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最終更新日:2024年9月12日

【事例付き】優秀なフリーランスエンジニアと出会うための基礎知識を解説

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「フリーランスエンジニアの採用も検討し始めたものの、採用方法や契約方法などがわからない」

このような悩みを持つ担当者様も多いのではないでしょうか?
この記事では、フリーランスエンジニアを活用する際の契約方法や費用などの基礎知識、メリットとデメリット、採用手法、導入事例などを紹介しています。
フリーランスに関する基礎知識を把握して、優秀なフリーランスエンジニアの採用に向けて動き出しましょう。

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エンジニアのマーケット状況について

ここでは、フリーランスエンジニアの詳細を説明していく前に、まずはエンジニアを取り巻くマーケット状況について説明します。

IT人材は2030年までに最大79万人が不足

日本のIT人材の需要と供給には大きなギャップが生じている状況です。また、この状況は今後も深刻化していくと考えられます。

経済産業省が2019年3月に発表した「IT人材需給に関する調査」では、2030年には最大で約79万人ものIT人材の不足が予測されています。このことから、日本ではIT人材の需要の伸びに対して、そもそものIT人材数が不足している状況といえるでしょう。

 

フリーランスエンジニアの単価相場
出典:経済産業省 ーIT人材需給に関する調査ー 調査報告書(2019年3月)

IT人材の求人倍率は17.8倍

企業のIT人材ニーズは非常に高い状況が続いており、今後も需要は拡大していくことが想定されます。そのため、IT人材の採用市場は求人倍率が高く、売り手市場の状況です。

当社調べ(※)では、ITエンジニア・クリエイターの正社員の求人倍率は17.8倍となっています。職種によっては求人倍率が数十倍のものもあり、企業の高いIT人材ニーズと人手不足の状況であることがわかります。

(※)正社員転職・フリーランス市場動向 2021年12月

フリーランスとして働くエンジニアが増加中

また、近年フリーランスとして働くエンジニアが増えていることも特徴のひとつです。フリーランスエンジニアの紹介を行うレバテックフリーランスの登録者数は、毎年前年比100%以上増えており、フリーランスエンジニアの増加は右肩上がりといえるでしょう。

この背景として、多様で柔軟な働き方の実現やリモートワークの推進、企業のIT人材の需要増加などが考えられるでしょう。

また、エンジニアは多くの企業から引く手あまたの状況のため、優秀なエンジニアほどフリーランスとして働くことで、より収入アップや自由な働き方の実現、様々な案件に関わることでさらなるスキルアップができます。このことから、エンジニアにとって、フリーランスとして働くことはメリットが大きいといえます。

政府は2021年に「フリーランスとして安心して働ける環境を 整備するためのガイドライン 」を策定しており、今後もフリーランスエンジニアの増加が見込まれます。

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フリーランスエンジニアについて

次に、フリーランスエンジニアの定義や契約形態、費用の相場について理解を深めていきましょう。

フリーランスエンジニアとは

フリーランスとは、特定の企業に就職せず、独立して個人で案件ごとに契約する働き方を指します。エンジニアは専門性が高い職種のため、自分のスキルや専門性を活かして活躍するフリーランスとは相性が良いといえます。

よく、フリーランスと業務委託が混同されることが多いですが、フリーランスは「働き方」であり、業務委託はフリーランスとの「契約方法」です。フリーランスエンジニアを活用する場合は、業務委託契約を結ぶことが多くなります。

契約形態について

次に、具体的な契約形態について解説します。フリーランスとの業務委託契約には大きく2つの種類があります。
それぞれの違いと特徴を理解しましょう。

請負契約

請負契約とは、請負人に特定の仕事の完成を約束させることを目的とし、注文者はその成果物に対して報酬を支払うことを約束する契約です。たとえば、エンジニアとの請負契約であれば、請負人であるエンジニアがwebサイトの開発やアプリケーションの開発を行い、納品が完了することで報酬が発生します。
明確に決まった納期までに成果物が必要な場合は、請負契約が適しているといえるでしょう。

準委任契約

準委任契約は、成果物の納品義務はなく、定められた期間業務を遂行したこと自体に報酬を支払う契約です。契約期間中の成果物の納品の有無に関わらず、委任者は受任者に報酬を支払う必要があります。
企業がシステム開発の一部を外部のエンジニアに委託するSES契約などがこれに当てはまります。プロジェクトの状況に応じて柔軟に人員を確保したい時におすすめです。

フリーランスエンジニアの単価について

フリーランスエンジニアの単価は、エンジニアのスキルや経験によっても異なります。当社の調査によると、目安は以下の通りです。

基本的に、より高いスキルや希少性の高いスキルを持つエンジニアほど、単価が高くなります。また、単価は1ヶ月あたりの金額のため、仮に3ヶ月間の契約であれば単価×3ヶ月の金額が支払う費用になります。

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フリーランスエンジニアのメリット・デメリット

続いて、企業がフリーランスエンジニアを活用するメリットとデメリットについて説明します。それぞれ把握して、フリーランスエンジニアが自社にマッチしているのか判断しましょう。

