最終更新日:2026年10月14日

【AI導入に前向きな企業は56.9%】採用活動における活用状況と導入例

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63.2%の企業が注目するAI採用とは?活用シーンや導入のコツ

「AI採用と聞くけど、どんな風に導入すれば良いの?」と思う採用担当者の方に向けて、具体的な導入の手順を紹介します。

AIの導入で得られる効果や代表的なツールについても解説していきます。AI採用を行う際に知っておくべきAIの弱点や、使用上の注意点も説明するので、AIの導入を検討している方はぜひご覧ください。

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【63.2%の企業が導入に前向き】AI採用とは?

AI採用とは、AIを活用して採用活動の効率化をはかることです。採用フローにAIを導入することで、採用活動の負担軽減やマッチング精度の向上が実現できるため、多くの企業がAI採用に注目しています。

採用活動に生成AIを導入する企業の割合

レバテックの「IT白書2026」によると、採用活動にAIを導入している企業の割合は以下のとおりです。

採用活動にAIを導入しているか

引用元:IT白書2026|レバテック

「導入している(18.6%)」「導入していないが、今後導入を検討している(44.6%)」という回答を合わせると、約6割の企業が採用活動でのAI活用に前向きです。

企業が採用活動にAIを導入する目的

同じレバテックの「IT人材白書2026」から、企業が採用活動にAIを導入する目的を見てみましょう。

採用活動にAIを導入している目的

引用元:IT白書2026|レバテック

多数の企業が「求人票の作成(50.5%)」や「スカウト文の作成(49.5%)」といった文章作成にAIを活用していることが分かります。また、「採用計画の立案(40.9%)」といった戦略的な業務でもAIの導入が進んでいます。

面接の日程調整や質問作成、実際の面接にAIを活用する企業もあり、採用活動全般でAIが導入されている実態がうかがえるでしょう。

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【約7割が利用】求職者側もAI活用を加速させている

AIを活用しているのは企業側だけではありません。求職者の間でも、就職活動におけるAI活用が当たり前になりつつあります。

学生が就活でAIを利用する目的

レバテックが2027年3月卒業予定のエンジニア職志望学生144名を対象に行った調査によると、70.8%が就活でAIを利用していることが分かりました。この割合は、前年度調査の47.2%から20ポイント以上増加しており、急激にAIが普及していることがうかがえます。

学生がAIを使用する目的は以下のとおりです。

就職活動におけるAIの利用目的

引用元:27卒エンジニア志望学生のAI利用率は7割超え、昨年度から20pt以上増加|レバテック

主な使用目的は「エントリーシートの作成・添削(71.6%)」で、次いで「自己分析などの思考の整理(57.8%)」「企業研究(38.2%)」が続きました。

求職者のAI活用が進む中で企業に求められる対応

求職者のAI活用が進む状況下では、企業側も選考にAIを取り入れて候補者を見極める体制を整える必要があります。

求職者がAIを使って質の高い書類を作成するケースが増えると、書類上の表現力だけで素の実力を判断するのが難しくなります。そのため、企業も書類選考や一次面接にAIを活用し、選考の精度と効率を高めることが求められるでしょう。

また、同調査では、以下のように約4割の学生が「業務でのAI利用で志望度が上がる」と回答しました。

就職活動におけるAIの利用目的

引用元:27卒エンジニア志望学生のAI利用率は7割超え、昨年度から20pt以上増加|レバテック

AI活用に柔軟な姿勢を示すことは、若手・エンジニア人材を惹きつける企業ブランディングにもつながります。

参考:27卒エンジニア志望学生のAI利用率は7割超え、昨年度から20pt以上増加|レバテック

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企業はどう活かす?採用場面でのAI活用シーン

採用フローにおけるAIの活用シーンは、候補者の選定や適性検査結果の分析、さらには面接などさまざまです。ここでは、具体的な活用シーンを紹介するので、AIを採用に取り入れたい場合の参考にしてください。

