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「フリーランスに委託したいけど、時給相場が分からない」フリーランスへの業務委託を検討する際、報酬設定に悩む企業は少なくないでしょう。高すぎれば予算オーバー、安すぎれば質の高い人材を確保できません。
本記事では、エンジニア・Webデザイナー・マーケターなど職種別の時給相場から、適正単価の設定方法、フリーランス活用のメリットなどを解説します。フリーランスの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
フリーランスの時給相場はスキルや職種によって大きく異なります。フリーランスへの業務委託を考える際、適切な報酬設定に悩む人事担当者やプロジェクトマネージャーは少なくありません。予算計画を立てる前に、まずは市場の実態を把握しておきましょう。
フリーランスのエンジニアの時給相場は、スキルや職種によって異なります。レバテックの案件データによれば、スキル・職種ごとによる時給相場は次のとおりです。
スキル・職種 | 1ヶ月あたりの単価(週5日×8時間) | 時給相場 | |
バックエンド | Java | 70~80万円 | 約4,000~5,000円 |
PHP | 70~80万円 | 約4,000~5,000円 | |
フロントエンド | JavaScript | 70~80万円 | 約4,000~5,000円 |
インフラ | ネットワークエンジニア | 65~75万円 | 約4,000~5,000円 |
クラウドエンジニア | 80~90万円 | 約5,000~6,000円 |
※レバテック案件単価データ(稼働日数週5日)の時給換算値
たとえば、バックエンドエンジニアの場合、特に人気スキルであるJavaやPHPでは、時給相場が4,000~5,000円程度が主流となっています。ただし、専門性の高いスキルや最先端の技術スキルを持つエンジニアは、より高額な相場となるでしょう。
フリーランスのエンジニアへの業務委託を検討する場合は、必要とする技術スキルのレベルに応じて予算を設定することが大切です。
エンジニアの単価相場を詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
【企業向け】エンジニアの単価相場は?SESやフリーランスの費用目安
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フリーランスのWebデザイナーの時給相場は、レバテックの案件データをもとにすると、2,000円~4,000円程度が主流となっています。
職種 | 1ヶ月あたりの単価(週5日×8時間) | 時給相場 |
Webデザイナー | 45~55万円 | 約2,000~4,000円 |
※レバテック案件データ(稼働日数週5日)の時給換算値
ただし、デザインスキルだけでなく、HTML/CSSなどのコーディングスキルやUI/UXの知識など、より専門的なスキルを持っているフリーランスは、さらに単価が高くなる傾向にあります。
また、実績や経験の豊富さでも単価は変動します。たとえば、有名企業のWebサイト制作経験があるデザイナーや、特定業界に特化したデザイン実績が豊富なデザイナーは、より高い報酬を設定している場合があるでしょう。デザイナー採用の際は、求めるデザインのクオリティや複雑さに応じて適切な予算を組むことをおすすめします。
Webデザイナーへの業務委託について検討されている方は、ぜひこちらの記事もあわせてご活用ください。
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職種 | 1ヶ月あたりの単価(週5日×8時間) | 時給相場 |
Webマーケター | 50~60万円 | 約3,000~4,000円 |
※レバテック案件データ(稼働日数週5日)の時給換算値
フリーランスのWebマーケターの時給相場は、レバテックの案件データによると、3,000円~4,000円程度が一般的な相場となっています。
ただし、また、任せるマーケティング内容の範囲によっても変動します。マーケティングの業務内容は、SEO対策やコンテンツ制作、SNS運用、Web広告運用などさまざまな業務があるため、どのような業務を依頼するかが重要です。
また、特定の専門分野で高い成果を出せるマーケターや、複数の専門領域を横断的に統括できる上級マーケターになると、さらに高額な時給相場となるでしょう。
Webマーケターへの業務委託については、下記記事でも詳しく解説しています。ぜひこちらも参考にしてください。
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フリーランスに業務を依頼する際、適正な単価設定が重要です。高すぎると予算オーバーになり、安すぎると質の高い人材を確保できません。ここでは、フリーランスの適正単価を設定するための効果的な方法をご紹介します。
フリーランスの適正単価を決める第一歩は、プロジェクトに必要なスキルや能力を明確にすることです。技術が高いほど単価も高くなる傾向があるため、本当に必要なスキルや能力を定義することが大切です。たとえば、エンジニアの場合、「PHP開発ができる人」と曖昧に定義するのではなく、「PHPによる大規模ECサイト開発の経験者で、AWSでの環境構築もできる人材」というように具体的に定めましょう。
スキル要件を明確にする際には、以下の点に注目するとよいでしょう。
上記のように、スキルや能力だけでなく、プロジェクト経験の豊富さやチームリーダーとしての経験が必要かなどを明確にしておくこともおすすめです。
