最終更新日:2025年8月1日

即戦力のデザイナーを確保するには?採用難の理由や人材の見極め方を解説

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「即戦力となるデザイナーの採用がうまくいかない」こうした悩みを抱える採用担当者は少なくありません。

この記事では、即戦力となるデザイナーの採用が難しい理由を解説するとともに、効果的な採用手法や人材の見極め方、採用するためのコツをまとめました。

即戦力としておすすめのフリーランスデザイナーを活用するメリットについても解説しているので、デザイナーの確保に課題を感じている企業の方は、ぜひ参考にしてください。

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即戦力となるデザイナーの採用が難しい理由

即戦力のデザイナーの採用が難しい理由は、デザイナーの数が少ないことに加え、あらゆる業界で需要が高まり、人材獲得競争が激化しているためと考えられます。

さまざまな業界でデザイナーの需要が高まっていることを裏付けるデータとして、電通グループが2024年に発表した調査レポートがあります。
同レポートによると、デザイナーの需要が高いインターネット広告媒体費は、2023年には前年比108.4%の2兆9,124億円に達しました。

また、経済産業省の調査でも、業界を問わずデザイナーのニーズが高まっていることが分かるでしょう。
同調査によると、2023年の消費者向け電子商取引市場規模は前年比9.23%増の24.8兆円に、企業間電子商取引市場規模は前年比10.7%増の465.2兆円に拡大しています。

なお、レバテックの「ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別求人倍率」「ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別案件倍率」によると、デザイナーの求人・案件倍率は、以下の通りです。

デザイナーの求人・案件倍率

※「ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別求人倍率」「ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別案件倍率」をもとに当社で作成

デザイナーの採用難に関してより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
デザイナー採用が難しい理由は?人材確保に活用できる手法や事例を解説

参考:
「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」|電通
令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました|経済産業省
ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別求人倍率|レバテック株式会社
ITエンジニア・クリエイター    スキル・職種別案件倍率|レバテック株式会社

即戦力となるデザイナーと出会いやすい採用手法

即戦力のデザイナーを採用したいと考えるなら、効果的な採用手法を選ぶことが重要です。特に効果的な3つの採用手法について詳しく見ていきましょう。

エージェント

エージェントは、即戦力となるデザイナーの採用において有効な手段です。アドバイザーが、企業が求めるスキルや経験、価値観、志向性などを詳細にヒアリングし、最適な人材を厳選して紹介してくれるためです。

登録者数が多い、あるいは専門性が高いサービスであるほど、即戦力となるデザイナーと出会いやすくなるでしょう。これは、母数が大きいほど条件に合う人材に出会える確率が上がり、また、専門性の高いプラットフォームには実績豊富なプロフェッショナルが集まる傾向があるためです。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングも、即戦力となるデザイナーの獲得に効果的です。スキルや経験などの要件を満たしているか候補者のプロフィールを確認した上で直接アプローチできるため、選考前に即戦力となる人材か否かをある程度見極められます。

特にダイレクトリクルーティング専用のプラットフォームを利用すれば、スキルや経験年数などでの絞り込みができるため、効率的に人材を探せます。

レバテックダイレクトでは、詳細なフィルタリング機能で人材を探せるのに加え、カスタマーサクセスによる伴走型支援を行っているのが特徴です。運用フェーズに応じたサポート、運用データに基づいた改善提案、最新の市場情報提供などを通じて、最適なデザイナーを獲得できるよう支援します。

リファラル

リファラル採用も、即戦力のデザイナー獲得に有効な手段です。社員が、実務経験やスキルを把握したうえで候補者を推薦するため、求める要件に適した人材との出会いが期待できます。

特に、前職での人脈を通じた紹介の場合、推薦者と同等レベルのプロジェクト経験を持つことが多く、一定水準以上の実務能力が期待できるでしょう。

レバテックダイレクトは、ITエンジニア・クリエイター特化型のダイレクトリクルーティングサービスです。
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即戦力となるデザイナーの見極め方

有望な候補者を見つけても、期待したパフォーマンスを発揮してもらえない場合もあるため、採用後に即戦力として活躍してくれるか見極める必要があります。そこで、具体的な見極め方について解説します。

ポートフォリオでスキルを確認する

デザイナーのスキルを評価する上で、ポートフォリオの確認は不可欠です。実際の制作物を通じて、デザインセンスやPhotoshopやIllustratorなどのデザインツールのスキルを具体的に把握することができます。さらに、各作品に添えられた制作意図や工夫点、得られた成果などのコメントからは、課題解決能力を読み取ることが可能です。

また、自社の求めるデザインスタイルやジャンルが含まれているかどうかも、重要な判断材料です。

面接でコミュニケーション能力を評価する

面接でコミュニケーション能力を確認することも重要です。デザイン業務は個人の作業と思われがちですが、コミュニケーションスキルが求められる場面が多々あるからです。たとえば、クライアントの要望を正確に理解しデザインに反映させる、メンバーへフィードバックを行うといった内容が挙げられます。Webやゲーム、アプリなどのデザインであれば、ディレクターやエンジニアなどのメンバーとのすり合わせを行うことも含まれます。

面接では、クライアントに対するヒアリング力、チームでのプロジェクト経験、フィードバックへの対応と改善への取り組みなどが分かる質問をすると良いでしょう。また、質問への回答内容や態度から、人との関わりを重視できる人材かを見極めることも重要です。

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即戦力となるデザイナーを獲得する4つのポイント

ここでは、即戦力となるデザイナーを獲得するための4つのポイントを紹介します。

1. 労働環境を整備する

優秀なデザイナーの獲得には、魅力的な労働環境の整備が不可欠です。デザイナーは採用市場での需要が高く、転職先や案件の参画先を選択できる立場にあるため、より良い労働条件を求める傾向があります。

