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「一人当たりの採用コストがかかりすぎている気がするけど、平均はどのくらい?」と思っている方はいませんか?
この記事では、新卒・中途それぞれの採用コストの相場や、募集手段による費用の違いを解説します。さらに、採用の質を落とさずにコストを削減できる方法も紹介します。自社の採用コストが適正かどうか判断したい採用担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
採用コストとは、採用活動において発生する費用のことです。具体的には、人材募集や面接、選考、内定・内定後のフォローにおいて生じる費用全般を指します。
採用にかかるコストは、外部コストと内部コストに大きく分けられます。採用コストの削減を図るには、それぞれの内訳の詳細を把握しておく必要があるでしょう。
外部コストは、採用活動時に外部のサービスや媒体を利用する際にかかる費用です。主な項目には以下のようなものがあります。
会社の資料や採用サイトなどを業務委託する場合も、外部コストに含まれます。
内部コストは、社内の採用活動でかかる費用を指します。具体的には以下のような項目が含まれます。
内部コストは外部コストに比べて、全体像が見えにくいという特徴があります。特に、社員への給与は労働の対価として基本給や残業手当などで支払われるため、採用活動だけに絞った場合にどれくらいの人件費がかかっているのかわかりにくい面があります。
採用コストを検討する理由としては、費用対効果が挙げられるでしょう。以下の記事では費用対効果について解説紹介していますのであわせてご覧ください。
採用の費用対効果の算出方法と最大化のポイント
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新卒採用と中途採用では、採用にかかるコストが異なります。それぞれの相場を見ていきましょう。
新卒採用の一人当たりのコスト相場は、一般的に90万円程度といわれています。近年、新卒採用のコストは増加傾向にあります。なぜなら、少子高齢化によって学生数が減少する中、企業間の採用競争が激しくなっているからです。
レバテックの調査によると、優秀な人材に出会うために採用開始時期を早期化する企業が増えており、外部コスト・内部コストの負担が増加していることが分かっています。
引用元:新卒エンジニア採用、約3割が開始時期を「前倒し」、 長期化による現場社員の負担も|レバテック
上のグラフを見ると、内定者向けの面談やイベント、研修といった内部コストの負担が増えていることが分かるでしょう。また、「求人媒体(ナビサイト)の費用が増加」と回答した企業も38.5%にのぼり、外部コストが増加していることも伺えます。
新卒採用は中途採用と比べて、会社説明会やインターンなどのイベント開催費用がかかる特徴があります。たとえば、中・長期型インターンでは学生一人当たり月20〜40万円程度の費用がかかるといわれます。
採用コストを検討するにあたり、削減方法を以下の記事で紹介しています。こちらもあわせてご覧ください。
採用コストの削減方法は?手法別の相場や見直しのポイントを解説
中途採用の一人当たりのコスト相場は、一般的に約100万円といわれています。新卒採用よりも相場が高い理由は、中途採用は即戦力を求める傾向にあるためです。即戦力となる経験や専門性がある人材は多くの企業が欲しがるため、採用コストも上がります。特にIT業界といったスキルが必要で人材不足な分野では、コストは高騰しやすいでしょう。
IT業界での人材獲得にお悩みの方は、レバテックダイレクトの活用をご検討ください。レバテックダイレクトは、ITエンジニア・クリエイター特化型のダイレクトリクルーティングサービスです。レバテックダイレクトなら一般的な人材紹介より料金が低く、採用コストを抑えたい場合におすすめです。
採用コストは職種によって異なり、また景気や業界動向の影響を受ける関係で年度によって変動するものです。
以下の記事では、職種や年度ごとの採用コストの推移を紹介していますのでこちらもあわせてご覧ください。
採用コストの推移は?費用削減や人材を獲得する方法も紹介
募集手段によっても採用コストには差が出てきます。ここでは、厚生労働省の資料から、代表的な募集手段と正社員一人当たりの平均採用コストをまとめました。
募集手段 | 採用コスト |
スカウトサービス | 91.4万円 |
民間職業紹介事業者(紹介会社) | 85.1万円 |
インターネットの求人情報サイト | 28.5万円 |
求人情報誌・チラシ | 11.3万円 |
知り合い・社員等からの紹介(縁故) | 4.4万円 |
