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最終更新日:2025年2月10日

【企業向け】フリーランスエンジニアの費用相場|単価交渉の注意点や活用メリットも紹介

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「フリーランスエンジニアは費用が高い印象があり、活用するか迷う」

このような悩みを持つ方は多いのではないでしょうか?費用の悩みは相場を知れば解決できるかもしれません。
フリーランスエンジニアには、中途採用ではなかなか出会えないハイスキル人材が多く、一時的なリソース拡充であれば、コスト効率が良い場合があります。
フリーランスエンジニアの費用相場や活用のメリット・デメリットを理解して検討を進めましょう。

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フリーランスエンジニアの単価相場

フリーランスのエンジニアを確保する前に知っておきたい単価相場を紹介します。以下は、レバテックフリーランスが扱っている案件の月額報酬単価です(2025年1月現在)。

まずは、言語別の単価を紹介します。

プログラミング言語 平均単価 フリーランス

職種別では、以下の通りです。

エンジニア職種 平均単価 フリーランス

最新の技術や希少な技術を扱える人材、上流工程の業務スキルがある人材の方が単価が高くなる傾向があります。

参考:単価相場を比較|レバテックフリーランス

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エンジニアを中途採用した場合の費用相場

フリーランスエンジニアの単価相場と比較するため、エンジニアを自社社員として採用した場合の費用の目安を紹介します。

以下の表はレバテックキャリア(※1)が取り扱う中途採用求人における、エンジニアの平均決定年収および想定月収(平均決定年収を単純に12で割ったもの)です。これらは、エンジニアを中途で採用する場合のスキル別の年収・月収相場の目安になります。

※1 レバテックキャリアは、レバテックが運営するITエンジニア・PMなどに特化した中途採用向け人材紹介サービスです

エンジニア 中途採用 費用相場

注意点として、中途採用で人材紹介サービスを使う場合は、表の金額に加えて紹介手数料がかかります。人材紹介サービスにおける紹介手数料は、各社の料金形態によって違いはありますが、およそ理論年収の30%〜35%程度です。

たとえば、人材紹介会社経由でPythonを扱えるエンジニアを採用した場合、年収相場500~550万円に料率をかけあわせた150~190万円程度が想定紹介手数料になります。

なお、正社員採用の場合は、社員の社会保険料の一部負担や使用する備品の準備、その他福利厚生などのコストも想定されます。

単純にフリーランスの月額単価と上記の月収を比較した場合、全体的にフリーランスの方が1人あたりのコストは高いように思えます。しかし、人材が必要なタイミングが一時的なら、採用コストその他福利厚生などが必要な中途採用よりも、フリーランスの方が総合的なコスト低くなる場合もあります。

【単価別】フリーランスエンジニアの保有スキルの目安

前述したように、職種や言語によって単価相場は変わることが分かりました。しかし、「◯万円程度で人材を確保したい」など単価を軸に考えたほうが、人材選びをしやすい場合もあるでしょう。ここでは、金額ごとに契約できる人材のスキルレベルの目安を紹介します。

単価 スキルレベル エンジニア

フリーランスエンジニアの単価を決める要素

フリーランスエンジニアに業務を依頼する際の単価は、基本的にそのエンジニアが培ってきた経験や保有しているスキルの高さ、希少性などで決まります。

スキルの高さや希少性

スキルの高さとは、単にさまざまな言語を使用できる能力を指すのではありません。プログラミングによる開発以外にも、要件定義や企画から対応できる、プロジェクトマネジメントができるなど、その人材の総合力を指します。

希少性には、近年でいえばAIや機械学習、最新言語・フレームワークなど、最新技術のスキルが該当します。最新の技術を扱える人材は少なく、その希少性の高さから単価が高くなりがちです

経験年数や豊富さ

エンジニアとして業務に携わってきた経験年数や、参画したことのあるプロジェクトの幅・専門性によっても単価は変わります。

経験年数が多ければ、経験をもとにイレギュラーな事態への対策ができ、万が一トラブルが発生しても的確に対応していけます。携わってきたプロジェクトの内容が幅広いほど、過去の経験を活かしてさまざまな事象に対応できるでしょう。

特定の分野で活躍していた人材には、幅広いカバーは期待できなくても、その領域でのスペシャリストとしての役割を期待できます。

こうした理由から、経験年数や携わってきたプロジェクトの豊富さ・専門性が単価に反映されます。

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報酬の交渉をする際に気をつけたい点

フリーランスエンジニアと実際に契約をするときは、支払う報酬の交渉をしないと、自社または相手に損になる契約をしてしまう可能性があります。

単価交渉の際に気をつけたほうが良いポイントを紹介します。

任せたい業務と必要なスキルを明確にする

まずは、フリーランスエンジニアに任せる業務を明確にし、遂行・成果物の納品に不可欠なスキルを洗い出しましょう。たとえば、システム開発のなかでも上流工程から参画してもらうのと、一部分のプログラミングを行ってもらうのとでは、フリーランスエンジニアに求めるスキルレベルが異なってきます。

