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技術リソース不足を救った、コミットするフリーランスエンジニアの存在

株式会社COMPASS

株式会社COMPASS

事業内容 : 学習コンテンツの制作・配信
業種:情報(広告・通信・マスコミ)
設立 : 2012年12月
従業員数 : 88名(2022年1月現在)
URL:https://qubena.com/

課 題

  • 募集をかけてもエンジニアが集まらず、正社員採用の難しさに直面
  • 品質、開発の継続性の面でフリーランス活用に不安も

効 果

  • ScalaやTypeScriptなど、高度なスキルと事業理解を併せ持つ希少なエンジニアを確保
  • 他のエージェントに比べて提案数が多く、契約に至る確度が高い
  • 2022年1月現在、開発メンバーの約3分の1がレバテックフリーランス人材。定着率も高く開発組織のスケールに目処
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お話を伺った方

代表取締役兼VPoE
小川正幹氏

※写真はオンライン取材でのキャプチャによるものです

苦戦続きだった技術リソースの確保

学習塾からAI教材のサプライヤーへ

現在、株式会社COMPASSでは、5教科に対応した AI 搭載の学習教材「Qubena(キュビナ)」を、主に小中学校向けに開発、販売しています。

私はこのQubena開発当初から開発責任者を務めていましたが、2020年に代表取締役として就任し、2021年からはVPoEも兼任する形で、経営全般と採用や育成を含むエンジニア組織のマネジメントに取り組んでいます。

もともと当社は学習塾を経営していました。ただ、私たちが培った学習メソッドをより多くの子どもたちに届けようと思うと、どうしても先生の採用がボトルネックになってしまいます。人手不足が加速する中、優秀な先生の採用は年々難しくなっており、従来の学習塾に固執していては、すぐに限界に達してしまうのは明らかです。

そこで私たちは、急速に発展しつつあるAI技術を活用し、課題の克服に挑戦することにしました。それがQubenaの開発に取り組んだきっかけです。

Qubenaの開発を始めた2014年当時は、まだ教育現場におけるICT活用は進んでおらず、教室でタブレットやPCを使うこと自体かなり珍しい状況でしたが、いまは状況が一変しています。

文科省が推進するGIGAスクール構想の後押しもあり、2022年1月現在、Qubenaは100以上の自治体、1,800以上の小中学校に導入され、約50万人の児童・生徒さんたちにご利用いただいています。

リファラル採用に活路。しかし充足にはほど遠い状況だった

Qubenaの開発に着手してから、しばらくの間はすべての職種で人が足りない状態でした。無論Qubenaの開発を担うエンジニアも例外ではありません。

組織も小さく、売上も大きいとは言えない中で、優秀なエンジニアを採用するのはかなり難しかったのですが、試行錯誤を繰り返すうち、かろうじて有効な採用方法を見つけました。知人や友人などから人を紹介してもらうリファラル採用です。

とはいえ、リファラル採用はあくまでも相手あってのこと。そうそう都合よく人を紹介してもらえるわけではありません。ようやく1人採用できたと思っても、またしばらく取れない期間が続くことも珍しくありませんでした。

3名、4名採用したいと思ってもできないという、非常にもどかしい状態が続いていたのですが、だからと言って、開発の核となるエンジニアの採用基準は下げられません。不足している開発リソースをフリーランスエンジニアで補おうという発想も当時はありませんでした。

人手不足は山々でしたが、フリーランスのエンジニアはどうしても与えられた業務を職人的にこなす人たちという先入観があり、長期にわたってひとつのプロジェクトにコミットしたくないというイメージが拭えなかったからです。

そもそも外部の人材を上手に活用しようと思ったら、契約や品質管理を担当する正社員が必要です。その正社員すら足りない状況でしたから、フリーランスを本格的に活用しようとはどうしても思えませんでした。

先入観が解消されフリーランスの積極活用に転換

フリーランスとの対話で気付いた“エンジニアの本音”

とはいえ、開発のフェーズが上がれば、どうしてもタスクの数は増えていきます。一部の切り出しやすい開発については、少しずつリファラル経由で紹介いただいたフリーランスにお願いするようになりました。

フリーランスエンジニアと接する中で、ひとつ驚いたことがあります。当初、フリーランスを選ぶエンジニアは、長く同じ場所で働きたくないからだと思っていたのですが、実はそうではなかったんです。

むしろ興味ある仕事には深く入り込みたい。しかし、会社の内情は入社してみなければわからないもの。変な話、入った途端、会社が潰れてしまうことだってあるわけです。でもフリーランスなら、契約先とは一定の距離を保ちつつ、興味ある開発領域に携われます。もし相性がよければ契約を継続すればいいし、そうでなければ次に移ればいい。そう考えているフリーランスが一定数いることがわかり、がぜん彼らへの見方が変わりました。

