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オンサイトとオフショア、ニアショア、どれが良いかはプロジェクトの目的や規模によって異なります。
この記事では、オンサイトとオフショア、ニアショアの特徴やメリット・デメリットや、それぞれどのようなプロジェクトに向いているのかを解説していきます。それぞれの特徴を理解し、より自社にメリットのある方法を選択できるようになりましょう。
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目次
オンサイトとは、システム開発などの案件において、人材が現地に出向きその場で作業を行うことを指します。業務を委託された企業の人材が、客先に常駐し作業をするということです。
オンサイトは基本的にIT系業務全般に対応していますが、委託される内容により「オンサイト〇〇」と表現されることもあります。代表的な業務例は以下のとおりです。
オフサイトとは、現地から離れた場所で作業を行うサービスを指します。客先の現場には常駐せず、委託された企業内で対応します。
また、オフサイトに関連する言葉に「オフサイトミーティング」があります。オフサイトミーティングは、遠隔でミーティングを行うことを指します。
オフショアとは、自社の業務の一部または全部を海外の企業に委託することを指し、システムやソフトウェア開発を委託する際は「オフショア開発」といいます。委託先としては、ベトナムやインド、フィリピン、インド、中国などが人気です。
ニアショアとは、国内の企業に自社の業務を委託することを指し、国内企業にシステムやソフトウェア開発を委託することを「ニアショア開発」といいます。多くは人件費や各種費用が安い地方都市の企業が委託先となっています。
なお、オフショア・ニアショアはオフサイトに該当します。
ニアショアとオフショアの詳しい違いについては以下の記事をご覧ください。
ニアショアとオフショアの違いは?メリットやデメリット、判断のポイントを紹介
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同じBPO・アウトソーシングでも、オンサイトとオフショア、ニアショアには、それぞれ異なるメリットとデメリットがあります。どういった内容が挙げられるのか、それぞれ紹介します。
オンサイトのメリットは以下のとおりです。
業務を外部に委託するのには情報漏洩のリスクがありますが、オンサイトは外部の人材が自社に常駐するため、社内の情報が外に持ち出される機会が少なく、ほかの手法と比べるとリスクは低いです。
また、外部委託では実際には業務を履行していないのに「◯◯を行った」と虚偽の報告をするなど、不正行為が行われる可能性もあります。しかし、オンサイトでは現場で業務にあたっている姿が見られるので、不正行為が行われるリスクも軽減されるでしょう。
オンサイトの利点は、作業者が現場に常駐していることです。IT系の業務は細かに連絡を取り合い、変更内容や注意点があれば柔軟に対応していかなければなりません。オフショアやニアショアのようなオフサイトでは少なからずタイムラグが生じてしまいますが、オンサイトであればその場でやりとりができます。
オンサイトのデメリットは以下が挙げられます。
オンサイトの委託先として選べるのは、国内企業に限りません。海外の企業にオンサイトでの業務委託を依頼することもできます。ただし、その際には海外からのエンジニアが渡航するためのビザと渡航費、日本に留まるための滞在費などが余分にかかります。
充分な開発コストを確保するとともに、業務に必要な人数を明確に割り出したうえで依頼すれば、予算オーバーになる心配を軽減できるでしょう。
オフショア開発は、特に人件費削減や業務効率化に影響し、成功すればかなりの利益を生み出せます。デメリットへの対策を講じておかないと失敗する可能性もあるので、しっかり特徴を理解し対応できるようにしておきましょう。
オフショア開発をうまく利用して、メリットを最大限得られるようにしましょう。メリットは以下のとおりです。
東南アジアや中国は日本と比較して人件費が低いため、日本でエンジニアを雇用するよりもコストを抑えた開発が可能です。委託先となる国や企業、業務内容、参画人数などによって異なりますが、2~3割程度の削減効果があるといわれています。
