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「良い人材と出会っても、今は採用枠がない」「欠員が出た際に、迅速な補充ができない」といった課題を抱えていませんか? そんな悩みを解決するのが「タレントプール」です。
将来採用したい人材をデータベース化し、継続的に関係性を築くことで、採用活動の効率化と質の向上を実現できます。
本記事では、タレントプールのメリットや構築方法、よくある失敗例などを詳しく解説。エンジニア採用にお困りの方は必見です。
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目次
タレントプールとは、将来的に採用したい人材を事前にデータベース化しておく採用手法のことです。従来の”欠員が出てから採用活動を始める”という後追い型の採用とは異なり、計画的な採用を実現できます。
たとえば、エンジニアの採用面接で「いい人材だけど、今は採用枠がない」という場合でも、タレントプールに登録しておけば、採用枠ができた際にすぐにアプローチできます。
タレントプールは、単なる候補者リストとは異なり、定期的なコミュニケーションを通じて関係性を築いていく点が特徴です。エンジニア採用が困難な今、重要な採用戦略の一つとして注目されています。
タレントプールの対象となる人材は、選考途中で採用に至らなかった優秀な人材や、SNSなどでつながりのある潜在候補者、インターンシップや採用イベントで接点を持った人材などです。
タレントプールに登録した人材とは、企業の近況を伝えるメールマガジンを配信したり、オンラインイベントに招待したりするなど、継続的な関係構築を行いましょう。
なお、個人情報の取り扱いには十分な注意が必要です。タレントプールに登録する際は、候補者本人の同意を得ることを忘れないようにしましょう。
タレントプールの運用は、近年の採用市場の変化に対応する重要な戦略として注目を集めています。背景には、以下のような社会的な要因があります。
優秀な人材の獲得をめぐる企業間の競争は年々激化しています。特にIT業界では、デジタル化の加速によってエンジニアの需要が急増しているのが現状です。
経済産業省が2019年に発表した「IT人材需給に関する調査」によると、2030年には最大で約79万人のエンジニアが不足するとされています。
このような状況下では、採用活動を開始してから候補者を探すと、優秀な人材を確保することが難しくなります。このため、企業は優秀な候補者と長期的な関係を築き、採用のタイミングを逃さない仕組みとして、タレントプールの活用が重要視されているのです。
少子高齢化の影響で、日本の労働人口は減少傾向にあり、企業の人材確保に大きな影響を与えています。人材の母数が減少する中で、必要な人材を確保するには、計画的な採用活動が欠かせません。
タレントプールを活用すれば、人材が必要になった際に、新たに候補者を探さなくてもすぐに候補者にアプローチできます。これは、慢性的な人材不足に対する有効な対策の一つといえるでしょう。
副業・兼業の一般化やリモートワークの浸透により、働き方の選択肢は大きく広がっています。また、フリーランスとして複数の企業と関わりを持つエンジニアも増えています。このため、企業側も、正社員だけでなく、業務委託やフリーランスなどのさまざまな形態での採用を検討する必要がでてきました。
タレントプールでは、正社員候補だけでなく、プロジェクト単位での参画を希望する人材など、多様な働き方を望む候補者との関係性を築くことができます。これによって、企業側も柔軟な採用戦略の実現が可能になるのです。
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タレントプールを活用することで、採用活動の効率化や採用の質の向上が期待できます。このため、採用の課題を抱える企業にとって、大きな解決策となる可能性があるでしょう。以下、それぞれのメリットを解説します。
タレントプールを活用すれば、求人広告費や人材紹介会社への支払いなどの採用コストを抑えることができます。すでにコンタクトを取っている候補者に直接アプローチできるため、新規で採用活動を始める場合と比べてコストを低く抑えられるのです。また、採用担当者の工数も削減できるため、人件費の観点からも効率的です。
急な欠員補充や新規プロジェクトの立ち上げなど、人材が必要になった時にすぐに動き出すことができます。すでに候補者の情報がデータベース化されているため、必要なスキルや経験を持つ人材をすぐに見つけ出してアプローチできるためです。このため、採用までのリードタイムを大幅に短縮することが可能になります。
タレントプールに登録されている候補者は、すでに自社との接点があり、基本的な相性の確認ができている人材です。そのため、企業理念や文化への理解も深く、入社後のミスマッチを防ぎやすくなります。結果として、定着率の向上も期待できるでしょう。
タレントプールには、過去の応募者や採用イベントへの参加者など、自社に関心を持ってコンタクトしてきた人材の情報が含まれているため、すでに自社に関心を示している人材へアプローチできます。このような候補者は自社についての理解度が高く、入社意欲も高いため、採用活動を効率的に進めることができます。
現在は転職を考えていないものの、将来的な転職の可能性がある人材(転職潜在層)とのつながりを持つことができます。たとえば、技術イベントで出会ったエンジニアや、SNSでつながった人材との関係を継続的に築けます。このため、彼らが転職を考えた際の有力な選択肢として自社を検討してもらえる可能性が高まります。
優秀な人材を確保するには、計画的なタレントプールの構築が重要です。以下、タレントプールを効果的に構築するための手順を具体的に解説します。
タレントプール構築の第一歩は、自社が必要とする人材像(ペルソナ)を明確にすることです。明確な基準があれば、効率的な候補者の選定が可能になるためです。
