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「ECサイトを立ち上げたいけど、どれくらいの費用がかかるのだろう?」とお悩みではありませんか?
ECサイト構築の費用は、構築方法や規模によって大きく異なります。
本記事では、ECサイト構築方法別の費用相場を詳しく解説します。さらに、構築前に決めておくべき重要事項や、費用を抑えるためのポイントも紹介しているので、自社に最適なECサイト構築方法を選ぶ際の参考にしてください。
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目次
ECサイト構築にかかる費用は、選択する構築方法や規模によってさまざまです。ECサイト構築の費用相場として、小規模であれば100万円程度、中規模だと200〜500万円程度、大規模になると数千万円かかることもあります。ただし、これらの費用は、構築方法によって大きく変わります。
構築方法別の費用相場としては、以下のとおりです。
構築方法 | 費用相場 | おすすめの人 |
モール型 | 0〜10万円 | 手軽にECサイトを始めたい企業 |
ASP型 | 10〜100万円 | 簡単にオリジナル性のあるECサイトを構築したい企業 |
オープンソース型 | 100〜500万円 | 自由度の高いECサイトを構築したい企業 |
パッケージ型 | 500万円以上 | 安定性と拡張性を重視する中〜大規模事業者 |
フルスクラッチ型 | 数千万円以上 | 完全オリジナルの大規模ECサイトを構築したい企業 |
各構築方法の費用相場の詳細については下記で紹介していきます。
モール型とは、その名のとおりショッピングモールのように、すでにあるプラットフォームの中の1店舗として出店する形のECサイトです。
費用相場は、初期費用で0~10万円程度、月額の出店料が数千円〜数万円程度かかります。モール型ECサイトは、ECモール自体にネームバリューがあり、集客が見込める上、メンテナンスなどのサポートも受けられるのが強みです。ただし、ランニングコストが継続的にかかる点は注意が必要です。
多くの場合、売上に対して手数料(8〜15%程度)がかかります。また、各モールのルールに従う必要があるため、自由度は低めとなっています。
モール型ECサイトは、とにかく低コストでECサイトを開設したい人や、試験的にECサイトを運用してみたい人におすすめです。
ASP型(Application Service Provider)とは、インターネット上のプラットフォームを利用して構築するECサイトのことです。
費用相場は初期費用10〜100万円程度で、月額利用料が数千円〜数万円ほどかかります。ECサイト構築の基幹システムを提供してくれるため、ブラウザ上で簡単にECサイトを制作できます。テンプレートなどが提供されているため簡単に構築できますが、さまざまな機能を盛り込むことやデザインにこだわることは困難です。
費用をおさえつつ気軽にECサイトを構築してみたい人におすすめの方法です。
オープンソース型とは、無料公開されているプログラムソースを利用して構築するECサイトです。
費用相場はシステム自体は無料ですが、カスタマイズや設定に専門知識が必要なため、外注する場合は100〜500万円程度かかります。簡単に構築できるだけでなく、独自性も取り入れられるのが特徴です。ただし、構築や改変を行うには専門的な知識が必要であり、またセキュリティリスクもあることを認識しておく必要があります。
オリジナル性の高いECサイトを構築したい人や、ある程度の技術力がある(または技術者を雇える)企業におすすめです。
パッケージ型とは、開発会社が提供するECサイト構築や運用に必要なシステムをパッケージ化した商品を活用して作るECサイトです。
費用相場は500万円程度で、システムの規模によっては数千万円になることもあります。カスタマイズ性が高く、運用のサポートも受けられるのがメリットです。ただし、ソフトウェアのアップデートには追加費用がかかることがあります。
中〜大規模のECサイトを作りたい企業、安定性と拡張性を重視する事業者におすすめです。
フルスクラッチ型とは、提供されているシステムやプラットフォームなどを使わず、一からサイトを構築する方法です。
費用相場はECサイト構築方法の中で最も高く、数千万円以上かかることもあります。機能やデザインを自由にカスタマイズでき、独自性の高いECサイトを作成できるのが大きなメリットです。しかし、コストがかかる上に、製作期間も長くなりがちです。
ただし、完全にオーダーメイドで開発するため、自社の業務フローに完全に合わせたシステムを構築できます。また、他社との差別化を図ることも可能です。
大規模で多様な機能を入れ込んだオリジナルのECサイトを作りたい方、独自のビジネスモデルを持つ企業におすすめです。
エンジニアに外注するメリットなどについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。
エンジニア外注のメリットや注意点は?費用相場や探し方まで徹底解説!
