最終更新日:2025年12月26日

即戦力のデザイナーを確保するには?採用でよくあるミスと人材の見極め方

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「即戦力となるデザイナーの採用がうまくいかない」こうした悩みを抱える採用担当者は少なくありません。

この記事では、デザイナーの採用でありがちな失敗を紹介します。また、デザイナーの採用が難しい背景を説明したうえで、採用のコツや即戦力の見極め方をまとめました。
正社員採用が難しい場合にフリーランスデザイナーを活用するメリットも解説しているので、デザイナーの確保に課題を感じている企業の方は、ぜひ参考にしてください。

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即戦力デザイナーの採用でありがちな3つの落とし穴

即戦力デザイナーの採用を成功させるためには、よくある落とし穴を理解し回避しましょう。以下に代表的な3つの失敗パターンを紹介します。

1.待遇面だけをアピールしてしまう

デザイナー採用において、給与や福利厚生だけに焦点を当てた求人は魅力的に映らないことがあります。なぜなら、多くのデザイナーは待遇面だけではなく、以下のような要素を重視しているからです。

  • スキルアップにつながるプロジェクトに参画できるか
  • 企業の理念に共感できるか
  • 同じ志を持つ仲間と働けるか

また、待遇のみを強調した求人を出すと、条件面だけを見て転職を繰り替えすデザイナーからの応募が集まるといった弊害も考えられるでしょう。

2.求人に求める人物像を記載しない

求める人物像を明確にしないと、候補者は自分が企業に合うかどうか判断できず、応募をためらうことになります。また、求める人物像を提示しないと、選考基準に合わない応募者が集まり、採用活動の効率が悪くなるおそれもあります。

さらに、求める人物像を記載しても、「コミュニケーション能力がある人」といった抽象的な表現では求職者に必要なスキルセットが伝わりません。ミスマッチを防ぐには、「社外の関係者とメールや対面でデザイン要件についての調整・交渉を行った経験がある方」というように、より具体的な記載を行う必要があります。

3.ポートフォリオのデザインだけで評価する

デザイナー採用でありがちな失敗の一つが、ポートフォリオの見た目だけでスキルを評価してしまうことです。作品の見た目が良くても、そのデザインがビジネス課題の解消につながらないものであったら、企業が求めるデザインとしてはふさわしくない可能性があります。

また、質の高い作品が掲載されていたとしても、チームで作り上げた成果物の場合は注意が必要です。なぜなら、実際のプロジェクトでどの部分を担当したのかを確認しなければ、候補者本人の実力を正確に評価できないからです。ポートフォリオの確認不足で候補者を必要以上に高く評価してしまうと、入社後にミスマッチを招く可能性があります。

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即戦力デザイナーをお探しの方は以下のリンクより単価一覧をダウンロードしてください。
⇒【スキル別】フリーランスクリエイターの単価一覧

即戦力となるデザイナーの採用が難しい理由

即戦力のデザイナーの採用が難しい理由は、デザイナーの数が少ないことに加え、あらゆる業界で需要が高まり、人材獲得競争が激化しているためと考えられます。

レバテックが保有するデータによると、正社員デザイナーの求人倍率とフリーランスデザイナーの案件倍率は以下の通りです(レバテックエージェントサービス 2024年12月実績)。

デザイナーの案件倍率

データからは、企業が正社員として優秀な人材を確保することの難しさが分かります。正社員と比べるとフリーランスの案件倍率は比較的低く、獲得しやすい状況がうかがえるでしょう。

参考:
ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別求人倍率|レバテック
ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別案件倍率|レバテック

デザイナー採用が難しい理由をさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
デザイナー採用が難しい理由は?人材確保に活用できる手法や事例を解説

即戦力となるデザイナーの見極め方

有望な候補者を見つけても、期待したパフォーマンスを発揮してもらえない場合もあるため、採用後に即戦力として活躍してくれるか見極める必要があります。そこで、具体的な見極め方について解説します。

ポートフォリオでスキルを確認する

デザイナー採用において、ポートフォリオは候補者のスキルを判断する重要な材料となります。ポートフォリオからデザイナーの実力や自社との相性を見抜くには、以下の点を中心に評価を行いましょう。

(1)ツールを扱うスキル

ポートフォリオから、候補者がどのようなデザインツールを使いこなせるかを確認しましょう。Adobe Creative Suite(Photoshop、Illustrator、XDなど)やFigma、Sketchなどのツール使用歴や習熟度は、即戦力として活躍できるかどうかの指標になります。

