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オフショアとニアショア、どちらが良いかはプロジェクトの目的や規模によって異なります。
この記事では、オフショアとニアショアの特徴やメリット・デメリットや、それぞれどのようなプロジェクトに向いているのかを解説していきます。
オフショアとニアショアの特徴を理解し、より自社にメリットのある方法を選択できるようになりましょう。
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目次
ビジネスで使用される際のオフショアとは、自社の業務の一部または全部を海外の企業に委託することを指し、システムやソフトウェア開発を海外の企業に委託する際は「オフショア開発」と表現されます。主にベトナムやインド、フィリピン、インド、中国などが人気です。
反対に、ニアショアは国内の地方都市の企業に自社の業務を委託することを指します。システムやソフトウェア開発をニアショアで行うことを「ニアショア開発」といいます
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東南アジアや中国は日本と比較して人件費が低いため、日本でエンジニアを雇用するよりもコストを抑えた開発が可能です。「オフショア開発白書2021年版」によれば、オフショア開発を行った企業は平均30.7%のコスト削減に繋がっているようです。
日本国内でのエンジニアの採用は非常に難しい状況ですが、オフショア開発を行うことで必要な人材を確保しやすくなります。また、海外には最先端の技術を扱える企業やエンジニアも増えているため、エンジニアの量、質双方でメリットがあるでしょう。
まず、開発現場が海外のため必然的に遠隔での管理がメインとなります。加えて、言語や文化、慣習なども日本と異なるため、意思疎通の難易度も高くなるでしょう。
そのため、何か問題が起きてもすぐに現場を確認できないこともあり、現地の進捗や品質の管理が難しい傾向があります。
為替変動によるコスト増加や大規模なデモの発生など、国際情勢の変化に伴うその国特有のリスクが発生する場合があります。
オフショア開発を実施する場合、現場責任者が必要です。日本から派遣する場合、現地の文化やビジネスコミュニケーションなどに慣れる必要があり、立ち上がりに一定の時間が必要となるでしょう。現地で採用する場合でも、日本企業との文化の違いなどで立ち上がりがスムーズに進まない可能性もあります。
地方の企業に委託することで、東京近郊などの都市部と比較して単価を抑えることが可能です。一般社団法人日本ニアショア開発推進機構によると、首都圏の70%〜90%のコストで委託が可能です。
委託先企業は日本企業のため、文化や言語の違い、また時差もなく、スムーズにやりとりを進められます。そのため、細かいニュアンスを含む日本語でのコミュニケーションができ、仕様認識のズレなども生じにくいでしょう。
ニアショア開発の場合、オフショア開発と比較して開発現場に訪れやすいです。そのため、現地で問題が発生した際にはスピーディーな解決ができるでしょう。
地方は首都圏よりも単価は安いものの、オフショア開発と比べてコスト削減効果は相対的に低くなります。予算内でニアショア開発が可能なのかしっかり確認しましょう。
日本全体でIT人材が不足している状況に変わりはないため、委託したとしても必要なスキルの人材やリソースを確保できない可能性もあります。
委託先企業だけではリソースが足りず、さらに別の企業に委託を行う「再委託」の可能性もあります。この場合、業務の指示やコミュニケーションが正確に伝わらないために、プロジェクト進行やクオリティの担保に悪影響が生じる可能性があります。
また、委託していた成果物が求めるクオリティに満たないために、他の企業へ再委託する場合もあるため、委託先の選定は慎重に行いましょう。
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次に、オフショアとニアショアそれぞれの費用相場について確認していきましょう。
オフショア開発の相場は、どの国を選ぶのか、どんなスキルを持つIT人材がどれくらい必要なのかによって異なります。オフショア開発.comが調査した2021年最新の結果によると、相場は以下の表の通りです。
エンジニアのスキルにもよりますが、相対的にミャンマーとバングラデシュは人月単価が低い傾向にあります。中国はどのエンジニアでもこの中では最も高い単価となっています。
また、「オフショア開発白書2021年版」によれば、オフショア開発先としてベトナムが最も人気のようです。同資料では、ベトナムが親日であることや勤勉な国民性、地理的な側面、高度な技術、単価の低さが人気な理由としてあげられています。
続いて、ニアショア開発の単価相場について紹介します。一般社団法人ニアショア開発推進機構が発表する「エンジニア単価情報2021年版レポート」によると、単価相場は以下の通りです。
いずれの職種でも、首都圏と比較した場合はコスト削減効果が期待できます。しかし、オフショアとニアショアで比較した場合はオフショアの方がコスト削減効果が高いことがわかります。
また、同じく一般社団法人ニアショア開発推進機構によれば、開発拠点誘致に積極的なエリアとして「長崎県南島原市」「和歌山県」「北海道」「札幌市」「新潟県上越市、新潟市」をあげています。ニアショア開発を検討する場合は確認してみましょう。
オフショアとニアショアにはそれぞれメリットとデメリットがあるため、自社にあった方法はどちらなのか見極めることが重要です。ここでは、状況別にオフショアとニアショアのどちらがおすすめかを紹介します。
長期間にわたり高度なITスキルを保有するエンジニアが多数必要な場合は、オフショア開発がおすすめです。高度なスキルが必要ではない場合でも、長期間にわたり多くのエンジニアの開発リソースが必要な場合は、ニアショア開発よりもオフショア開発の方がコスト削減効果が高くなるでしょう。
期間や人員など小規模なプロジェクトであれば、ニアショア開発がおすすめです。オフショア開発を進める場合、海外ということもあり様々な準備や調整が必要となります。
しかし、ニアショア開発の場合は委託先が国内企業のため、よりスピーディーにプロジェクトを進めやすいでしょう。また、委託先と密にコミュニケーションを取りながらプロジェクトを進めていきたいという場合も、ニアショアがおすすめです。
ただし、ニアショアの場合はオフショアほどの大きなコスト削減効果を期待できない可能性もあるため注意が必要です。
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最後に、実際に開発委託先を探す方法や注意すべき点を紹介していきます。
オフショアとニアショアいずれも、マッチする企業やおすすめの企業を検索できるwebサイトやマッチングサービスがあります。webサイトによっては検索機能以外に役立つコンテンツなども閲覧できるため、オフショアかニアショア、いずれかの利用が決まったらまずは検索サイトやマッチングサービスを確認してみましょう。
なお、オフショア開発チームを提供する日本の企業もあります。海外の企業とのやり取りに不安がある場合は、こちらも検討しましょう。
委託先を検討する際、依頼するプロジェクトと似た事例をその企業が過去に手掛けたことがあるか確認しましょう。過去に似た事例を手掛けたことがある場合は、よりスムーズにプロジェクトが進められるでしょう。
候補の企業をある程度絞り込んだ後、それぞれの料金やプランなどを比較検討しましょう。会社によって費用はもちろん、用意できるエンジニアなども異なるかもしれません。
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