事業目標や組織の課題から、必要なスキルや経験、人物特性などを具体的にリストアップしましょう。たとえば、「Python開発3年以上の経験がある」「アジャイル開発のリーダー経験を持つ」といった具合です。人物像が曖昧だと、的確な候補者プールを作れないうえに、採用活動の効率も下がってしまいます。
ペルソナの設計方法については、次の記事で詳しく解説しています!ぜひ参考にしてください。
採用におけるペルソナの設計方法を解説!作成時に役立つフォーマットも紹介
次に、候補者との接触方法を検討します。候補者との接点づくりには、複数の採用チャネルを組み合わせることが効果的です。以下、4つ紹介しますので、各チャネルの特徴を理解し、自社に適した方法を選択しましょう。
ダイレクトリクルーティングは、候補者に直接アプローチできる手法です。転職サイトのスカウト機能や人材紹介会社を通じて、求める経験やスキルを持つエンジニアにピンポイントでアプローチできます。
ただし、メッセージの開封率や返信率を上げるには、候補者の経歴や興味に合わせた丁寧な文面作りが必要です。テンプレートによるメッセージの大量送信は、むしろ企業イメージを下げる可能性があるので注意しましょう。
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X(Twitter)などのSNSを活用して、候補者と接触する方法です。自社の技術情報や開発環境、社風などを発信し、フォロワーとの関係性を築いていきましょう。
エンジニアが関心を持ちそうな記事や、社内の取り組みを共有することで、自然な接点が生まれます。ただし、SNSでの採用活動は長期的な視点で取り組む必要があります。
採用におけるSNSの活用方法については、下記記事で詳しく解説しています!SNSの有効な使い方を知りたい方は、ぜひご一読ください。
SNS採用とは?メリットや導入ステップ、成功させるポイントを紹介
転職サイトなどの求人媒体へ求人情報を掲載する方法です。中には、エンジニア専門の求人媒体など、特定の技術に限定した媒体もあります。
幅広い候補者にリーチできる一方で、競合他社の求人も多く掲載されているため、掲載内容を工夫して他社との差別化を図る必要があります。掲載内容の定期的な見直しと更新を行い、給与や福利厚生、最新の技術環境などを掲載して、自社の強みを明確に打ち出すことが大切です。
求人票の書き方に悩んでいませんか?下記記事では、求人票の書き方のコツを解説していますので、ぜひご活用ください。
【記入例あり】求人票の書き方のコツとは?必須項目と禁止事項を紹介
企業説明会や採用イベントなどで、直接対話の機会を作る方法です。オフラインでの交流は、自社の技術力やビジョンを直接伝えられるため、相互理解を深めやすく、採用につながりやすい特徴があります。
特に若手エンジニアの採用では、大学での企業説明会や就活イベントへの出展も効果的です。その際、現場のエンジニアが登壇して実際の開発環境や技術的な取り組みを紹介すると、より具体的な理解を得られるでしょう。
接触した候補者の情報を一元管理するデータベースを作成します。保有スキル、職歴、面談内容などを記録し、採用時に素早くアクセスできる状態にしておきましょう。興味のある技術分野や将来のキャリアプランなども記録しておくと、その後のコミュニケーションにも活用できます。
また、候補者の希望する労働条件や将来のキャリアプランなども、採用時のマッチング精度が高まるため、データベースに記録しておくことをおすすめします。ただし、個人情報の取り扱いには注意しましょう。
タレントプールに登録した候補者とは継続的な関係性を築くことが大切です。自社の技術ブログの共有や、勉強会への招待など、採用を急がない段階でも交流を続けることで、採用機会が生まれたときにスムーズなアプローチが可能になります。
ただし、コミュニケーションの頻度は候補者によって適切に調整し、押しつけがましくならないよう注意が必要です。
タレントプールを運用する際には、さまざまな失敗が起こりやすいものです。ここでは、主な失敗例と、その対策について解説します。適切な運用方法を知ることで、タレントプールをより効果的に活用できるようになります。
タレントプールに登録しただけで、その後のコミュニケーションを怠ってしまうケースが多く見られます。定期的な情報発信や面談がないと、候補者との関係性が希薄になり、採用機会を逃してしまう可能性が高くなります。
対策としては、メールマガジンやSNSでの情報発信、オンライン面談などを定期的に実施しましょう。たとえば、月1回程度の企業情報の発信や、四半期に1回のキャリア面談などが効果的です。
データの更新が行われず、古い情報のまま放置してしまうと、採用機会を逃したり、すでに転職している候補者にアプローチしたりするなどの無駄が生じます。
このため、定期的なデータクレンジングを行い、候補者の現状を把握しておくようにしましょう。更新を怠ってしまわないよう、データベースの更新ルールを策定することもおすすめです。
募集要件と異なる人材ばかりが集まり、質の低いタレントプールになってしまうケースもありがちな失敗例です。結果として、採用活動の効率が上がらず、時間とコストの無駄になってしまいます。
これは、募集要件や企業の魅力が明確に伝わっていないことが要因に挙げられます。このため、自社の求める人材像や企業文化を明確に打ち出し、こまめに情報発信を行いましょう。
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タレントプールの主なデメリットは、運用にかかる人的・時間的コストです。候補者との関係性維持や情報更新には、継続的な労力が必要です。また、プール内の候補者が他社に採用されるリスクもあるため、常に新しい候補者の確保が求められます。
タレントプールシステムとは、将来の採用を見据えて優秀な候補者の情報を管理するデータベースシステムです。候補者のスキル、経歴、コミュニケーション履歴などを一元管理し、必要なタイミングで適切な人材にアプローチできる仕組みです。
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