最終更新日:2025年8月1日

【企業向け】エンジニアの紹介手数料の相場は?費用の抑え方も紹介

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「エンジニア採用のために人材紹介会社を利用したいけれど、紹介手数料がどのくらいかかるのか分からない」とお悩みではありませんか?

この記事では、エンジニア採用における人材紹介会社の紹介手数料の相場や、費用を抑えるための具体的な方法をまとめました。また、人材紹介会社が行っている、紹介者が早期退職した場合の返金保証制度についても解説します。

人材紹介会社を利用するか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

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エンジニア採用における紹介手数料の相場

エンジニア採用における人材紹介会社の紹介手数料の相場は、理論年収の30~40%程度です。

理論年収とは、基本給与に加えて、諸手当や賞与、固定残業代など、支給額がある程度決まっている項目を含めた1年間の予定支給総額のことです。非課税となる通勤手当や、個人の残業時間数や実績に応じて変化する変動残業代やインセンティブなどは含みません。

理論年収は、エンジニアの市場価値や技術力、実務経験の長さ、勤務地域などの要素を考慮して、採用企業が決定します。

人材紹介サービスを利用する際の紹介手数料の相場についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
人材紹介サービスを利用する際の費用は?メリットや注意点を解説

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エンジニア採用における紹介手数料の目安

参考までに、エンジニアの理論年収に基づく人材紹介会社の紹介手数料の目安を、以下の表にまとめました。紹介手数料は30~40%としています。

理論年収 紹介手数料30~40%の場合の料金目安
400万円 120~160万円
500万円 150~200万円
600万円 180~240万円
700万円 210~280万円
800万円 240~320万円
900万円 270~360万円
1,000万円 300~400万円

エンジニアの紹介手数料を抑える方法

ここでは、エンジニア採用で人材紹介会社を利用する際の、紹介手数料を抑えるための方法を紹介します。人材紹介会社を利用するか、費用面で迷ってしまう方は、ぜひ参考にしてください。

求める人材の詳細を明確にしておく

エンジニアの採用で人材紹介会社を活用する際は、求める人材の要件を明確にすることが重要です。プロジェクトに不要なスキルを採用条件に含めると、余分なコストが発生する可能性があります。

たとえば、単一の言語スキルで十分対応可能なプロジェクトにおいて、複数の言語経験を必須条件としてしまうと、候補者の理論年収を引き上げてしまう可能性があります。なぜなら、複数の言語スキルを持つ人材は市場価値が高く、それに応じた年収水準とする必要があるからです。

採用要件を定める際は、「必須条件」と「あると望ましい条件」を明確に区分けする必要があります。採用担当者は配置予定部署と密に連携を取り、具体的な人材要件を設定しましょう。

採用市場の相場を調べておく

エンジニアの採用で人材紹介会社を活用する際は、採用市場の相場を事前に把握しておくことが重要です。市場相場を理解していれば、求める人材のレベルに応じた理論年収を設定でき、人材紹介会社から紹介される候補者のスキルと理論年収の妥当性を判断することが可能となります。

相場を十分に把握していないと、紹介された候補者のスキルと理論年収の妥当性を判断できず、結果として必要以上の紹介手数料を払うリスクがあります。

複数の紹介会社を比較検討する

エンジニア採用で人材紹介会社を利用する際、手数料を抑えるためには、複数の会社を比較検討することが不可欠です。なぜなら、各社で紹介手数料の設定が異なるためです。

複数の紹介会社の手数料が同じでどこを選ぶか迷う場合は、サポート体制の充実度や登録している人材の多さ、担当アドバイザーの専門知識などを比較検討すると良いでしょう。

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エンジニアが早期退職しても返金保証制度がある

エンジニア採用では、採用者が早期に退職するリスクがありますが、多くの人材紹介会社では、このリスクを軽減するために「返金保証制度」を設けています。返金保証制度は、人材紹介会社を通じて紹介された人材が一定期間内に退職した場合、支払った紹介手数料の一部または全額が返金される制度です。

返金率は以下の例のように設定されていることが多いです。

  • 入社後1ヶ月未満の退職:紹介手数料の80%返金
  • 入社後3ヶ月未満の退職:紹介手数料の50%返金

ただし、保証期間や返金額は人材紹介会社によって異なるため、契約前に詳細な条件を必ず確認するようにしてください。

人材紹介会社の利用率の実態

レバテックがIT人材の採用方法について調査したところ、企業が採用活動で利用しているチャネルとして最も多いのは掲載型の求人媒体の48.7%で、次いで転職エージェント(人材紹介会社)が47.4%という結果でした。

採用活動で利用しているチャネル

また、新たに導入したチャネルとしては、スカウト型の求人媒体が47.6%、転職エージェントが39.2%という結果が出ています。

新たに導入した採用チャネル

人材紹介会社は他の採用チャネルと比べてコストが高くなる傾向がありますが、これらの結果から多くの企業が利用していることが分かります。
これは、エンジニアの採用が難しい現状において、費用をかけてでも人材を確保したいという企業の強いニーズと、採用市場の厳しさを反映しているといえるでしょう。

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紹介手数料に関するよくある質問

ここでは、紹介手数料に関するよくある質問に回答します。

Q.エンジニアの紹介手数料の相場は?

人材紹介会社を利用した場合のエンジニアの紹介手数料の相場は、理論年収の30~40%程度といわれています。理論年収は、基本給と諸手当、固定残業代などある程度支給額が決まっている項目の総額です。ただし、非課税対象の交通費や、個人によって変わる変動残業代、インセンティブは含みません。

Q.紹介手数料を抑えるコツは?

人材紹介会社を利用した場合の紹介手数料を抑えるには、求める人材の要件を明確にすることが重要です。紹介手数料は採用する人材の理論年収に連動するため、必要以上のスキルを持つ高年収の人材を採用した場合、費用が膨らんでしまいます。
また、市場相場も把握しましょう。市場相場を把握すると、求めるスキルに見合った適切な理論年収を設定でき、人材紹介会社から提案された候補者のスキルと理論年収の妥当性を判断しやすくなります。
さらに、複数の紹介会社から見積もりをとって、紹介手数料やサービス内容を比較検討するのもおすすめです。

紹介手数料が高いと感じたら他の採用手法を選ぶべき?

人材紹介会社の紹介手数料が高額に感じる場合に他の採用手法に切り替えるべきかは、採用活動における課題によります。

人材紹介会社は紹介手数料が高いものの、求める条件に合う人材を紹介してもらえます。また、選考や面接日程の調整などのサポートも受けられるため、採用担当者の負担軽減につながりやすいです。

一方、他の採用手法は費用は抑えられますが、手法によっては人材を見つけにくい、採用担当者の負担が大きくなりやすいなど、それぞれにデメリットがあります。

採用手法ごとのメリット・デメリットを踏まえ、自社の課題や状況に合わせて慎重に検討するのがおすすめです。

採用手法選びで迷った際は、以下の記事もご参照ください。
エンジニアの採用手法7選!採用が難しい理由や成功の秘訣を解説

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