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「インフラエンジニアに作業を外注したいが、適正単価が分からない」と悩んでいませんか?
この記事では、インフラエンジニアの単価相場を紹介します。さらに、適正単価を判断する基準や、フリーランスのインフラエンジニアを選ぶ際のポイントもまとめました。ネットワークやサーバー構築にかかる費用の全体像も紹介するので、外注を検討している方はぜひ参考にしてください。
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目次
インフラエンジニアを外部に依頼する際、どの程度の費用がかかるのかは、多くの担当者が気にするポイントです。ここでは、インフラエンジニアの単価相場を雇用形態別に解説します。
レバテックのデータによると、フリーランスインフラエンジニアの平均月単価は職種別に以下の通りです(2024年1月時点、週5日フルタイムで稼働した場合)。なお、フリーランスは個人のスキルや経験によって単価が大きく変動する可能性があります。
| インフラエンジニアの種類 | 平均月単価 |
| ネットワークエンジニア | 65~75万円 |
| クラウドエンジニア | 80~90万円 |
| セキュリティエンジニア | 75~85万円 |
フリーランスであれば、プロジェクトや期間ごとに契約を結べるため、長期雇用を前提とする正社員と比べるとコスト調整しやすいのがメリットです。また、豊富なプロジェクト経験を持つフリーランスを活用することで、外部の知見を取り入れることもできるでしょう。
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派遣社員の場合、インフラエンジニアの1日当たりの派遣単価は26,000円から31,500円程度(8時間換算)といわれています。
厚生労働省が公表した令和5年労働者派遣事業報告書の集計結果によると、情報処理・通信技術者全体の1日当たりの平均派遣料金は33,387円(8時間換算)です。この数字と比較すると、インフラエンジニアの派遣単価は、情報処理・通信技術者全体の平均レンジと比較してやや低めといえるでしょう。
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企業に外注してインフラ構築を行う場合の費用をイメージできるよう、ここではネットワーク構築で発生する各種費用の目安を紹介します。
| 内訳 | 費用の目安 |
| ネットワーク設計 | 100,000円~ |
| ネットワーク設定 | 1台5,000~10,000円 |
| LANケーブル設置 | 200,000円 |
| 無線LAN設定 | 50,000円 |
| VPN設定 | 20,000円~50,000円 |
| セキュリティ対策 | 数千円~数百万円 |
ネットワーク機器をどのように配置・配線するか、IPアドレスの割り当てをどうするかなど、構築するネットワークの設計にかかる費用です。費用は規模や拠点数によって異なりますが、100,000円以上を見込んでおくと良いでしょう。1フロア端末25台ほどの規模であれば、約100,000円で収まる場合が多くなります。
さらに、ネットワークを構築する際は、構築後の保守・運用に用いるネットワーク構成図も必要です。構成図の作成にかかる費用も100,000円以上が目安となります。
PCやネットワーク機器をネットワークに接続するための費用です。総額は接続台数により異なりますが、1台あたり5,000~10,000円が目安です。
LANケーブル設置にかかる費用は設置環境や規模により異なります。目安としては、200,000円以上を想定しておくと良いでしょう。無線LAN環境を希望する場合は、無線LAN設計・構築費がかかり、目安は50,000円程度です。
VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に仮想的な専用回線を作り、データを暗号化して送受信する技術です。VPNを設定することで通信環境の安全性が強化され、情報漏えいといったリスクを防げます。
VPN設定の費用は接続台数やプロバイダー契約により異なりますが、20,000円~50,000円が目安です。
ネットワーク構築時には、外部からの攻撃を防いだり、社内のネットワークの脆弱性を発見し修正を行ったりするセキュリティ対策が欠かせません。セキュリティ対策にかかる費用は契約するサービスの内容やネットワークの規模によって異なり、数千円~数百万円の費用が見込まれます。
続いて、サーバー構築を企業に外注する際の相場を紹介します。費用はサーバーの構築方法により異なるので、それぞれ確認していきましょう。