優秀なフリーランスエンジニアの中に、もしCOMPASSの教育事業に興味があり、長く開発に携わりたいと思っていただける方がいるのであれば、積極的に活用しにいかない手はありません。

そもそもフリーランスを選ぶエンジニアは、腕に覚えがある人たちです。開発に集中するために、営業や契約に関する細々とした手続きをエージェントに丸投げしたいと思っている人も少なからずいるはず。そこでフリーランスエンジニアを仲介するエージェントの利用に踏み切りました。

レバテックフリーランスとは、開発ニーズの高まりによって、エンジニアの母集団形成が急務となっていた2018年からのお付き合いです。

質・数・スピードの面で秀でていたレバテックフリーランス

レバテックフリーランスとお付き合いを始めた当初は、数あるエージェントのひとつに過ぎませんでしたが、お付き合いを深めていくうちに、他のエージェントとは大きく異なることに気付きました。

紹介してくださるフリーランスの数が非常に多く、しかも、ScalaやTypeScriptなど、とりわけ希少なスキルを持ったハイレベルなエンジニアが数多く含まれていたからです。

もちろん、スキルはあっても当社が求める条件と折り合わないこともあります。しかし人材の提案数や、マッチング精度を高めるスピードが、それを凌駕しており、契約に至る確率がとても高いんです。

私たちが求めているのは、技術に長けたスペシャリストであり、当社の事業に関心を持ち、できれば長く開発にかかわっていただける方。カルチャーフィットや人柄も重視しているので、決してハードルは低くありません。

それでも契約につながるケースが多いのは、うちを担当してくれているレバテックの営業担当者が、親身になって寄り添ってくださり、こちらの希望や状況をよく理解してくださっているから。

ミスマッチが少ないのは、初回の商談から実稼働までの期間にも表れています。短くて2週間、平均で3週間程度なので、急なニーズにも応えてもらえるので非常に重宝しています。

フリーランスの活躍が開発チームに力を与える

事業共感と組織コミット力に優れたエンジニアの獲得に成功

2022年1月現在、レバテック経由で開発にかかわってくださっているフリーランスの数は7名ほど。開発組織全体の3分の1強を占めています。

Qubenaのシステムは非常に複雑なのですが、レバテックからご紹介いただくエンジニアの特徴として、キャッチアップする力にも優れており、立ち上がりが非常に速いエンジニアが多い印象があります。

当社に参画してくれているフリーランスのエンジニアは、委託された開発業務をまっとうするだけでなく、よりよい効果を出したいと、生徒や学生の気持ち、先生の使い勝手を想定した建設的なアイデアも出してくれています。

業務以外の面でも、社内の行事にも積極的に参加してくれたり、ご自身の大切な友人を紹介してくれたりすることもあるほど、当社に深くコミットしてくれているので本当にありがたいです。

もちろん当社としても、フリーランスの立場からQubenaの開発に携わることにメリットを感じてもらえるよう最大限の配慮をしているつもりです。何より嬉しいのは、私たちの配慮を誠実に受け止め、報いてくれるフリーランスエンジニアと出会えたことだと思います。

そもそも当社には、オープンなコミュニケーションを良しとするカルチャーがあるので、率直に接してくださるフリーランスエンジニアは、今やなくてはならない存在です。実際、技術面でも雰囲気の面でも、開発チーム全体にとてもいい影響を与えてくれています。

もちろん業務委託と正社員雇用では立場も役割も異なります。しかし、ことパフォーマンスやスピードに関して、フリーランスが正社員よりも見劣りすることはありません。

当初抱いていたフリーランスに対する懸念は何だったんだと思うほど、今はとても満足しています。

開発チームのスケールが急務。更なる貢献に期待

エンジニアがハッピーに働けるシナリオを書いてほしい

レバテックの担当営業には、定期的に情報提供やこちらの意向を汲んでくださる時間を作ってもらっているので、とくに大きな不満はありません。

今後についてお願いがあるとしたら、直近では数少ない優秀なフリーランスをひとりでも多くご紹介いただくこと。これに尽きますね。

中長期的な視点で「何か要望を」と言うことでしたら、レバテックには人材業界の枠組みを変えるような、新たなビジネスモデルを確立してほしいと思っています。

フリーランスエンジニアが長期間、安心して働けるような仕組みを作っていただけたら、当社としても嬉しいですし、エンジニアにとってもレバテックにとっても有益なはず。優れたエンジニアがハッピーに働けるシナリオを実現していただきたいですね。

いずれにしてもビジネスの垂直立ち上げには、開発チームのスケールは必要不可欠ですから、今後もフリーランスを積極的に活用していくつもりです。引き続きレバテックフリーランスには期待しています。

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