AI活用シーンの例

母集団の形成

AIは自社に最適な候補者を探し出し母集団を形成する際に役立ちます。たとえば、AIを使ってXやLinkedInなどのプラットフォームを分析し、求める条件に合う候補者を自動的に見つけ出すことが可能です。

さらに、AIで一人ひとりに合わせた内容のスカウトメールを作成・送信し、効率的に候補者と接触することもできるでしょう。

候補者への連絡

AIチャットボットを活用すれば、応募者からの問い合わせ対応や面接の日程調整などを自動化できます。よくある質問への回答や面接後のお礼メールの送信など、定型的なコミュニケーションをAIが代行することで、採用担当者の負担を軽減できるでしょう。

AIであれば、24時間365日の対応が可能なため、夜間や週末の問い合わせに即座に返答でき、候補者の満足度向上にもつながります。

エントリーシートや履歴書の評価

膨大な応募書類を処理する際は、AIによる自動評価システムが役立ちます。事前に設定した評価基準に基づいて、AIが学歴や職歴、資格、自己PRなどを分析して点数化することで、有望な候補者を素早く見つけることが可能です。

AIであれば応募数が多くても書類を短時間で処理できるため、採用担当者は候補者との面接準備といった優先度の高い業務に多くの時間を割けるようになります。

候補者との相性チェック

AIを活用したWeb適性検査ツールを用いて、候補者と自社との相性を評価できます。自社で活躍している社員のデータをAIに学習させることで、従来の適性検査より高い精度で自社にマッチする人材を探し出せるようになります。

AIはプログラミングテストの採点を得意とするため、プログラマーやエンジニアの技術的なスキルチェックにも役立つでしょう。

面接の自動化

AIの採用面接ツールを使えば、面接の実施・評価の自動化が可能です。AIの普及により、応募者が生成AIを使って応募書類を作成するケースが増え、書類選考だけでは候補者の実力や人柄を見極めにくくなっています。そこで近年注目されているのが、一次面接をAIに任せる「AI面接」です。

AI人事プラットフォーム「NALYSYS(ナリシス)」のAI面接なら、24時間いつでも候補者に面接を実施し、回答内容を分析したうえでランク付けを行えます。採用担当者の工数をかけることなく、書類だけでは分からなかった候補者の素養を見極めることが可能です。

AI面接がエンジニア採用にどこまで有効かについては以下の記事で詳しく解説しているので、導入を検討する場合はぜひご覧ください。
▶ エンジニア採用にAI面接は使えるのか?

候補者のデータの整理

AIを使って応募書類や面接から得られた全データを統合し、候補者についての包括的な評価レポートを作成できます。できあがったレポートは最終面接後に合否を判断する際の資料として活用できます。

客観的な視点で作成されたデータを参照することで、面接官の主観的な判断による評価のばらつきをなくし、候補者を公平に評価できるようになるでしょう。

注意点として、AIがすべての要素を間違いなく評価できるわけではないことを覚えておきましょう。AIが提示するデータはあくまで意思決定の参考資料として扱い、最終的な判断は人間が行うことが大切です。

採用業務を効率化する方法について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
採用業務の効率化を実現!担当者の負担を減らす方法や有効ツールを解説

企業がAI採用を行う3つのメリット

採用フローにAIを導入すると、採用業務の負担を軽減できたり、客観的な評価を行えたりするメリットがあります。AI採用の具体的なメリットを確認していきましょう。

1.採用担当者の業務負担を削減できる

AI採用のメリットの一つは、人事担当者の業務負担を大幅に軽減できることです。書類選考や面接日程の調整など、時間がかかりがちな作業をAIによって自動化することで、採用業務にかかる工数を減らせます。

採用業務の一部を自動化し採用担当者がコア業務に集中できるようになれば、採用の質向上にもつながることが期待できるでしょう。

採用の効率化・質向上を図るには、AIを活用するほかにプロに依頼して人材を選定してもらう方法も有効です。レバテックではITエンジニア・クリエイターに特化した採用支援を行っているので、気になる方は以下の資料をダウンロードしてください。