物理サーバーは、実際の機器を用いたサーバーです。ほかの方法と比べて初期費用が高額ですが、インターネットに依存せずに使用でき、ハードウェアの構成や設定を自由に変えられるなどのメリットがあります。
物理サーバーの構築には、以下のような費用がかかります。
仮想サーバーは、1台の物理サーバー上で複数の仮想的なサーバーを動かす技術です。仮想サーバーを使えば、ハードウェアのコストを抑えつつ、複数の異なる用途のサーバーを効率的に運用できます。
仮想サーバーを導入する場合、サーバー機器本体を自社で用意する必要はないため、その分のコストを削減できます。費用としては、仮想サーバーやソフトウェアの利用料がかかるほか、要件定義費や設計・構築費が発生します。
クラウドサーバーとは、インターネット上(クラウド環境)に構築されたサーバーを指しています。アマゾンウェブサービス(AWS)やGoogle Cloud Platform(GCP)といった事業者が提供するサーバーを必要な分だけ利用する仕組みで、利用量に対して課金される料金形態(従量課金制)が一般的です。
利用料は契約内容によって異なりますが、月額30,000円〜が目安です。クラウドサービスでは、初期費用はかからない場合が多く、ハードウェアやソフトウェアの購入費もかからないのがメリットです。
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インフラエンジニアの単価は、単に高い・安いだけで判断すべきではありません。費用とスキルのバランスがとれたインフラエンジニアを採用するためには、以下の要素を総合的に評価することが重要です。
実務経験が豊富なエンジニアは、幅広い知識と問題解決能力を備えているため、一般的に単価は高めとなります。厚生労働省のデータによると、インフラエンジニアを含むシステムエンジニア(基盤システム)の経験年数別の所定内給与額は以下の通りです。
| 経験年数 | 所定内給与額(万円) |
| 0年 | 38.6万円 |
| 1~4年 | 35.93万円 |
| 5~9年 | 42.75万円 |
| 10~14年 | 45.69万円 |
| 15年以上 | 47.74万円 |
ただ、経験年数と同時に重視すべきは、携わってきた案件の内容や習得してきた技術の質です。次の項目で詳しく紹介しますが、近年は単純な経験年数よりも、最新技術に対応できるスキルの有無が重要視される傾向にあります。
インフラエンジニアの報酬は、保有する技術スキルと専門知識の水準に応じて変動します。特にクラウドサービス(AWS、Azure、GCPなど)における実務経験や、セキュリティ対策、ネットワーク構築、仮想化技術などの専門知識を有する人材は、市場価値が高く単価が高めです。
専門性が高い人材が欲しい場合、企業側は候補者の技術力と経験を評価し、競争力のある報酬を設定する必要があるでしょう。
インフラエンジニアの単価は、依頼する業務範囲にも左右されます。インフラの設計から構築、運用、保守、障害対応まで幅広く担当する場合は、それに見合った単価設定が必要です。
一方、日常的な運用や監視、軽微な障害対応など、特定の業務に限定した依頼の場合は、比較的抑えた単価での契約が可能です。
エンジニア全体の単価相場について知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
【企業向け】エンジニアの単価相場は?SESやフリーランスの費用目安
外部のインフラエンジニアに業務を委託する際には、円滑にプロジェクトを進行するため、以下の点を明確にしておく必要があります。
滞りなく意思疎通を行うため、定期的な打ち合わせの設定や、連絡ツールなどの活用方法について事前に決めておきましょう。
たとえば、週1回や隔週でのオンライン会議を設けることで、進捗確認や課題の早期発見が可能となります。特に、複雑なインフラ構築プロジェクトでは、会議の頻度を増やすことも有効です。日常的なやり取りを円滑にするには、即時性の高いメッセージツールの導入がおすすめです。
さらに、緊急時の連絡体制も明確にしておくと安心です。自社側と外注先側の双方で、連絡する担当者の優先順位や夜間・休日の連絡方法などを事前に決めておくと、万が一のトラブルにも迅速に対応できるでしょう。
外部のエンジニアが社内システムにアクセスする際は、情報漏えいのリスクを抑える対策が不可欠です。
具体的には、システムへのアクセス制限や機密保持契約(NDA)の締結などの対策を講じる必要があります。また、外部のインフラエンジニアにもセキュリティに関して社員と同様の意識を持ってもらうため、社内ルールを明文化して共有すると良いでしょう。
曖昧な取り決めは、将来的なトラブルの原因となる可能性があるため、契約内容と責任範囲は事前に明確にしておきましょう。契約時には、以下のような項目について詳細に取り決めることが大切です。
フリーランスとの契約でよくあるトラブルと、契約書作成時にできる対策については、以下の記事で確認してください。