無闇にハイスキルな人材と契約しても、活躍してもらえる場が限定されていたら費用がかかるばかりで損をしかねません。契約の場では、業務詳細と活用したいスキルを明確にしたうえで、報酬の交渉をします。

エンジニアの市場価値を把握する

依頼したい業務に必要なスキルを持つエンジニアの市場価値を調べ、相場がどのくらいか把握します。フリーランスエンジニア側が提示する金額を鵜呑みにし、検討せずに契約してしまうと、「市場の相場よりも高すぎる報酬を支払っていた」と無駄なコストがかかりかねません。

必要なスキルを持つ人材の市場価値を把握していれば、適切な価格で契約ができるはずです

予算を明確にする

フリーランスエンジニアに業務委託をする場合、予算には上限があるはずです。予算が曖昧なまま単価交渉をしても、社内で最終的な許可が降りなければ人材探しから単価交渉までの全作業が無駄になります。予算がない状態で契約を交わしてしまえば、報酬の支払いが滞るといったトラブルにも発展します。

業務委託先となるフリーランスエンジニアを探す前に、使える予算を明確にしておきましょう。

フリーランスエンジニア活用のメリットとデメリット

フリーランスエンジニアの活用には、メリットとデメリットの両面があります。どちらも理解したうえで活用を検討しましょう。

メリット

フリーランスエンジニアを活用するメリットは大きく4点です。それぞれ解説します。

1.ハイスキルな即戦力人材が多い

フリーランスエンジニアには、高い専門性を持つハイスキルな人材が多い傾向があります。フリーランスは、企業や特定の団体に所属せず、自身の経験やスキルを武器に案件を獲得して業務に取り組みます。

継続的に案件を獲得していくためには、高いスキルや豊富な経験が必要です。そのため、自ら日常的にスキルアップに取り組み、対応できる案件の幅や専門性を広げている人材が多くいます。実際に、磨いたスキルを活かして即戦力として活躍するフリーランスエンジニアが多いようです。

2.必要なタイミングでの人材確保がしやすい

市場動向的に、自由な働き方や高収入などを求めてフリーランスに転換するエンジニアは増加傾向です。

また、フリーランスエンジニアは中途採用と比較して、人材確保の難易度が低い傾向があります。

レバテックの調査によると、ITエンジニア・クリエイターの正社員求人倍率は10.2倍と高水準が続いています。一方、フリーランスのスキル・職種別の案件倍率は「Android」で2.1倍、「C言語」で2.2倍というように、全体的にフリーランスの方が倍率が低く、より人材に出会いやすくなっています。

参考:
フリーランス案件発生数が前年同月比146%で過去最高 「セキュリティ」人材需要高まる|レバテックITエンジニア・クリエイター スキル・職種別案件倍率|レバテック

3.決定から参画までのスピードが早い

フリーランスは、実際に案件に参画するまでのリードタイムが短いことが特徴です。フリーランスには退職交渉や有給消化の必要がないため、案件の契約が終了するタイミングか、兼業する形で次の案件に参画可能です。

中途採用の場合、エンジニア採用市場は競争が激しく、採用成功までに数ヶ月から半年程度かかることも珍しくありません。また、内定承諾から入社までも1〜2ヶ月程度かかるケースが一般的です。

4.コストを削減できる

フリーランスエンジニアは必要に応じて柔軟にリソースを調整できるため、コストの効率化が可能です。長期的に活用する場合、費用は比較的高額になりますが、一時的な人員不足やスポットでのリソース確保には非常に効果的です。

フリーランスのメリットをさらに詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
フリーランスのメリットや正社員を採用した方が良いケースを解説

デメリット

フリーランスエンジニアの活用にはデメリットもあります。メリットだけでなく、デメリットもきちんと理解しておきましょう。

1.企業には指揮命令権がない

企業はフリーランスエンジニアに対して指揮命令を行えません。指揮命令とは、企業がフリーランスに対して、業務の進め方を細かく指示したり、作業時間や場所を指定したりすることです。

フリーランスエンジニアと結ぶ業務委託契約では、原則、企業からフリーランスへの強制力のある指示はできません。指揮命令が可能な社員と対応を分けるよう注意が必要です。

2.社内にノウハウが蓄積されない可能性がある

フリーランスエンジニアへの依存度が高くなると、自社にノウハウが蓄積されないリスクがあります。フリーランスに業務を任せきりにすると、フリーランスがいなくなった途端に業務が回らなくなってしまうでしょう

フリーランスとはコミュニケーションをとりながら業務を進めて、フリーランスが持つ知見やスキルを吸収できるようにしましょう。

3.情報漏えいのリスクがある

業務の都合上、自社の機密情報をフリーランスに共有することもあります。フリーランスはあくまで外部の人材であるため、情報漏えいのリスクはゼロではありません。

リスクを小さくするために、事前に取り扱うソフトを決めたり、情報漏えいが生じた場合の対応や処遇などについて合意を取ったりしておきましょう。

フリーランスエンジニアと契約する際の注意点

フリーランスエンジニアとの契約には主に請負契約と準委任契約という2種類の契約形態があり、報酬の支払いに違いがあるため気をつけましょう。

請負契約は成果物の納品に対し報酬が発生する契約で、準委任契約は業務遂行にかかる作業時間・工数またはその業務遂行によって得られた成果に対し報酬の支払いが発生する契約です。