自社で使っているツールの経験がなくても、複数のツールを使いこなしている場合は、新しいツールへの適応力が高いと評価できるでしょう。

(2)作品を作るうえでの思考プロセス

ビジネス課題の解消につながるデザインを考案できるデザイナーは、デザインの背景にある思考プロセスが明確です。ポートフォリオに記載された解説から、どのような課題に対してどう解決策を考えたかという思考の流れを評価しましょう。

「なぜそのデザインにしたのか」「どのようなユーザーを想定したのか」といった説明が、分かりやすい文章でまとめられているかも評価したいポイントです。自分の考えを伝える能力は、チーム内での協働において価値を発揮します。

(3)作品のテイスト

作品のテイストや傾向が自社の求めるものと合致しているかも確認すべきポイントです。作品の質が良くても、求めているデザインと大きく方向性が違う場合は自社での活躍が難しい可能性が出てきます。

ポートフォリオから強いこだわりが感じられる場合、自社の要望に合わせて柔軟に対応できるか面接で確認するようにしましょう。過去に異なるテイストの案件にどう対応したかを聞くことで、適応力を判断できます。

面接でコミュニケーション能力を評価する

面接ではコミュニケーション能力を確認しましょう。クライアントの要望を理解しデザインに反映させたり、メンバーへフィードバックを行ったりする際は、コミュニケーション能力が必要です。

面接では、クライアントへの対応方法やチームでのプロジェクト経験などについての質問をすると良いでしょう。質問への回答内容や態度から、人との関わりを重視できる人材かを見極めることも大切です。

以下の記事では、デザイナーの採用基準について詳しく説明しています。選考で見るべきポイントをさらに詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
デザイナーの採用基準は?確認すべきスキルやポートフォリオの評価方法

即戦力となるデザイナーを獲得する3つのポイント 

即戦力となるデザイナーを獲得するには、具体的な採用計画やペルソナの設計、デザイナーが魅力に感じる労働環境の整備が欠かせません。それぞれの詳細を確認していきましょう。

1. 採用計画を立てる

即戦力となるデザイナーの採用には、計画的なアプローチが不可欠です。一例として、以下の手順で採用計画を立てましょう

  • (1)採用目標を明確にする
  • (2)採用ターゲットを決める
  • (3)採用体制を整える

まず採用目標を明確にしましょう。何人のデザイナーが必要で、いつまでに採用を完了させたいのか、予算はいくらかといった具体的な数字を設定しましょう。

次に採用ターゲットを定めます。UIデザイナーなのか、グラフィックデザイナーなのか、どの程度の経験年数を求めるのかを明らかにします。ターゲットを設定することで社内で採用したい人物像のおおまかなイメージを共有できます。
その上で、ターゲットに合った採用手法を選択しましょう。採用手法については後述する「即戦力となるデザイナーと出会いやすい採用手法」で詳しく説明します。

最後に採用体制を整えましょう。誰が面接を担当し、どのような基準で評価するのか、採用フローはどうするのかなど、社内の体制を整備することで、スムーズな採用活動が可能になります。

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2. 求める人物像(ペルソナ)を具体的に定義する

即戦力となる人材を獲得するには、求める人物像(ペルソナ)を定義することが大切です。ターゲットとペルソナには以下の違いがあるので、採用計画で設定したターゲット像とは別に、ペルソナを設定しましょう。

ターゲット:求める条件を満たす「層(グループ)」
ペルソナ:実在するかのように詳細に設定された「一人の人物像」

ペルソナは、次のような要素から構成されます。

  • 年齢
  • 性別
  • 経歴
  • 現在の年収
  • スキルや保有資格
  • 転職の動機
  • キャリア志向
  • コミュニケーションのスタイル
  • 趣味

ペルソナ設計の詳しいやり方については、以下の記事を参考にしてください。
採用でのペルソナの設計のやり方を解説!作成に役立つフォーマットも紹介

また、ペルソナを設定するメリットについては、以下の通りです。

効果的な訴求ができるようになる

ペルソナを定義することで、その人物に響くような求人広告や会社説明を作成できます。
たとえば、「チームでの協働を重視するデザイナー」をペルソナとした場合、求人では「活発なチームディスカッションが行われる環境」といった点を強調すると良いでしょう。ペルソナに合わせた訴求を行うことで、自社が求める人材からの応募が集まる可能性が高まります。

