最終更新日:2026年9月2日

【企業向け】インフラエンジニアの単価相場は?適正価格の判断基準を解説

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インフラエンジニアの単価相場は、フリーランスで月70~90万円が目安です。

この記事では、インフラエンジニアの詳しい単価や派遣を使った場合の料金を紹介します。さらに、ネットワーク・サーバー構築を外注する際の相場を詳しく解説します。適正価格の判断基準も紹介するので、外注費用を抑えつつ、自社に合った人材を確保したい担当者の方はぜひ参考にしてください。

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インフラエンジニアの単価相場

インフラエンジニアに業務を依頼する際、どの程度の費用がかかるのかは、多くの担当者が気にするポイントです。ここでは、インフラエンジニアの単価相場を契約形態別に解説します。

フリーランスの場合

レバテックのデータによると、フリーランスインフラエンジニアの平均月単価は職種別に以下の通りです(2025年7月時点、週5日フルタイムで稼働した場合)。なお、フリーランスは個人のスキルや経験によって単価が大きく変動する可能性があります。

インフラエンジニアの種類 平均月単価
ネットワークエンジニア 70~80万円
クラウドエンジニア 80~90万円
セキュリティエンジニア 70~80万円

フリーランスはプロジェクトや期間ごとに契約を結べるため、長期雇用を前提とする正社員と比べるとコスト調整しやすいのがメリットです。また、豊富なプロジェクト経験を持つフリーランスを活用することで、外部の知見を取り入れることもできるでしょう。

派遣の場合

厚生労働省のデータによると、令和6年度の「情報処理・通信技術者」の派遣料金は以下の通りです。インフラエンジニアに限定したデータではありませんが、業界全体の目安として参考にしてください。

区分 派遣料金(8時間換算)
無期雇用派遣 3万4,707円
有期雇用派遣 3万2,913円
「情報処理・通信技術者」の全体平均 3万4,382円

派遣会社で常時雇用されている「無期雇用派遣」のほうが、期間ごとに契約する「有期雇用派遣」よりもスキルが高い傾向にあるため、派遣料金も高くなる傾向があります。

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ネットワーク構築の外注相場

企業に外注してインフラ構築を行う場合の費用をイメージできるよう、ここではネットワーク構築で発生する各種費用の目安を紹介します。

内訳 費用の目安
ネットワーク設計 10万円~
ネットワーク設定 1台5,000~1万円
LANケーブル設置 20万円
無線LAN設定 5万円
VPN設定 2万円~5万円
セキュリティ対策 数千円~数百万円

ネットワーク設計

ネットワーク機器をどのように配置・配線するか、IPアドレスの割り当てをどうするかなど、構築するネットワークの設計にかかる費用です。費用は規模や拠点数によって異なりますが、10万円以上を見込んでおくと良いでしょう。1フロア端末25台ほどの規模であれば、約10万円で収まる場合が多くなります。

さらに、ネットワークを構築する際は、構築後の保守・運用に用いるネットワーク構成図も必要です。構成図の作成にかかる費用も10万円以上が目安となります。

ネットワーク設定

PCやネットワーク機器をネットワークに接続するための費用です。総額は接続台数により異なりますが、1台あたり5,000~1万円が目安です。

LANケーブル設置・無線LAN設定

LANケーブル設置にかかる費用は設置環境や規模により異なります。目安としては20万円以上を想定しておくと良いでしょう。無線LAN環境を希望する場合は、無線LAN設計・構築費がかかり、目安は5万円程度です。

VPN設定

VPN(Virtual Private Network)とは、インターネット上に仮想的な専用回線を作り、データを暗号化して送受信する技術です。VPNを設定することで通信環境の安全性が強化され、情報漏えいといったリスクを防げます。

VPN設定の費用は接続台数やプロバイダー契約により異なりますが、2万円~5万円が目安です。

セキュリティ対策

ネットワーク構築時には、外部からの攻撃を防いだり、社内のネットワークの脆弱性を発見し修正を行ったりするセキュリティ対策が欠かせません。セキュリティ対策にかかる費用は契約するサービスの内容やネットワークの規模によって異なり、数千円~数百万円の費用が見込まれます。

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サーバー構築の外注相場

続いて、サーバー構築を企業に外注する際の相場を紹介します。費用はサーバーの構築方法により異なるので、それぞれ確認していきましょう。

  • 物理サーバー
  • 仮想サーバー
  • クラウドサーバー

物理サーバー

物理サーバーは、実際の機器を用いたサーバーです。ほかの方法と比べて初期費用が高額ですが、インターネットに依存せずに使用でき、ハードウェアの構成や設定を自由に変えられるなどのメリットがあります。

物理サーバーの構築には、以下のような費用がかかります。

  • サーバー機器本体価格:10万円~100万円
  • OS・ソフトウェア設定費用:3万円~30万円
  • ネットワーク設定費用:10万円~40万円

仮想サーバー

仮想サーバーは、1台の物理サーバー上で複数の仮想的なサーバーを動かす技術です。仮想サーバーを使えば、ハードウェアのコストを抑えつつ、複数の異なる用途のサーバーを効率的に運用できます。