業務委託契約でありがちなトラブルと5つの対策方法
自社のニーズに合った人材を選定するためには、単価の安さだけで判断するのではなく、総合的な観点から人材を見極める必要があります。ここでは、自社に合ったインフラエンジニアを選ぶためのポイントを解説します。
フリーランスインフラエンジニアを選定する際は、クラウド移行やネットワーク構築、セキュリティ強化など各分野における過去の実績を確認し、自社が求めるスキルがあるか見極めましょう。
過去のプロジェクト事例を詳しく調査することで、そのエンジニアが自社の課題解決に適しているかどうかを判断できます。可能であれば、過去の取引先からの評判や推薦文も参考にすると良いでしょう。
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インフラエンジニアの選考では、コミュニケーション能力を見極めることも重要です。システム基盤は会社のビジネスを支える土台です。トラブル発生時に正確に状況を把握するには、インフラエンジニア側に非技術者に分かりやすく状況を説明できるコミュニケーション能力が必要です。
コミュニケーション能力を評価するには、面談での一般的な質問に加え、専門外の質問を意図的に行ったり、技術的な内容を非技術者に説明する場面を設定したりすると良いでしょう。これにより、相手の理解度に応じた説明力や、専門用語を避けて状況を伝える能力を確認できます。
インフラエンジニアの選定では、複数の候補から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。一人から話を聞くだけでは、そのエンジニアの技術力や提示された単価が、業界の相場と比べてどうなのかを正確に判断するのは難しいでしょう。
複数の候補を比較することで、それぞれの提案内容や実績、プロジェクトへのアプローチ方法を多角的に評価でき、単価と技術力のバランスがとれたエンジニアを選定できます。
IT・エンジニア専門の採用媒体を活用することで、スキルや経験が明確に整理された人材プールから、自社にマッチしたエンジニアを効率的に見つけられます。採用媒体の種類については、以下の記事を参考にしてください。
エンジニアに強い採用媒体の選び方は?採用手法6選とそれぞれの特徴を解説
レバテックフリーランスには、多数のインフラエンジニアが登録しており、貴社の求めるスキルや経験に合致する人材を迅速にご提案いたします。以下では、レバテックフリーランスを使った企業の事例を紹介します。
【レバテックフリーランスを使ったインフラエンジニアの参画事例】
株式会社スタイル・エッジは、士業・医業等のプロフェッショナルをマーケティングやインフラなどの面から支援する企業です。
同社には、SRE・インフラ専任のエンジニアがおらず、開発エンジニアがインフラを兼務している状態が課題となっていました。社内のリソースが足りず採用も難しい中、同社はレバテックフリーランスを使い、希望していた「AWSに詳しいクラウドエンジニア」の確保に成功します。インフラ専門の人材を迎えたことで、開発効率が大幅に向上しました。さらにハイスキルなフリーランスエンジニアの存在は、社内の若手社員にとって良い刺激になっているといいます。
株式会社スタイル・エッジがインフラエンジニアの確保に至った詳しい経緯については、以下の記事をご覧ください。
SRE・インフラエンジニアの参画により業務効率と開発スピードが大幅にアップ|株式会社スタイル・エッジ
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インフラエンジニアの単価について、相場や単価が決まる基準など、よくある質問に答えていきます。
インフラエンジニアの単価は、雇用形態や経験年数、保有スキル、担当業務の範囲などで大きく変わります。
レバテックのデータからフリーランスインフラエンジニアの単価を紹介すると、ネットワークエンジニアは65〜75万円、クラウドエンジニアは80〜90万円です。また、セキュリティエンジニアは75~85万円が目安です(いずれも2024年1月時点、週5日フルタイムで稼働した場合)。
インフラエンジニアの単価は、主に「経験年数」「保有スキルや専門知識」「担当する業務の範囲」によって決まります。特に、需要の高い特定の技術や、プロジェクト全体をマネジメントする能力を持つエンジニアは高単価になる傾向があります。
自社に適したインフラエンジニアを選ぶには、実績や得意分野を確認する必要があります。業務をスムーズに進めてもらうには、コミュニケーション能力の見極めも大切です。また、複数の候補を比較することで、一般的な技術レベルや相場感が掴め、適正な単価で作業を依頼できるようになります。
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