自社HP等からの直接応募 | 2.8万円 |
SNS | 0.9万円 |
※厚生労働省「採用における人材サービスの利用に関するアンケート調査」をもとにレバテックが作成
なお、職種によっても採用コストは変わります。エンジニアなどの専門職はスキルが必要になることから、高額になることも少なくありません。エンジニアの採用単価を知りたい方は以下の記事も参考にしてください。
エンジニア採用単価の相場は?上昇の理由とコスト削減できる採用手法を解説
採用活動にかけるコストが適正か確かめるには、一人当たりの採用コストを算出し、前述したような平均額と比べてみましょう。
一人あたりの採用コストは、採用にかかった外部コストと内部コストの両方を含めた総コストを算出し、対象期間内に実際に採用した人数で割ることで算出できます。
たとえば、総採用コストが1,000万円で、10人を採用した場合、以下のようになります。
総採用コスト(1,000万円) ÷ 採用人数(10人) = 一人当たりの採用コスト(100万円) |
採用コストがかかりすぎている場合は、採用活動の方法を見直す必要があるでしょう。
採用コストを削減するには、採用プロセスや利用している採用サービスなど、今までのやり方を見直す必要があります。ここでは、採用コストを抑えつつ、マッチ度の高い人材を確保する方法を紹介するので、参考にしてください。
採用プロセスを見直すことで、採用コストを削減できる可能性があります。
たとえば、AIツールを導入することで、応募書類のスクリーニングが効率化され、担当者が書類選考にかける時間を短縮できます。AIの適性検査を使えば、応募者の能力や性格を客観的に評価でき、よりマッチ度の高い人材を選定できるようになるでしょう。
さらに、面接日程調整ツールを使用すると、担当者と候補者間の日程調整も効率化できます。
面接の質を高めることで面接回数を減らし、選考プロセスを簡素化するのも良いでしょう。事前に評価基準を設定して面接官全員で共有すれば、少ない面接回数でも応募者の能力を的確に評価することが可能です。さらに、オンライン面接を活用すれば、交通費や会場費の削減にもつながります。
採用コストの削減を図る際は、求人募集を行う手段の見直しも行いましょう。前述したように、募集手段によって一人当たりの採用コストは変わります。
求人媒体を見直す際は、まず自社が求める人材が登録していると思われる媒体を複数選択します。その後は、各媒体からの応募数や採用率を比較・分析してどのチャネルが最も効率的な採用につながっているかを把握します。調査結果を踏まえて求人媒体を変えたり費用配分を調整したりすることで、コスト削減を実現できるでしょう。
採用コストを抑えたい場合におすすめできる手段の一つは、ダイレクトリクルーティングサービスです。企業から候補者にアプローチするダイレクトリクルーティングは、ミスマッチが少なく長期的に見るとコスト削減につながる可能性を秘めています。
スカウトメールの作成といった手間がかかるデメリットはありますが、サポートが充実したサービスを利用すれば内部コストを抑えて運用することも可能です。レバテックダイレクトでは、専任のコンサルタントがスカウトメールの運用を支援するので、ぜひご相談ください。
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レバテックダイレクトの特徴を詳しく知りたい方はこちらの資料を参考にしてください。
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採用コストを削減するには、自社の採用ページを充実させることも大切です。なぜなら、自社サイトに詳細な求人情報や社員インタビューを掲載することで、自社に興味を持つ人材が一度で情報収集ができるようにすれば、直接応募を増やせるからです。
求職者は求人サイトで企業に興味を持った後、理解を深めるために公式サイトを訪問することが多くあります。その際に、魅力的なコンテンツが用意されていると、企業への理解度が深まり、入社意欲の向上につながります。結果として、採用活動全体の効率化とコスト削減を実現できる可能性が高まるでしょう。
一人当たりの採用コストを削減するには、低コストでマッチ度の高い人材を獲得できる可能性がある、リファラル採用やアルムナイ採用の実施も検討しましょう。
リファラル採用とは、社員の知り合いや友人を紹介してもらう手法です。リファラル採用では紹介してくれた社員にインセンティブを支払うのが一般的ですが、外部サービスよりは費用を抑えられるでしょう。インセンティブの相場は、10万円~30万円程度といわれています。
