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最終更新日:2025年2月12日

【企業向け】転職エージェントの成功報酬の相場は?料金の仕組みも解説

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「転職エージェントの成功報酬はどのくらい?」「いつ費用が発生する?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。

この記事では、企業向けに転職エージェントの手数料の相場を解説します。費用を支払うタイミングや人材が早期離職した場合の保証についてもまとめています。また、ほかの採用手法との費用相場の比較も行うので、採用を検討している方はぜひ参考にしてください。

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成功報酬の転職エージェントで費用が発生する仕組み

転職エージェントの成功報酬の仕組みを知っておくと、安心してサービスを利用できます。費用が発生するタイミングや求職者側の負担について把握しておきましょう。

採用決定した場合のみ成功報酬が発生する

転職エージェントの成功報酬型では採用が決まった後に企業側に料金が請求される仕組みであるため、採用が決まった人材が実際に入社するまでは、基本的に料金はかかりません。

転職エージェントでは、求人票作成のサポートや面接の日程調整などを行ってくれますが、それらのサービスを利用する場合も、採用が決定しない限りは基本的には費用はかからない仕組みです。

一部のサービスでは着手金が発生する

前述したように転職エージェントは採用決定まで費用がかかりませんが、「サーチ型」と呼ばれるサービスでは着手金が発生することがあります。

エージェントには、「登録型」と「サーチ型」の2種類があります。登録型は、すでに転職エージェントに登録している人材の中から紹介を受けるサービスです。一方サーチ型は、転職エージェントが企業の依頼にもとづき適切な人材を探すサービスです。対象は登録者とは限らず、人材を探すコストがかかるため、着手金が発生する仕組みになっています。

なお、サーチ型はミドル層以上を採用する際に利用することが多いサービス形態です。

求職者側は料金が発生しない

転職エージェントの利用料は企業側が支払うので、求職者側は転職エージェントのサービスを無料で利用することが可能です。職業安定法(第32条の3第2項)においても、転職エージェントは「求職者からは手数料を徴収してはならない」と定められています。

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成功報酬の転職エージェントの費用相場

転職エージェントの紹介手数料率は、採用した人材の想定年収の30~40%程度が一般的です。転職者の年収別に料金の目安を紹介します。

転職エージェント_手数料目安

表を見れば分かる通り、採用する人材の年収が高いほど成功報酬として転職エージェントに支払う費用も高額になる仕組みです。

また、厚生労働省の資料(職業紹介事業に関するアンケート調査)によると、企業が採用している紹介手数料率の割合は以下のようになっています。

厚生労働省_転職エージェント_手数料目安

引用:職業紹介事業に関するアンケート調査結果の概要|厚生労働省

転職エージェントで料金が返金されるパターン

採用した人材が入社後すぐに離職した場合、多くの転職エージェントでは成功報酬として支払った料金の一部が返金される仕組みとなっています。返金額や保証期間は転職エージェントごとに異なるので、契約前に必ず確認しましょう。

転職エージェントによっては、返金ではなく代わりの人材を紹介する方式をとっている場合もあります。

成功報酬の転職エージェントを利用するメリット

転職エージェントを利用するか迷う場合は、利用のメリットを知っておくと良いでしょう。厚生労働省の資料(職業紹介事業に関するアンケート調査)には、「民間職業紹介事業者を利用する理由」として以下のような回答が寄せられています。

民間職業紹介事業者を利用する理由

引用:職業紹介事業に関するアンケート調査結果の概要|厚生労働省

最も多かったのは、「希望する能力を持った求職者を採用できる(マッチングの的確性)」の52.3%です。ほかには、専門性が高い人材の紹介を受けられることや、人材確保までのスピードを理由として挙げた企業が多い結果でした。

詳しいメリットは以下でも解説するので参考にしてください。

条件に合う人材を獲得できる

転職エージェントを通して採用を行うことで、条件に合う人材を獲得しやすいメリットがあります。

転職エージェントは人材ともコミュニケーションをとり、一人ひとりの性格や志向を把握したうえで、人材を企業に紹介します。エージェントからは、年齢やキャリア、役職、希望年収額といった条件を満たす人材が紹介されるので、自社で候補者を絞り込む手間をかけずに求める人材と出会えます。

求人サイトよりコストや工数がかからない可能性がある

転職エージェントの料金はほかの採用サービスと比べて高額であるものの、状況によっては求人サイトよりコストを抑えて人材を見つけられる可能性があります。

求人誌や転職サイトを利用する場合、多くの応募者の中から自社で採用したい応募者を選定する必要があります。なかなか理想の人材と出会えず採用活動が長期化し、担当者の人件費や採用活動にかける費用が余分にかかることがあるでしょう。