適正単価を設定するためには、現在の市場相場を把握することが重要です。フリーランスの単価は、スキルや経験だけでなく、市場状況や技術のトレンドによっても変動するため、フリーランス向けのプラットフォームやエージェント会社のWebサイトなど、複数の情報源から相場を調査しましょう。
たとえば、新しい技術であるAI関連やクラウドに詳しいエンジニアは需要が高く、単価も高めに設定されている傾向があります。そのため、常に最新情報から相場を把握することが大切です
また、複数の情報源を組み合わせることで、より精度の高い相場観を得ることができます。ただし、相場はあくまで参考値であり、個人のスキルや実績によって上下することを念頭に置いておく必要があるでしょう。
プロジェクトの規模や期間を考慮し、プロジェクト全体の予算から逆算してフリーランスへの委託予算を算出しましょう。委託予算を算出する際は、必要な工数や職種、人数などを計算し、出来る限り詳細な予算計画を立てることが大切です。
また、費用対効果も大切です。高単価でも短期間で質の高い成果が得られるなら、結果的にコストパフォーマンスが高い場合もあります。逆に低単価でも工数が膨大になれば総コストは高くなることもあるため、総合的な視点での判断が不可欠となるでしょう。
最終的な単価は、候補者との交渉で決まることも多いため、ある程度の調整余地を残しておくと良いでしょう。自社が提示する単価で必ず応じてくれるとは限らないため、予算や市場相場を踏まえ、単価の上限額をあらかじめ決めておくことが大切です。交渉時に自社が許容できる単価上限が決まっていれば、相手の希望に対して柔軟に検討できます。
それでも万が一、交渉時に自社の条件と相手の希望が一致しない場合は、納期や契約期間などの要素も含めた総合的な条件を検討すると良いでしょう。
人材不足や働き方の多様化が進む現代において、フリーランスの活用は企業にとって有効な選択肢の一つです。フリーランスを活用することで得られる具体的なメリットを4つご紹介します。
フリーランス活用のメリットは、プロジェクトや業務に必要な期間だけ、特定の専門スキルを持つ人材を確保できる点です。正社員として採用する場合、長期的な雇用が前提となりますが、フリーランスであればプロジェクト単位での契約が可能です。
たとえば、「新規事業の立ち上げで特定の技術を持つエンジニアが必要」「Webサイトリニューアルのために3ヶ月間だけWebデザイナーに参画してほしい」といったケースで非常に有効です。プロジェクトが終了すれば契約も満了となるため、企業は人件費を固定費化することなく、必要なスキルを必要な時にだけ活用できます。フリーランスを活用することで事業の状況変化に合わせたスピーディーで柔軟な組織体制を構築できるでしょう。
フリーランスへの業務委託は、正社員のような採用コストや継続的な育成コストがかからないこともメリットの1つです。
正社員は、一人採用するために求人広告費や人材紹介エージェントへの手数料、面接にかかる人件費など、多大な採用コストが発生します。また、採用後も研修やOJTといった育成コスト、社会保険料や福利厚生費などの費用も必要です。
一方で、フリーランスは、契約までのプロセスもシンプルのため、スピーディーに契約まで進めることが可能です。また、既にスキルや実務経験を備えたプロフェッショナルであるため、契約が成立すればすぐに業務を開始できます。
必要な期間だけ質の高い専門人材を確保でき、人材関連コストを大幅に削減できる点は、企業にとって大きな魅力といえるでしょう。
専門性の高い業務や、定型的でありながらも時間のかかる業務をフリーランスに委託することで、正社員の業務負担を軽減できます。一部の業務をフリーランスに委託することで、正社員は自社の成長に直結するコア業務や、より付加価値の高い仕事に集中できるようになります。
たとえば、Webマーケティングの専門知識が必要な業務をフリーランスに任せれば、社内のマーケティング担当者は戦略立案や企画といった上流工程に注力できるでしょう。社員一人ひとりの業務が最適化されることで、残業時間の削減や従業員のエンゲージメント向上にもつながり、組織全体の生産性向上に貢献します。
繁忙期や急遽人手が必要になった場合でも、フリーランスであれば、人員のリソースを迅速に確保することが可能です。フリーランスは、正社員採用のような時間的コストがかからないため、企業は必要なタイミングで即戦力人材を確保できるのです。
一方で、正社員採用は、求人広告や人材紹介サービスなどを利用して候補者を探し、面接を経て内定というように採用プロセスに時間がかかるため、突発的な人材不足にはすぐに対応できません。また、一時的な状況のために正社員を増やすことは、人件費の観点から難しい場合もあるでしょう。
しかしこのような状況でも、フリーランスを活用すれば柔軟に対応できる強力な武器となります。繁忙期だけの短期的な契約を結ぶことで、常に最適な人員体制を維持できるのです。
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職種やスキルレベルによって大きく異なります。レバテックの案件データによる一部の時給相場を紹介すると、バックエンドエンジニアの場合、特に人気のスキルであるJavaやPHPでは4,000~5,000円、Webデザイナーは2,000~4,000円、Webマーケターは3,000~4,000円となっています。
ただし、任せる業務の範囲、スキルの専門性、経験年数、そして需要と供給のバランスによって変動するため、フリーランスへの業務委託を検討する際は、市場調査を行うようにしましょう。
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