ECサイト構築を始める前や見積もりを取る前に、いくつか決めておくべき重要な要素があります。これらを事前に検討しておくことで、あとから大きな変更や追加費用が発生するリスクを軽減できるため、確認しておきましょう。
まずはECサイトを作る目的や、達成すべき目標、予算を検討します。これにより、必要な機能や適切な構築方法が変わってきます。
方針を決める際は、短期目標、長期目標を明確にすると良いでしょう。たとえば「初年度は月商100万円を目指す」「3年以内に実店舗の売上の30%をECで占めるようにする」といった具体的な目標を設定します。ECサイトを作ることで何を得たいのかもあわせて明確にすることが有効です。
また、予算をあらかじめ検討しておくことで、予算内で制作できる構築方法を適切に選べます。特に初期費用だけでなく、継続的にかかるランニングコストも考慮に入れることが重要です。
次にECサイトに必要な機能を検討します。実装したい基礎機能から考えていくことがおすすめです。
ECサイトの基本機能としては、主に以下が挙げられます。
また、特に重要な項目として、以下の点を詳しく検討しておきましょう。
たとえば、買いたいと思っていても、使おうと思っていた決済方法がないと買い物を辞めてしまう可能性があります。対策として多様な決済方法(クレジットカード、コンビニ決済、スマホ決済、代金引換など)を準備することが一般的です。しかし、導入が技術的に可能であるか、また各決済方法の手数料はいくらかかるのかを確認することが必要です。
ECサイト構築において、先に物流システムについて検討しておく必要があります。理由としては、商品をどこからどう発送するのかによってECサイトのシステムに求める機能が異なるためです。自社で在庫を持つのか、倉庫会社と連携するのか、受注生産なのかによっても必要な機能は変わってきます。
ビジネスの規模にもよりますが、ほかの業務システム(会計システム、顧客管理システム、在庫管理システムなど)と連携したい場合は、先に検討しておくことがおすすめです。あとから連携しようとするとECサイトによっては大規模な改修が必要となり、大きく費用が変わってしまう可能性があります。
デザインの複雑さや独自性の高さによって費用は大きく異なるため、大まかなデザインを考えておくことが大切です。
構築方法にもよりますが、一般的には提供されているテンプレート以上のことがしたい場合は、追加の費用がかかることを念頭に置いておきましょう。特にブランドイメージを重視する企業の場合、デザインにこだわることで制作費が大きく膨らむことがあります。
また、スマートフォンやタブレットなど、さまざまな端末に対応したレスポンシブデザインにするかどうかも重要な検討事項です。現在ではモバイル対応は必須と考えられていますが、実装するかによってもかかる費用が変わります。
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ここでは、ECサイト構築について検討する際のポイントを4つ解説します。参考にしてみてください。
これまでさまざまな構築方法を紹介してきましたが、自社のECサイトの目的や予算に合った方法を選ぶことが大切です。そのためにはしっかりとそれぞれの特徴を理解し、比較検討する必要があります。
たとえば、すぐに低コストで始めたい場合はモール型やASP型が適していますが、将来的な拡張性や独自機能の実装を重視するならパッケージ型やフルスクラッチ型の方が適しているでしょう。
自社のビジネスモデル、商品の特性、顧客層などを総合的に検討した上で、適切な構築方法を選ぶことをおすすめします。
ECサイトはデザイン変更や機能拡張などにより、一般的に3〜5年程度でリニューアルする可能性が高いとされています。リニューアル時にはもちろん費用がかかります。そのため、将来的なリニューアル費用も考慮した上で、耐用年数と初期構築費用が適切であるか検討しておくべきです。
特に高額な投資をする場合は、数年で陳腐化してしまうようなシステムやデザインではなく、長期的に使える基盤を選ぶことが重要です。
ECサイト構築にかかる費用だけでなく、ほかの諸費用についても把握しておきましょう。構築費以外の諸費用としては以下が挙げられます。
特に売上が伸びてきた場合、決済手数料は無視できない金額になることがあります。年間売上1億円のECサイトで決済手数料が5%だとすると、年間500万円のコストがかかることになります。
ECサイト構築を外注する場合、複数の企業に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。単純に費用の安さだけで選ぶのではなく、以下のようなポイントで比較すると良いでしょう。
また、実績や対応の速さ、担当者との相性なども重要な判断材料になります。長期的なパートナーとなる可能性があるため、信頼できる企業を選ぶことが大切です。
ECサイトを開設するにあたって、補助金が出る場合があります。代表的な補助金には以下のようなものがあります。(2025年6月時点)
これらの補助金は申請が必要であり、また審査もあるため、事前に条件や申請期間を確認しておくことをおすすめします。申請書類の作成には時間がかかることも多いので、早めの準備が大切です。
ECサイト開発の外注ではないですが、システム開発組織そのものを内製化した事例として、アパレル通販事業者の事例を紹介します。
※レバテック『3名のエンジニア採用に成功し、開発組織の内製化を実現したセシールのスカウトメール活用術』をもとに作成
変化の激しい顧客ニーズに対応するため、開発組織の内製化を目的としたエンジニア採用を強化した事例です。以前までは、要件を社内でまとめ、開発自体は外部のベンダー企業に外注していましたが、スピード感が足りないことや一度決めた計画を変更しづらいということから、採用強化に踏み切ったようです。
結果として、レバテックダイレクトを利用し、2名のバックエンドエンジニアと1名のプロジェクトマネージャーという理想的な形での採用が成功しています。
このようにECサイト構築は、外注だけではなく、エンジニア採用という選択肢も存在します。内製化することで、スピーディーで柔軟な対応が可能になるため、開発・運用のコストなども含めて検討すると良いでしょう。
今回紹介した事例についてさらに詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。
レバテック『3名のエンジニア採用に成功し、開発組織の内製化を実現したセシールのスカウトメール活用術』
またレバテックダイレクトの利用について興味がある方は下記より資料をご覧ください。
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ここでは、ECサイト構築の費用に関するよくある質問と回答を紹介しています。類似の疑問を持つ方は参考にしてみてください。
ECサイト構築の費用は構築方法によって大きく異なります。構築方法別の費用相場は以下のとおりです。
一般的に、ECサイトの規模や機能の豊富さ、デザイン性の高さなどによって費用が変動します。
ECサイト構築を外注する場合、外注先企業や実装したい機能、サイトの規模などによって費用は大きく異なります。そのため開発代行の場合、かかる費用は100万円から数千万円までと幅広いです。
また運営代行の場合は、月額30万円以上が相場となっています。ただし、こちらも業務範囲によって大きく変わるため注意が必要です。
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