社内で選考基準を統一できる

ペルソナを設定することで、採用に関わる全員が同じ基準で候補者を評価できるようになります。面接官の主観や好みによって評価がバラバラになるリスクを減らせ、選考の精度が高まるでしょう。評価基準が統一されることで、面接後の評価のすり合わせにかかる時間が大幅に短縮されれば、採用の意思決定も迅速化できます。

3. 労働環境を整備する

売り手市場で即戦力となるデザイナーを獲得するには、魅力的な労働環境の整備が不可欠です。たとえば、以下のような取り組みでデザイナーが働きやすい環境を整えましょう。

  • 給与水準を改善する
  • 高スペックのPCや最新のデザインツールを導入する
  • 柔軟な働き方ができるようにする(フレックスタイムやリモートワーク)
  • 社内研修会や勉強会によるスキルアップ支援を行う

このほかには、デザイナーの創造性を尊重する文化づくりも大切です。意見が言いやすい雰囲気や、自発的なチャレンジを認める風土があれば、優秀なデザイナーの定着率が高まるでしょう。

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即戦力となるデザイナーと出会いやすい採用手法

即戦力のデザイナーを採用するには、エージェントやダイレクトリクルーティング、リファラといった手段がおすすめです。以下でそれぞれの詳しい特徴を確認していきましょう。

エージェント

エージェントは、企業の要望に合った人材を紹介してくれるサービスです。担当者が求めるスキルや経験、価値観、志向性などをヒアリングし、最適な人材を紹介してくれるので、自社で人材を選定する手間を省けます。候補者への連絡や面接日程の調整も代行してくれるため、採用にかける時間や人員リソースが少ない企業におすすめです。

エージェントを使う場合、登録者数が多い、あるいは専門性が高いサービスであるほど、即戦力となるデザイナーと出会いやすくなるでしょう。これは、母数が大きいほど条件に合う人材に出会える確率が上がり、専門性の高いプラットフォームには実績豊富なプロフェッショナルが集まる傾向があるためです。

ダイレクトリクルーティング

ダイレクトリクルーティングは、企業から候補者に直接アプローチする手法です。ダイレクトリクルーティング専用のプラットフォームを利用すれば、スキルや経験年数などで候補者の絞り込みができ、効率的に人材を探せます。

ダイレクトリクルーティングでは自社で直接人材のプロフィールを確認するため、選考前に即戦力となる人材か否かをある程度見極めることができるでしょう。

リファラル

リファラル採用とは、社員の知り合いを紹介してもらう採用手法です。自社をよく知る社員が、必要な実務経験やスキルを把握したうえで候補者を選ぶため、求める要件に適した人材との出会いが期待できます。特に、前職での人脈を通じた紹介の場合、推薦者と同等レベルのプロジェクト経験を持つことが多く、一定水準以上の実務能力が期待できるでしょう。

正社員にこだわらず契約形態の幅を広げる選択肢も

早期に即戦力を確保するには、派遣やフリーランスといった多様な契約形態のデザイナーを検討する方法もあります。派遣を利用する場合、派遣会社に「必要なスキル」や「期間」を伝えることで条件に合う人材の紹介を受けられるでしょう。

フリーランスは専門性が高いスキルを持っているので、ハイスキルな人材を必要な期間だけ確保したい場合におすすめです。プロジェクト単位での契約もできるので、正社員採用よりも迅速かつ柔軟に人材を確保できます。

フリーランスデザイナーに業務委託するメリットの詳細は、以下の記事をご覧ください。
デザイナーに業務委託するメリットとは?中途採用や派遣との違いも解説

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デザイナーに関するよくある質問

ここでは、即戦力デザイナーの採用に関するよくある疑問に答えていきます。

Q. 即戦力となるデザイナーを採用するのが難しい理由は?

即戦力となるデザイナーの採用が難しい主な理由は、デザイナー人口が少ない上、需要が供給を上回っているからです。近年は、あらゆる業界でデザイナーの需要が高まっており、人材獲得競争が激しくなっています。レバテックの調査によると、正社員のWebデザインの求人倍率は9.5倍という高水準です(レバテックエージェントサービス 2024年12月実績)。

参考:ITエンジニア・クリエイター スキル・職種別求人倍率|レバテック

Q. 即戦力となるデザイナーを採用するには? 

即戦力となるデザイナーの採用には、労働環境の整備が不可欠です。給与水準の見直しや最新のツール・ソフトウェアの導入、リモートワークの導入など、デザイナーが価値を感じる条件を整えましょう。求める人物像を明確にし、ターゲットに合わせた訴求を行うことも重要です。採用が進まない際は、正社員にこだわらずフリーランスの活用も視野に入れると良いでしょう。

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