一方、転職エージェントは必要なスキルを持つ人材をピンポイントで探してくれるので、採用活動にかかる時間を短縮できます。また、施策効果の分かりづらいマス広告を打つよりも効率的に候補者に会うことができるので、費用面でも現実的な手段と言えるでしょう。

非公開で採用を行える

転職エージェントのメリットの一つに、非公開求人に対応していることも挙げられます。企業によっては、他社にはもちろん、自社内の社員にも求人を出すことを知られたくない場合があるでしょう。転職エージェントに相談すれば、募集の事実を外部に知られることなく、非公開で採用活動を進めることができます。

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その他採用手法の特徴・コスト比較

転職エージェントと比較できるように、ほかの採用手法の特徴とコストをまとめました。

採用手法の特徴とコスト

また、厚生労働省の資料(職業紹介事業に関するアンケート調査)によると、各企業が回答した1件あたりの平均採用コストは以下の通りです。

平均採用コスト

引用:職業紹介事業に関するアンケート調査結果の概要|厚生労働省

1件あたりの平均コストは「民間職業紹介事業者」(転職エージェント)が最も高い51.8万円になっています。続く、「インターネットの求人情報サイトへの掲載」は29.6万円です。

この結果を見ると、転職エージェントはコストが高いように思えます。ただ、転職エージェントは担当者が企業と候補者の間に入るので、大幅に採用工数を削減できるのが魅力です。成功報酬の額だけではなく、エージェントの利用によって省ける採用の工数も考慮したうえで利用を決めると良いでしょう。

採用コストを削減する方法

転職エージェントなどのサービスを使いながらも、採用コストを削減することは可能です。今すぐ実践できる方法を知り、選考のやり方や社内の体制を見直しましょう。

カジュアル面談でミスマッチを減らす

採用コストを削減するには、選考前のカジュアル面談でミスマッチを減らす手法があります。

入社した社員が早期離職するのは大きな損失です。転職エージェントに返金制度があるといっても、入社に伴う手続きや教育が無駄になってしまうことに変わりはありません。早期離職の主な原因は、転職者が感じる入社前後のギャップです。多くの場合、仕事内容や社風とのミスマッチが退職理由になります。

ミスマッチを防ぐには、本格的な選考の前にカジュアル面談を行い、企業と候補者が互いを理解する機会を設けましょう。カジュアル面談は、合否に関係なく求職者と企業が情報交換を行う場です。求職者にとっては面接と比べて質問しやすく、事前に疑問を解消したうえで選考に臨めるようになります。

関連記事:カジュアル面談と面接の違い|事前の準備や当日の流れも解説

内部コストや採用フローを見直す

採用に無駄な工数がかかっていないか、採用活動全体で効率化できる部分がないか見直しましょう。具体的には、オンライン面談・面接を導入して選考を効率化したり、採用フローを一元管理できるツールを導入したりする方法があります。

採用を効率化するには、内定辞退を減らすことも重要です。選考中にオフィス見学や社員との座談会を行うなど、候補者の入社意欲を高める取り組みを行いましょう。内定後もクロージング面談を行ったり、内定者と定期的に連絡をとったりして、辞退予防に努めます。

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転職エージェントに関するよくある質問

転職エージェントを使う際に、企業の担当者が抱きがちな疑問をまとめました。手数料や人材が早期退職した場合の保証など、利用に際して不安に思う点を説明していきます。

Q.転職エージェントの手数料の相場は?

A.転職エージェントの料金相場は、成功報酬の場合、採用した人材の想定年収の30~40%程度です。たとえば、年収500万円の人材の場合、手数料は150~200万円程度となります。採用する人材の年収が高いほど、手数料も高くなる仕組みです。

Q.転職エージェントの成功報酬の仕組みは?

A.採用が決定し実際に入社した後のタイミングで、企業側に手数料が請求されます。そのため、求職者側は完全に無料でサービスを使えます。また、企業側も候補者が入社するまでは手数料を支払う必要はありません。

Q.転職エージェントで採用した人材が早期退職したら?

A.人材が早期離職した場合、多くのエージェントには手数料の一部を返金する仕組みがあります。「1カ月以内の退職なら〇%返還」というように、あらかじめ保証期間と額が決められているパターンが多いです。

Q.転職エージェントはほかの採用手法と比較してコストがかかる?

A.採用決定時の手数料は、求人サイトやスカウトサービスなどと比較して高めです。ただ、エージェントは人材のスクリーニングや各種手続きを行ってくれるので、自社で人材を探したり候補者に連絡したりする手間が省けます。採用活動が効率化できれば、結果的にほかのサービスよりコストを抑えられる可能性があります。

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