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2.コスト削減につながる

AI採用の導入により採用プロセスの効率化を図ることができれば、一人あたりの採用コスト削減につながります。AI活用で能力の高い候補者を見極めることで、入社後の教育コストを抑えられる可能性もあるでしょう。

もちろん、AIツールの導入にあたって初期投資や運用費は必要になります。ただ、AIの活用でミスマッチが防止できること、採用にかける工数を減らせることを考えると、長期的にはコスト削減につながる可能性が高いといえます。

3.客観的な基準により公平な評価ができる

AIを活用することで、面接官の経験や勘に頼らない、データに基づいた客観的な評価が可能になります。

AIは人間のようにその時々の感情に左右されることなく、あらかじめ設定した基準にもとづき評価を行います。そのため、応募者側はAIによって公平感のある採用になっていると納得しやすく、企業への信頼度が高まる効果も期待できるでしょう。

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AIの弱点は?AI採用を成功に導くためのポイント

AIは採用を効率化し、人材選定の精度を高める有効なツールですが、採用フローのすべてを任せられるわけではありません。AIを活用する際は、その限界を把握し、人間が対応した方が良い領域について知っておきましょう。

以下では、AI採用を成功に導くポイントを解説していきます。

AIに限界があることを理解する

AIを採用フローに取り入れる際は、AIに限界があることを知っておく必要があります。AIはあくまでも学習データに基づいて判断を行うため、判断の精度は使用するデータの質と量に依存します。データが少ない場合や偏りがある場合は、公正な判断ができない可能性があることを理解しておきましょう。

加えて、AIには得意分野と不得意分野があります。数値化できるデータの処理は得意ですが、人柄や情熱など数値化が難しい要素の判断は苦手であることに注意が必要です。

AIだけに任せず人間も評価を行う

採否に関する判断はAIに任せきりにせず、必ず人間が行うようにしましょう。前述したように、AIには限界があり、すべてを正しく判断できるわけではありません。

AIは設定された評価基準に基づき判断するため、人間のような柔軟な判断が難しい面があります。AIだけに採用判断を任せると、評価基準から少しでも外れた人材が選考過程で省かれ、人材の傾向が偏る可能性が出てきます。その結果、組織の多様性が失われるおそれがあるでしょう。

特に、人柄や意欲、ポテンシャルなどAIが判断しづらい側面については、人間が評価することが重要です。

法的ルールは人間が対応する

AI採用を導入する際は、人間が個人情報保護といった法規制を認識し、正しい対応を行うことが重要です。

たとえば、企業は採用過程において必要な範囲で応募者の情報を集めることが認められていますが、「要配慮個人情報(※)」については本人の同意を得ない限り取得が認められていません。しかし、AI面接ではこうした情報についてAIが質問する可能性があります。トラブルを防ぐためにも、AI面接の前に、応募者からデータ取得への同意を得る運用フローが整っているかを確認しましょう。

※人種、信条、社会的身分、病歴、犯罪の経歴など

候補者の理解を得るための説明を行う

AIを選考過程に取り入れる際は、候補者にあらかじめ説明を行う必要があります。

AIによる面接や評価に対して抵抗感を持つ候補者もいるため、事前に説明を行い信頼を得ることが大切です。選考に入る前に、AIを採用プロセスに取り入れる理由や収集したデータの使用方法、最終的な判断は人間が行うことなどを説明し、候補者の理解を得られるようにしましょう。

中途採用を成功させるには、AIの活用のほかに、自社に合う採用手法を取り入れることも大切です。以下の記事では、中途採用の主な手法やトレンドについて解説しています。
中途採用の方法13選!人材獲得の最新トレンドも解説

AI採用ツールの導入を成功させる5ステップ

AI採用ツールを導入する際は、どの範囲で導入するのか、どのツールを使うのかといった点を検討する必要があります。ここでは、ツールを導入してAI採用を成功させるステップを紹介していきます。