契約形態や報酬発生条件の内容が曖昧だったり認識のズレがあったりすると、報酬の支払い時にトラブルになります。たとえば、「クライアント側は成果物の納品が対象と考えていたのに、フリーランスエンジニア側では稼働によって得られた成果が対象だと思っていた」などです。

請負契約の場合は、成果物に不具合があれば修正してもらうことができるため、検品方法や修正回数、料金についてもすり合わせが必要です。準委任契約における作業時間についても、時間の計測の仕方や報告方法の考え方に関して認識のズレが生じやすいので注意しましょう。

請負契約と準委任契約のさらに詳しい違いを知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
請負契約と準委任契約の6つの違い|それぞれの特徴と選ぶ基準を解説

契約を交わす際に、契約書に業務内容の詳細や報酬の発生条件などを明記しておけばトラブルを防げます。契約書に盛り込む内容は、以下の表を参考にしてください。

契約書 記載内容

優秀なフリーランスエンジニアを見つける方法

フリーランスエンジニアを見つける方法はさまざまです。それぞれの特徴を理解して、自社に合った方法で優秀なフリーランスエンジニアを確保しましょう。

フリーランスエージェントの活用

フリーランスエージェントとは、フリーランスと企業のマッチングをサポートする仲介業者です。フリーランスエージェントを活用することで、希望する人材要件を踏まえて、エージェントからマッチする人材を提案してもらえます。

また、人材との細かな連絡や面談日程の調整などをしてもらえるほか、市場や人材要件に関する相談もできるなど、多くの利点があります。採用が決まるまでは無料でサービスを利用できる場合が多いため、フリーランスエンジニアを確保したい場合は、まずは利用を検討してみましょう。

なかでも、レバテックフリーランスは業界認知度No.1(※1)のITフリーランス紹介サービスです。

これまでに1万社を超える(※2)さまざまな業界・多くの企業さまにご利用いただいており、業界最大級の人材データベースから、要望にマッチした優秀なフリーランスエンジニアをご提案可能です。

フリーランスの活用を検討の場合は、まずは相談からでも可能ですのでぜひお問い合わせください。

レバテックのサービスについて詳しく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
【公式】企業向けにレバテックフリーランスの強みや活用事例を紹介

※1  ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1(日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2021年1月期_サービスの比較印象調査) | フリーランスエージェント 業界認知度 No.1(調査対象:首都圏在住、IT/システム系エンジニアかつ、フリーランス支援サービスの認知者 調査方法:インターネット調査 調査期間:2019年8月 有効回答数:278名) | フリーランスエージェント 登録者数No.1(日本マーケティングリサーチ機構調べ 調査概要:2020年12月期_指定領域における検証調査) 

※2  レバテックサービス登録社数(2023年7月時点)

フリーランス専門の案件募集サイトへの掲載

フリーランス向けの案件掲載サイトの利用も一つの手段です。エージェントサービスと比較して利用料が低く、人材獲得にかかる費用を抑えられる傾向があります。予算も踏まえ、利用を検討すると良いでしょう。

リファラルやSNSでの募集

ほかの手法と並行して、リファラルやSNSを通じて直接フリーランスエンジニアにアプローチすることも検討しましょう。

特に、自社社員の知人や友人を紹介してもらうリファラルであれば、高いマッチ度が期待できます。

さらに、リファラルやSNSによる採用は、ほかの手法に比べて費用を抑えられることが特徴です。リファラルでは紹介者にインセンティブを払いますが、自社で金額を決められるので外部のサービスを利用するより予算をコントロールしやすいです。。SNSの運用も、基本的に自社社員が行うため特別な費用は発生しません。

ただし、すぐに効果が出る施策ではないため粘り強い取り組みが必要です。

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フリーランスエンジニアの費用に関するよくある質問

フリーランスエンジニアを活用するにあたり、単価相場など費用面でよくある質問について解消します。

Q.フリーランスエンジニアの単価相場とは?

A.フリーランスエンジニアとの契約で用いる「単価」とは、契約内容にもとづいた業務遂行や成果物の納品に対して支払う金額を指します。たとえば、「作業時間150時間に60万円支払う」「アプリの完成に80万払う」などです。「アプリ開発なら80万程度が相場」など、作業内容によって単価には市場相場があります。

Q.単価60万円はどの程度のレベル?

A.ひと月あたり単価60万円の仕事を担えるフリーランスエンジニアのスキルレベルは、実務経験3年以上が目安といわれています。ただし、担当できる業務内容や扱える技術によってスキルレベルの目安が変わってくる点には注意です。

Q.フリーランスエンジニアの単価相場が高い理由は?

A.ITの普及によりIT業界は拡大中です。IT以外の企業もDXを図るなど、エンジニアの活躍の場が広がっています。IT業界を中心にどの業界でもエンジニアは求められており、人材不足が顕著となっているため、単価相場が高くなっています。

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