リファラル採用にかかる費用についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
リファラル採用とは?導入するメリットや成功させるためのポイントを紹介
アルムナイ採用とは、一度会社を辞めた元社員を再雇用する手法です。元社員との間にネットワークを築いておけば、外部の求人サービスを使うコストがかかりません。さらに、元社員はすでに会社の文化や業務を理解しているため、入社後の教育コストも削減できます。アルムナイ採用は即戦力がほしい場合にも適した採用手段といえるでしょう。
以下の記事では、エンジニアのアルムナイ採用を成功させるポイントを解説しています。
エンジニアのアルムナイ採用とは?メリットや成功のポイント、注意点を解説
新卒採用を行う場合、大学との連携は採用コストを抑える効果的な方法です。大学や専門学校では、求人票を無料で掲示できる場合があるので問い合わせてみると良いでしょう。学内説明会に関しても、民間企業が主催する合同説明会と比べて低コストで出展できる可能性があります。
大学と連携して採用活動をしたい場合、まずは自社が求める職種に関連する学部・学科がある大学を選定し、大学や学生の特徴を調査しましょう。連携したい大学が決まったら、メールでアポイントをとって大学を訪問するのが一般的な流れです。
一人当たりの採用コストを削減するには、採用した人材の内定辞退や早期離職を防ぐためにフォロー体制を整えることも大切です。採用した人材が離脱してしまうと、それまでにかけた採用コストが無駄になってしまいます。
特に、新卒は中途より内定辞退のリスクが高く、内定辞退を防ぐ取り組みが必須です。レバテックの調査によると、各企業は新卒の内定辞退を防止するため以下の取り組みを行っています。
引用元:新卒エンジニア採用、約3割が開始時期を「前倒し」、 長期化による現場社員の負担も|レバテック
最も多い取り組みは、「内定者懇談会の実施(47.7%)」でした。懇親会には、内定者に自社への理解を深めてもらい、入社に関する不安を取り除く効果があるため、実施を検討してはいかがでしょうか。
また、入社後に関しては、メンター制度を導入して新入社員が不安を抱えないよう体制を整えましょう。定期的な1on1ミーティングで悩みや課題を早期に把握し解決することも大切です。
採用コストを削減する方法として、フリーランスの活用も有効です。正社員のように長期的な就業を前提とする場合、スキルや経験はもちろん、企業の価値観とのマッチングを見極めなければなりません。
一方、フリーランスの場合は、企業との価値観よりも、その時々に必要なスキルや専門性を重視した選考を行います。条件さえ合えばすぐに参画を決定でき、採用活動にかかるコストを抑えられるでしょう。正社員と違って、必要な期間だけ人材を活用できる点も、コスト面でのメリットになります。
レバテックフリーランスでは、IT系フリーランスの紹介を行っています。相談や求人の作成は無料で行えるので、ぜひお気軽にご登録ください。
なお、レバテックフリーランスで紹介するエンジニアの単価は、JavaやPHPなどの人気のスキルで平均70万円~80万円ほどです。PMやコンサルタントなど希少なスキルの場合は、平均90万円~100万円が目安となります(いずれも2024年1月時点、週5日フルタイムで稼働した場合)。
レバテックで紹介するフリーランスの詳しい単価については、以下で確認できます。
▶【スキル別】フリーランスエンジニアの単価一覧の資料をダウンロード
正社員とフリーランスで迷う場合は、以下の記事も参考にしてください。
正社員と業務委託どちらが良い?コスト比較やメリット・デメリットなど徹底解説
採用費用の相場や削減方法を知りたい方に向けて、採用コストに関するよくある疑問に答えていきます。
一人当たりの採用コストの相場は、新卒採用で約90万円、中途採用で100万円程度といわれています。ただし、これはあくまで平均値であり、専門性の高い職種では、さらに高額になる場合もあります。また、利用する求人媒体によっても相場は異なります。
会社説明会やインターンの開催費用がかかります。内定者をフォローするための内定者懇親会や食事会、レクリエーションなどの開催費用もかかるでしょう。さらに、新卒の場合は内定式といった入社前のイベント開催費用がかかります。
面接の一部をオンラインにする、書類選考にAIツールを取り入れるなど、採用プロセスを効率化できないか検討しましょう。また、使用している求人媒体の応募・採用率を分析し、費用対効果が高いサービスに絞り込むことも有効です。新卒採用の場合は、大学に問い合わせることで無料で求人を掲載できる場合もあります。
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