デザイナーにとって魅力的な環境には、報酬の高さのほか、最新のデザインツールや使い慣れたソフトウェアの提供が含まれます。また、フレックスタイム制やリモートワークなど、柔軟な働き方を実現する制度の導入も重要視される要素です。

さらに、社内研修や勉強会の実施、業界イベントへの参加支援など、継続的なスキルアップを促進する取り組みに魅力を感じる人もいます。

2. 求める人物像を具体的に定義する

即戦力となる人材を獲得するには、まず求める人物像を明確に定義することが重要です。必要なスキルセットや経験年数、デザインスタイルなどを具体的に定めることで、候補者の選定がしやすくなります。

たとえば、「Webデザイン経験3年以上、レスポンシブデザインやアクセシビリティに関する知識保有者」のように、具体的な要件を定めましょう。

求める人物像が求人票に明確に記載されていれば、応募者自身も自身の適性を判断しやすくなり、結果として企業が求める人材からの応募を促進することも期待できます。

3. 採用計画を立てる

即戦力となるデザイナーの採用には、計画的なアプローチが不可欠です。予算や採用チャネル、選考プロセスなどを事前に検討し、戦略的な採用計画を立てなければ、求める人材に出会いにくく、採用機会を逃す可能性があります。

たとえば、優秀なデザイナーには相応の報酬が必要なため、良い人材を見つけても予算超過により採用できないかもしれません。
また、適切な採用チャネルを選択しなければ、欲しい人材に巡り合うこと自体が困難です。
さらに、選考プロセスが長引けば、他社に先を越されてしまいます。

4. フリーランスを活用する

即戦力となるデザイナーの獲得を目指すなら、フリーランスの活用も有効な選択肢の一つです。近年、働き方の多様化が進み、高度なスキルを持つデザイナーがフリーランスとして活躍するケースが増えているからです。また、求人・案件倍率の現状からも、正社員採用が難しい状況においては、フリーランスの方が比較的人材を獲得しやすいといえます。

正社員としての採用に限定せず、フリーランスの活用を視野に入れることで、企業はスピーディーに即戦力となる人材を確保できると考えられるでしょう。

フリーランスの活用を検討しているのであれば、IT・Web業界に特化したエージェントであるレバテックフリーランスがおすすめです。専任アドバイザーによる丁寧なヒアリングに基づき、最適な人材をご紹介いたします。

フリーランスデザイナーを活用するメリット

人材不足の解決策として、フリーランスデザイナーの活用は多くの企業で注目されています。フリーランスデザイナーを活用する主なメリットを確認していきましょう。

コストを抑えられる可能性がある

フリーランスデザイナーを起用した場合、正社員を雇用するよりも人材にかかるコストを抑えられる可能性があります。フリーランスデザイナーは、社会保険料や福利厚生費といった固定費がかからないためです。

また、プロジェクトに応じて契約内容や期間、報酬を柔軟に調整できるという面でも、コスト効率の高い人材活用が期待できます。

フリーランスデザイナーに業務を委託した場合のコストについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
デザイナーに業務委託する料金相場|フリーランスとデザイン会社との違い

短期でスキルや相性を見てから長期契約に移行できる

フリーランスデザイナーを利用するメリットには、まずは短期の契約でデザイナーのスキルや相性を見極めてから、長期契約に移行できることが挙げられます。短期プロジェクトでの協働を通じて、そのデザイナーのスキルや仕事の進め方、社内チームとの相性などを確認した上で、長期契約や正社員採用への移行を検討することが可能です。

一方、正社員の採用では、実際の業務適性度が低くても、すぐに契約を解消することは難しい傾向にあります。

デザイナーに業務委託をするメリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
デザイナーに業務委託するメリットとは?中途採用や派遣との違いも解説

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デザイナーに関するよくある質問

ここでは、デザイナーに関するよくある質問に回答します。

Q. 即戦力となるデザイナーを採用するのが難しい理由は?

即戦力となるデザイナーの採用が難しい主な理由は、デザイナー人口が少ない上、需要が供給を上回っているからです。近年は、あらゆる業界でデザイナーの需要が高まっており、人材獲得競争が激しくなっています。

たとえば、電通グループが2024年に発表した調査レポートによれば、インターネット広告媒体費は、2023年には前年比108.4%の2兆9,124億円に達しています。

また、経済産業省の調査によると、2023年のBtoC-EC市場規模は前年比9.23%増の24.8兆円に、BtoB-EC市場規模は前年比10.7%増の465.2兆円に拡大しました。

なお、レバテックの調査によると、正社員のデザイナーの求人倍率としては、Webデザインが9.5倍、UIデザイン(ゲーム)が27.0倍です。UIデザイン(Webサイト・アプリ)は33.7倍、キャラクターデザインも31.0倍となっています。

参考:
「2023年 日本の広告費 インターネット広告媒体費 詳細分析」|電通
令和5年度電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました|経済産業省
ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別求人倍率|レバテック株式会社
ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別案件倍率|レバテック株式会社

Q. 即戦力となるデザイナーを採用するには?

即戦力となるデザイナーの採用には、労働環境の整備が不可欠です。報酬、ツール・ソフトウェア、柔軟な働き方、成長の機会など、デザイナーが価値を感じる条件を整えましょう。求める人物像を明確にし、戦略的な採用計画を立てることも重要です。正社員にこだわらず、フリーランスの活用も視野に入れるのも良いでしょう。

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