仮想サーバーを導入する場合、サーバー機器本体を自社で用意する必要はないため、その分のコストを削減できます。費用としては、仮想サーバーやソフトウェアの利用料がかかるほか、要件定義費や設計・構築費が発生します。

  • 仮想サーバーの利用料:月5,000円~
  • ソフトウェアの費用:5万円
  • 要件定義費用:10万円~
  • 設計費:10万円~
  • 構築費:30万円~

クラウドサーバー

クラウドサーバーとは、インターネット上(クラウド環境)に構築されたサーバーを指しています。AmazonやGoogleといった事業者が提供するサーバーを必要な分だけ利用する仕組みで、利用量に対して課金される料金形態(従量課金制)が一般的です。

利用料は契約内容によって異なりますが、月額3万円〜が目安です。クラウドサービスでは、初期費用はかからない場合が多く、ハードウェアやソフトウェアの購入費もかからないのがメリットです。

インフラエンジニアの適正単価を判断する基準

インフラエンジニアの単価は、単に高い・安いだけで判断すべきではありません。費用とスキルのバランスがとれたインフラエンジニアを採用するためには、以下の要素を総合的に評価することが重要です。

経験年数

実務経験が豊富なエンジニアは、幅広い知識と問題解決能力を備えているため、一般的に単価は高めとなります。厚生労働省のデータによると、インフラエンジニアを含むシステムエンジニア(基盤システム)の経験年数別の所定内給与額は以下の通りです。

経験年数 所定内給与額(万円)
0年 40.5万円
1~4年 44.59万円
5~9年 47.17万円
10~14年 51.54万円
15年以上 61.47万円

実務経験を重ねるにつれて給与は上昇し、10~14年以上のベテラン層になると50万円を超える額になります。

ただ、インフラエンジニアの給与は経験年数だけではなく、技術内容にも大きく影響を受ける点に留意が必要です。次の項目で詳しく紹介しますが、近年は単純な経験年数よりも、最新技術に対応できるスキルの有無が重要視される傾向にあります。

保有スキルや専門知識

インフラエンジニアの報酬は、保有する技術スキルと専門知識の水準に応じて変動します。特にクラウドサービス(AWS、Azure、Google Cloudなど)における実務経験や、セキュリティ対策、ネットワーク構築、仮想化技術などの専門知識を有する人材は、市場価値が高く単価が高めです。

担当する業務の範囲

インフラエンジニアの単価は、依頼する業務範囲にも左右されます。インフラの設計から構築、運用、保守、障害対応まで幅広く担当する場合は、それに見合った単価設定が必要です。一方、日常的な運用や監視、軽微な障害対応など、特定の業務に限定した依頼の場合は、比較的抑えた単価での契約が可能です。

エンジニア全体の単価相場について知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
【企業向け】エンジニア単価相場を解説!SES・フリーランス比較

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インフラエンジニアに外注する際にやるべきこと

外部のインフラエンジニアに業務を委託する際には、円滑にプロジェクトを進行するため、以下の点を明確にしておく必要があります。

コミュニケーション体制を構築する

滞りなく意思疎通を行うため、定期的な打ち合わせの設定や、連絡ツールなどの活用方法について事前に決めておきましょう。

たとえば、週1回や隔週でのオンライン会議を設けることで、進捗確認や課題の早期発見が可能となります。特に、複雑なインフラ構築プロジェクトでは、会議の頻度を増やすことも有効です。日常的なやり取りを円滑にするには、即時性の高いメッセージツールの導入がおすすめです。

さらに、緊急時の連絡体制も明確にしておくと安心です。自社側と外注先側の双方で、連絡する担当者の優先順位や夜間・休日の連絡方法などを事前に決めておくと、万が一のトラブルにも迅速に対応できるでしょう。

情報セキュリティ対策を講じる

外部のエンジニアが社内システムにアクセスする際は、情報漏えいのリスクを抑える対策が不可欠です。

具体的には、システムへのアクセス制限や機密保持契約(NDA)の締結などの対策を講じる必要があります。また、外部のインフラエンジニアにもセキュリティに関して社員と同様の意識を持ってもらうため、社内ルールを明文化して共有すると良いでしょう。

契約内容と責任範囲を明確化する

曖昧な取り決めは、将来的なトラブルの原因となる可能性があるため、契約内容と責任範囲は事前に明確にしておきましょう。契約時には、以下のような項目について詳細に取り決めることが必要です。

  • 業務範囲
  • 納期
  • 報酬
  • 成果物の品質基準
  • 問題発生時の対応
  • 契約解除の条件

フリーランスとの契約でよくあるトラブルと、契約書作成時にできる対策については、以下の記事で確認してください。
業務委託契約でありがちなトラブルと5つの対策方法

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自社に適したインフラエンジニアを選ぶコツ

自社のニーズに合った人材を選定するためには、単価の安さだけで判断するのではなく、総合的な観点から人材を見極める必要があります。ここでは、自社に合ったインフラエンジニアを選ぶためのポイントを解説します。