1.AIの導入目的を明確にする

AI採用ツールを導入する前に、「何のために導入するのか」という目的を明確にしましょう。目的が曖昧なままAIを活用しようとしても、自社に合ったツールを選べず思ったような成果を得られない可能性があります。

導入目的を考える際は、「書類選考に時間がかかる」「面接件数が多くて大変」など、解決したい課題をリストアップしましょう。解決したい課題を明らかにすることで、AIを活用する目的が見えてくるはずです。

2.AIを活用する業務を決めてツールを選定する

AI活用の目的が明確になったら、AIを使う範囲を決めてツールを選定しましょう。たとえば、書類選考にかかる工数削減が目的なら、応募書類を読み取り評価する機能があるAIツールを選びます。

ツール選びに迷ったら、使いやすさや既存の社内システムとの連携のしやすさ、サポート体制などを比較するのがおすすめです。

3.AIツール導入に向けた準備を行う

AI採用ツールの導入前には、以下の準備が必要です。

(1)社内への情報共有 現場の抵抗感をなくすために、AIのメリットや限界、具体的な運用方法などの情報をまとめた資料を作成する
(2)AIに学習させるデータの収集 AIの精度を高めるため、学習に使う過去の合格者や不合格者のデータを収集しておく
(3)候補者向けのマニュアル作成 AI面接で候補者が不安にならないよう使い方のマニュアルやFAQを用意しておく

4.AIツールを導入する

実際の導入に際しては、まず試験運用から始めることをおすすめします。具体的には、一部の募集職種だけでAIによる評価を実施し、AIと人間の評価の差を比較するやり方が挙げられます。人間の判断とAIの判断に大きな差がある場合は、評価基準や採用条件に関する指示の見直しが必要です。

このように、試験運用中にツールの使いやすさや精度を評価し、必要なカスタマイズを行ったうえで本格運用に移行しましょう。

5.振り返りと改善を行う

AI採用ツールを導入した後は、定期的に効果を検証し改善することが大切です。AIの精度や採用担当者の満足度、応募者からのフィードバックなど、さまざまな観点から改善点を分析しましょう。

たとえば、AIの精度に問題があると感じたら、AIツールを提供しているベンダーにフィードバックを行い、調整してもらうといった対処法があります。AI面接での離脱率が高い場合は、応募者が回答しやすいように質問の仕方を変えてみるといった対策が考えられます。

なお、エンジニア採用が進まないときは、IT人材の採用市場状況や、エンジニアが希望する働き方を把握することも大切です。エンジニア採用を成功させるコツを知りたい方は、以下のページをご覧ください。

エンジニア採用、なぜうまくいかない?激化する市場で”求める人材を確保するコツ”を紹介。
⇒「求める人材を確保するコツ」をダウンロードする 

AI採用に関するよくある質問

採用フローへのAIの導入を検討している企業に向けて、AI採用に関するよくある質問に答えていきます。

Q.AI採用って何?

AI採用とは、AIを活用して採用活動を効率化する取り組みのことです。応募者とのやり取りや書類選考、一次面接などのプロセスにAIを導入することで、採用担当者の負担を軽減できます。AIに候補者と自社との相性を判定させ、採用後のミスマッチ防止につなげることも可能です。

Q.AI採用の利点は?

AI採用のメリットは、採用担当者の業務負担を軽減できることです。また、AIは設定した基準にもとづく評価を行うので、人間による評価のばらつきを防ぎ公正な選考が可能になります。AIチャットボットの活用により応募者の問い合わせに24時間対応できる体制を整えれば、応募者の満足度を高めることもできるでしょう。

Q.AI採用で気をつけることは?

AI採用を行う際は、AIの限界を理解する必要があります。AIによる評価の精度は学習したデータの量や質に左右されます。さらに、AIは数値的な処理は得意な一方、候補者の人柄やポテンシャルを評価するのは苦手な傾向があるため、最終的な採否を決める際は必ず人間が判断をしましょう。

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