記事では、デザイナーへの業務委託を検討している方向けに、フリーランスデザイナーの業務委託費用の相場をまとめました。

また、業務委託の活用とデザイン会社への発注は何が違うのか、フリーランスデザイナーはどのように見つければ良いのかという点についても解説しています。記事の最後には実際のフリーランスデザイナーの活用事例も紹介しているため、デザインの外注を検討されている方にとって参考になれば幸いです。

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デザイナーに業務委託する際の料金相場

当社独自の調査によると、フリーランスのデザイナーに業務委託する際の料金の相場は以下の表の通りです。

Webサイトのデザインや、なかでもUIデザインを委託したい場合は比較的料金が高くなる傾向があります。ただし、あくまでこの金額は参考であり、実際の料金はその人材が持つスキルや経験の高さや希少性、依頼する業務内容などによって決まります。

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業務委託の種類

デザイナーに業務委託を行う際は、「請負契約」または「準委任契約」のいずれかを締結します。業務委託契約という契約類型は法律上は存在しないため、必ず「請負契約」と「準委任契約」どちらで業務委託を行うのかを事前に決めておきましょう。

ここでは、請負契約と準委任契約のそれぞれの違いについて解説します。

請負契約

請負契約とは、受注者がある業務を完成させ、発注者はその成果物に対して報酬を支払う契約です。請負契約を締結した場合、受注者には委託された業務を完成させる義務が生じます。そのため、定められた期日までに受注者が成果物を納品できない場合は、契約違反として発注者は損害賠償請求が可能です。

例えば、デザイナーに請負契約で企業ロゴのデザイン制作を依頼した場合、受注者であるデザイナーは、契約で定めた期日までに指定されたロゴデザインを完成させ、発注者に納品しなければなりません。

準委任契約

準委任契約とは、受注者は発注された業務を遂行することを約束し、その業務の遂行にかかった時間や工数に対して発注者が報酬を支払う契約です。請負契約とは異なり、受注者に成果物の完成義務はありません。

請負契約と異なり明確な成果物が決まっていないため、契約の範囲内であれば、状況に応じて柔軟に業務の遂行が可能です。

例えば、Webサイトのデザイン業務を目的にデザイナーと準委任契約を結んだ場合、決められた契約期間、受注者であるデザイナーは時には関係者とコミュニケーションを取りながら委託されたデザイン業務を進めます。

契約内容以外の業務を依頼することはできませんが、プロジェクトの途中で当初の案からデザインが変更になったとしても、準委任契約であれば柔軟に対応が可能です。

関連記事:請負契約と準委任契約の6つの違い|それぞれの特徴と選ぶ基準を解説

デザイン会社への依頼と比較した業務委託の特長

デザインを外注する手段は、フリーランスと業務委託契約を結ぶだけでなく、デザイン会社への依頼という選択肢もあります。デザイン会社への依頼と比較して業務委託の活用にはどのような特徴があるのかも理解しておきましょう。

コミュニケーションを取りながら制作を進められる

フリーランスとの業務委託では、契約内容によってはデザイン会社に制作を依頼する場合と比較して、より綿密にコミュニケーションをとりながら制作を進めることも可能です。

フリーランスのデザイナーが自社に常駐して業務を進める場合、都度コミュニケーションをとりながらデザインを進められるため、デザインの完成後に「求めていたものと違った」となることも起こりにくいでしょう。

また、フリーランスデザイナーへの業務委託ではコミュニケーションがシンプルで正確になることも期待できます。制作会社の場合は制作工程ごとに営業やディレクター、デザイナー、コーダーなど多くの人物が関わる場合があります。そのため、様々な関係者とのコミュニケーションや、担当者に伝えたことが社内でうまく伝わっていなかったということもあるでしょう。フリーランスの場合、コミュニケーションを取るのも実際に制作を行うのも本人のため、比較的スムーズなやりとりが可能です。

優秀な人材のノウハウを参考にできる

フリーランスはハイスキルな人材も多く、業務委託契約を通じて学べることもあります。専門的な知識やスキルを売りにして自身で案件を獲得しているフリーランスのノウハウは、社員にとって良い刺激になるでしょう。

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デザイナーに業務委託する方法

フリーランスのデザイナーに業務委託をするための方法は様々です。ここでは、代表的な4つの手法を紹介します。それぞれの特徴を理解しておきましょう。

フリーランスエージェント

フリーランスエージェントは、フリーランスを活用したい企業と案件を探すフリーランスをマッチングさせる役割を持ちます。企業は、フリーランスエージェントを利用することで、求めるスキルや経験、人物像などを踏まえてマッチする人材をエージェントから紹介してもらえます。

他にも、フリーランスとの商談時の日程調整や契約に関するやりとりなど、エージェントが間に入って様々な対応をしてもらえます。そのため、企業がフリーランスの獲得に割く工数を削減しながら、自社にマッチする人材の確保が可能です。

ただし、エージェントに様々な業務を任せられる分、手数料は他の手法と比べて高くなります。

フリーランス専用案件募集サイトへの掲載

求人広告のようなイメージで、フリーランス向け専用の案件募集サイトに案件を掲載することも可能です。Webサイト上で公開することで、より幅広い母集団形成が可能です。

エージェント利用と比較してフリーランス1名あたりの獲得単価は抑えられる傾向がありますが、応募後のフリーランスとのやりとりは全て自社での対応になるため、工数がかかる場合もあります。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、インターネット上で委託したい案件を公開し、不特定多数に業務を発注する業務形態です。案件公開後、応募があった候補者の中から発注先を選び、業務委託契約を結びます。

デザイン案件の場合、制作したデザインのデータを先に送付してもらう形で応募を集めることも可能です。そのため、成果物のクオリティを一定担保したうえで発注先を決めることもできます。

リファラルやSNSの活用

SNSやリファラルでのアプローチを通じて、直接フリーランスデザイナーとの契約も可能です。直接契約の場合、間に企業が入らないため仲介手数料などもかからず、コストを抑えられます。

ただし、すぐにマッチする人材がなかなか見つけられない場合や、契約したいと思う人材がいても、相手にとってのタイミングと折り合わない場合もあります。急ぎでデザイナーが必要な場合は他の手法を活用しながら、並行してリファラルやSNSでのフリーランスデザイナーの獲得を進められると良いでしょう。

デザイナー業務委託での活用事例

最後に、実際に業務委託でフリーランスデザイナーを活用している企業の事例を紹介します。

ワンキャリア株式会社

株式会社ワンキャリアは、学生利用率No.2を誇る就活サイト「ONE CAREER」や、中長期的なキャリア形成をサポートする転職サービス「ONE CAREER PLUS」、新卒採用人事向けに採用DXを支援するクラウド型サービス「ONE CAREER CLOUD」など、キャリアデータプラットフォーム事業を展開しています。

同社では、事業拡大に伴いサービス数が増えた結果、主に販促キャンペーン用の制作を行うデザイナーが不足するように。ときには、企画部門からのクリエイティブに関する要求に十分に応えられず、機会損失が生じていることが課題でした。

そんな中、フリーランスを活用することでデザイナーのリソースを確保できるように。その結果、好機を逃さずにキャンペーンを打てる体制構築に成功し、サービスのユーザー数を大幅に成長させた事例です。

ワンキャリア株式会社のフリーランス活用事例の詳細はこちら>>

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