日本国内でのエンジニアの採用は非常に難しい状況ですが、人材が豊富な海外でオフショア開発を行うことで必要な人材を確保しやすくなります。また、海外には最先端の技術を扱える企業やエンジニアも増えているため、エンジニアの量、質双方でメリットがあるでしょう。
オフショア開発の具体的なデメリットは以下が挙げられます。回避できるよう対策もあわせて紹介するので、オフショア開発を利用する際は準備をしたうえで臨むと良いでしょう。
開発現場が海外のため、必然的に遠隔での管理がメインとなります。加えて、言語や文化、慣習などが日本と異なり、意思疎通の難易度は高いです。
何か問題が起きてもすぐに現場の確認ができないため、現地の進捗や品質の管理が難しい傾向があります。
海外文化に詳しく語学に長けたブリッジSEを配置するほか、こまめに連絡を取る、定時連絡の時間を設ける、毎日の進捗状況の報告をしてもらうようにするなどの対策をとりましょう。
為替変動によるコスト増加や大規模なデモの発生など、国際情勢の変化やその国特有のリスクが発生する場合があります。内容次第では開発を中断しなければならない事態に陥るでしょう。
カントリーリスクへの対策としては、1つの国・企業に依存しないことが挙げられます。オフショア開発に任せる開発は一般的に大規模かつ長期にわたるものが多いです。ほかの事業は他国・他企業に任せるなど、一つの開発が滞ってもほかの事業でカバーできるようにしておくと良いでしょう。
オフショア開発を実施する場合、現場責任者が必要です。日本から派遣する場合、現地の文化やビジネスコミュニケーションなどに慣れる必要があり、立ち上がりに一定の時間が必要となるでしょう。現地で採用する場合でも、日本企業との文化の違いなどで立ち上がりがスムーズに進まない可能性もあります。
対策としては、あらかじめグローバル人材を採用したり、最低限の語学力を備えた意欲ある人物を育成したりしておくことが挙げられます。採用・育成には時間がかかるので、海外へ委託する可能性が出てきた時点で推進しておくと良いでしょう。
以下の記事では、オフショアでのよくある失敗原因を詳しく解説しています。
オフショア開発失敗の原因は?よくある事例と成功に向けた対策を紹介
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ニアショア開発は、オンサイトとオフショアで挙げたようなメリットを少しずつ備えています。デリットはそもそも委託先が見つかりにくいというプロジェクト開始・進捗に影響が出る内容もあるので、よく確認しておきましょう。
ニアショアのメリットには、オフショアに見られるコスト削減やオンサイトのようなコミュニケーションのとりやすさなどがあります。しかし、完全に同様のメリットとはいえないため、詳細を確認しておきましょう。
地方の企業も海外企業と同様に人件費が安いため、業務を委託することで、東京近郊などの都市部と比較して費用を抑えられます。ただし、海外と比べると人件費の安さには限界がある点がオフショアとの違いといえるでしょう。
委託先企業は日本企業のため、文化や言語の違い、時差がありません。そのため、細かいニュアンスを含む日本語でのコミュニケーションができ、仕様認識のズレなども生じにくいでしょう。ただし、時差がないとはいえ、遠隔でのやりとりなので多少のタイムラグが生じるのが、オンサイトとの違いです。
ニアショア開発の場合、オフショア開発と比較して開発現場に訪れやすいです。そのため、現地で問題が発生した際にはスピーディーな解決ができるでしょう。オンサイトほどすぐに対応できないとはいえ、連絡を取り合った際にすぐにやるべき対応を伝える、即日訪問を心がけるなどの環境を整えておけば問題はないでしょう。
ニアショアはオンサイトとオフショア両方のメリットがあり魅力的ですが、何の対策もせずに活用しようとするとかえって開発に遅れが生じるケースもあります。予算オーバーにもなりかねません。ニアショアについてもデメリットの詳細と対策を確認しておきましょう。
地方は首都圏よりも単価は安いものの、オフショア開発と比べてコスト削減効果は低いです。プロジェクトの規模が大きくなるほど人件費も増えると予想できるので、特に大規模プロジェクトでの大幅なコスト削減は厳しくなるでしょう。
予算内でニアショア開発が可能なのか、しっかり確認しましょう。
ニアショアでコストを削減するコツについては、以下の記事を参考にしてください。
ニアショアのメリットは?オフショアとの違いやコスト削減のコツも紹介