フリーランスの実績と得意分野を確認する

フリーランスインフラエンジニアを選定する際は、クラウド移行やネットワーク構築、セキュリティ強化など各分野における過去の実績を確認し、自社が求めるスキルがあるか見極めましょう。

過去のプロジェクト事例を詳しく調査することで、そのエンジニアが自社の課題解決に適しているかどうかを判断できます。可能であれば、過去の取引先からの評判や推薦文も参考にすると良いでしょう。

コミュニケーション能力を見極める

インフラエンジニアの選考では、コミュニケーション能力を見極めることも重要です。システム基盤は会社のビジネスを支える土台です。トラブル発生時に正確に状況を把握するには、非技術者に分かりやすく状況を説明できるインフラエンジニアの存在が欠かせません。

コミュニケーション能力を評価するには、面談での一般的な質問に加え、専門外の質問を意図的に行ったり、技術的な内容を非技術者に説明する場面を設定したりすると良いでしょう。これにより、相手の理解度に応じた説明力や、専門用語を避けて状況を伝える能力を確認できます。

複数の候補を比較検討する

インフラエンジニアの選定では、複数の候補から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。なぜなら、1人の話を聞くだけでは、そのエンジニアの技術力や提示された単価が、業界の相場と比べて適正なのかを正確に判断するのは難しいからです。

複数の候補を比較することで、それぞれの提案内容や実績、プロジェクトへのアプローチ方法を多角的に評価でき、単価と技術力のバランスがとれたエンジニアを選定できます。

エンジニアに強い採用媒体を活用する

IT・エンジニア専門の採用媒体を活用することで、スキルや経験が明確に整理された人材プールから、自社にマッチしたエンジニアを効率的に見つけられます。採用媒体の種類については、以下の記事を参考にしてください。
エンジニアに強い採用媒体の選び方は?採用手法6選とそれぞれの特徴を解説

レバテックフリーランスには、多数のインフラエンジニアが登録しており、貴社の求めるスキルや経験に合致する人材を迅速にご提案いたします。以下では、レバテックフリーランスを使った企業の事例を紹介します。

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レバテックを使ったフリーランスエンジニアの参画事例

弁護士や医師などの総合支援を行う株式会社スタイル・エッジが、フリーランスのインフラエンジニアを活用した事例です。同社へのインタビューの一部をご覧ください。

——今まではどのようにエンジニアを調達していましたか?これまでは人事部を通じて、中途採用や新卒採用など、正社員を中心にエンジニアチームを構築してきました。しかし、ここ最近は人手不足が深刻になり、社内のエンジニアだけではプロジェクトの遂行が難しくなってきました。

社内のリソースが足りず採用も難しい状況でしたので、社外からフリーランス人材を調達することになりました。

——フリーランスエンジニアの活用にあたり、どのような課題や不安がありましたか?フリーランスの方に対する私のイメージで「一匹狼的な気質の方が多いのかな」と懸念していたので、仮に参画してもらってもチームの一員として動いてくれるのかが一番の不安点でした。

——参画の前後で、フリーランスエンジニアに対する印象に変化はありましたか?
かなり変わりました。参画前に持っていた「チームの一員として動いてくれるのか」という不安も杞憂でした。最初に参画してくださった方とは1年以上契約を継続していることからも、フリーランスの活用に満足している証明になっていると思います。

以下のページでは、インタビューの全編を掲載しています。
SRE・インフラエンジニアの参画により業務効率と開発スピードが大幅にアップ|株式会社スタイル・エッジ

スピーディーな人材確保を実現する「フリーランス活用」とは?
フリーランス活用を進めるための具体的なステップを紹介!
⇒ベンダー・SIerの変革とフリーランス活用事例 

インフラエンジニアの単価についてよくある質問

インフラエンジニアの単価について、相場や単価が決まる基準など、よくある質問に答えていきます。

Q.インフラエンジニアの単価の目安は?

インフラエンジニアの単価は、雇用形態や経験年数、保有スキル、担当業務の範囲などで大きく変わります。レバテックのデータからフリーランスインフラエンジニアの単価を紹介すると、ネットワークエンジニアは70~80万円、クラウドエンジニアは80〜90万円です。また、セキュリティエンジニアは70~80万円が目安です(いずれも2025年7月時点、週5日フルタイムで稼働した場合)。

Q.インフラエンジニアの単価はどうやって決まる?

インフラエンジニアの単価は、主に「経験年数」「保有スキルや専門知識」「担当する業務の範囲」によって決まります。特に、需要の高い特定の技術や、プロジェクト全体をマネジメントする能力を持つエンジニアは高単価になる傾向があります。

Q.自社に適したインフラエンジニアを選ぶコツは?

自社に適したインフラエンジニアを選ぶには、実績や得意分野を確認する必要があります。業務をスムーズに進めてもらうには、コミュニケーション能力の見極めも大切です。また、複数の候補を比較することで、一般的な技術レベルや相場感が掴め、適正な単価で作業を依頼できるようになります。

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