メリット

スピーディーにエンジニアを確保できる

フリーランスエンジニアの場合、正社員採用と比較して、よりスピーディーにエンジニアを確保できます。正社員採用の場合、入社者は退職交渉や引き継ぎなども発生するため、採用決定から入社まで1ヶ月〜数ヶ月かかる場合もあります。
急にエンジニアが必要になった場合など、スピードが重要な場面では、フリーランスの活用がおすすめです。

効率的な人材確保ができる

必要な人材を必要な期間のみ確保できることもメリットの1つです。特定期間のプロジェクトのみでエンジニアが必要な場合、正社員で採用することは長期的にコストがかかります。
フリーランスエンジニアであれば、必要な時に効率的にエンジニアを確保しつつ、再度エンジニアが必要になったタイミングで、同じエンジニアを指名することも可能な場合があります。

ハイレベルなエンジニアが多い

フリーランスエンジニアには、スキルが高い人材が多い傾向があります。なぜなら、一定の経験とスキルを持ったエンジニアが、収入アップやさらなるスキルアップのためにフリーランスを選択する傾向があるためです。
そのため、正社員採用であれば採用が難航するハイレベルなエンジニアでも、フリーランスであれば確保できる場合もあります。

デメリット

情報漏洩に繋がる可能性がある

フリーランスを活用するにあたり、社外の人物に業務に関する情報を提供することになります。そのため、社内秘の情報が漏洩してしまうリスクがあります。
フリーランスと契約する際は、事前に情報の取り扱い方法や使用ソフト、守秘義務などについて詳細にすり合わせた上で契約しましょう。

契約期間の延長ができない場合もある

他社からの依頼も多い優秀な人材であれば、エンジニアは案件を選べる状態になります。そのため、継続して任せたい仕事があったとしても、契約を更新できない可能性もあります。
自社を選んでもらえるような条件の提示や日々の対応を心がけましょう。また、人材が必要になることがわかっている場合は、他の人材も探すなど事前に準備を進めましょう。

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フリーランスエンジニアの採用方法

最後に、フリーランスエンジニアを見つける方法を紹介します。フリーランスと出会う方法は様々です。優秀なフリーランスエンジニアを確保するためにそれぞれの特徴を理解しましょう。

フリーランスエージェントを利用する

エージェントに募集条件を伝えることで、エージェントから求める人材を紹介してもらえます。また、フリーランスとのやりとりもエージェントが代行するため、企業の工数削減が可能です。
フリーランスエージェントは、求めるフリーランスエンジニアを効率よくみつけたい企業におすすめです。

フリーランス専門の求人媒体に掲載する

フリーランスエンジニア専門の求人・案件検索サイトもあります。求人サイトを利用することで、エージェントよりもコストを抑えつつ幅広い母集団形成が可能です。
また、スカウト機能がある求人サイトの場合、スカウト機能を利用したエンジニアへの個別アプローチも有効な手段です。
エンジニアと直接やり取りが発生するため、エージェント利用よりも担当者の工数は増えますが、人員に余裕がある場合は検討しましょう。

リファラル

自社のエンジニア経由で、フリーランスエンジニアを紹介してもらうことも手段のひとつです。リファラルであれば社員の友人や知人のため、契約後に社内情報を共有する際に比較的安心感があります。
エージェントに支払う手数料や求人サイトへの掲載費などのコストも抑えることができるため、リファラルも検討しましょう。

クラウドソーシングを利用する

クラウドソーシングとは、業務を外部にアウトソーシングする際に、インターネット上で不特定多数に業務を発注する業務形態です。企業は、インターネット上で発注したい業務を公開して応募者を募り、応募者の中から発注先を選定して業務委託契約を結びます。
クラウドソーシングを利用する際は、クラウドソーシング業者のサービスを利用することが一般的です。

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フリーランスエンジニアの活用事例

株式会社リコー

これまで印刷機器や光学機器など、組み込み開発がメインだった株式会社リコーでは、元々アメリカの子会社で作っていたSaaSプロダクトを継続開発するにあたり、ハイスキルなエンジニアが必要でした。

自社内や従来の業務委託先、技術部長の個人的つながり、SNSなど幅広い手段を使って人材を探すものの、マッチする人材はいない状況。

様々な手段を考えるなかでフリーランスの活用が検討にあがり、レバテックフリーランスを活用することで、最初の問い合わせから約1ヶ月で、求めるスキルを持つエンジニアが参画した事例です。

株式会社リコーの導入事例詳細はこちら>>

ルームクリップ株式会社

「部屋の写真」に特化した実例写真共有アプリ「RoomClip(ルームクリップ)」を軸に事業を展開するルームクリップ株式会社。

サービスを成長させるためにエンジニア採用を進めていたものの、エンジニア界隈でプロダクトの知名度が高くないことから母集団形成に苦戦していました。

エンジニア採用がなかなかはかどらないことを踏まえ、外部ベンダーやクラウドソーシングではなく、現場でコミュニケーションを取りながら業務を進められる常駐型フリーランスエンジニアをある時期から検討しはじめます。

その後レバテックフリーランスを活用した結果、提案から約2週間で2名のエンジニアの稼働を実現した事例です。

ルームクリップ株式会社の導入事例詳細はこちら>>

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副業人材の活用を検討している方はこちらを参考にしてください。
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