日本全体でIT人材は不足しています。ニアショアは近年注目を浴び始めた開発手法でもあり、まだ対応している企業も少ない傾向です。ニアショア先は見つけにくく、あったとしてもスケジュールがいっぱいで直近では対応できないといわれることも少なくありません。
委託できそうな企業があっても、話を進めていくと必要なスキルを持つ人材がいない・必要人数が揃わない可能性もあります。
委託先企業だけではリソースが足りず、さらに別の企業に委託を行う「再委託」の可能性もあります。この場合、再委託先に業務の指示が正確に伝わらないために、プロジェクト進行やクオリティの担保に悪影響が生じる可能性があります。
オンサイトとオフショア、ニアショアの特徴をふまえ、自社にあった方法はどれなのか見極めることが重要です。ここでは、状況別にオンサイトとオフショア、ニアショアのどれがおすすめかを紹介します。表を参考にしながら比較してみましょう。
ハイスキルな人材が必要かつ、より密なコミュニケーションも必須なプロジェクトの場合、オンサイトが適しています。オンサイトは海外企業への依頼もできる開発手法です。優秀な人材が欲しいときには海外の企業から委託先を選別して人材を派遣してもらい、現場で直にコミュニケーションをとりながら進めると良いでしょう。
長期間にわたり高度なITスキルを保有するエンジニアが多数必要な場合は、オフショア開発がおすすめです。高度なスキルが必要ではない場合でも、長期間にわたり多くのエンジニアの開発リソースが必要な場合は、ニアショア開発よりもオフショア開発の方がコスト削減効果が高くなるでしょう。
期間や人員などが小規模なプロジェクトであれば、ニアショア開発がおすすめです。オフショア開発を進める場合、海外ということもあり準備や調整が必要となります。
しかし、ニアショア開発の場合は委託先が国内企業のため、よりスピーディーにプロジェクトを進めやすいでしょう。また、委託先と密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていきたいという場合も、ニアショアがおすすめです。
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ここでは、実際に開発委託先を探す方法や注意すべき点を紹介していきます。
どのようなプロジェクトでも開発には予算があります。開発に使える人件費・外注費を明確にしておきましょう。
すべての業務を外部に委託すると、予算オーバーになりかねません。予算を超えないためには、社内で対応する業務と外部に委託する内容を切り分けると良いでしょう。
外部に任せる業務を選定できたら、その領域に強い委託先企業を探します。同じIT系の業務を請け負う企業でも、得意領域としている企業に任せたほうが質の高い成果が得られるからです。
特に、過去に似た事例を手掛けたことがある場合は、よりスムーズにプロジェクトが進められるため、その企業の実績例を確認しましょう。
候補の企業をある程度絞り込んだ後、それぞれの料金やプランなどを比較検討しましょう。会社によって費用はもちろん、用意できるエンジニアなども異なります。
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開発を外部に委託しようとすると、オフショアやニアショア、オンサイトなどさまざまな用語が出てきて、違いが分からず悩む人は多いようです。これらの用語に関するよくある質問にお答えします。
A.オンサイトとは「現地で」「現場で」という言葉で、IT業界においては委託された企業の人材がクライアント先のオフィスで業務に従事することを指します。似た言葉に「オフサイト」がありますが、こちらは離れた場所で作業をすることを指します。
A.オフショアとは「off(離れる)」「shore(海岸)」を意味し、海外の事業者に業務を委託することです。ニアショアは「near(近くの)」「shore(海岸)」という意味で、日本国内の企業に委託することを指します。
A.大幅なコスト削減、長期間にわたる開発にはオフショアが適しています。少しでもコストを軽減させたい小規模開発なら、ニアショアが向いているでしょう。ハイスキル人材を活用しつつコミュニケーションもしっかりとりたいときは、オンサイトがおすすめです。
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