採用ノウハウ - レバテック|エンジニア&クリエイターの採用情報サイト
人材をお探しの企業様はこちら
お役立ちコンテンツ
IT人材の採用に関わるすべての方へ
「外部のプロジェクトマネージャーに業務委託をするかどうか、どんなメリットがあるか知ってから判断したい」と考える企業の担当者は多いのではないでしょうか。
この記事では、業務委託のメリットとデメリットを紹介していきます。そのほか、企業に委託するか、フリーランスに委託するか迷ったときの判断方法や、業務委託をする際の注意点も解説するので、プロジェクトマネージャーの確保にお困りの企業は、ぜひ参考にしてください。
エンジニア・クリエイターの採用にお困りではありませんか?
レバテックなら業界最大級!登録者45万人のデータベースでエンジニア・クリエイターの採用成功を実現
⇒レバテックについて詳細を知りたい
目次
プロジェクトマネージャーの採用に苦戦している企業が増える中、業務委託による外部人材の活用が注目されています。ここでは、プロジェクトマネジメントを業務委託する主なメリットを解説します。
現在、国内でIT人材は不足傾向にあり、プロジェクトマネージャーの採用も簡単ではありません。そんな中で、業務委託であれば即戦力となる人材を比較的容易に確保できます。
レバテックのデータによると、正社員の求人倍率とフリーランスの案件倍率は以下の通りです(2024年12月時点)。
正社員の求人倍率は24.6倍と高く、人材確保が難しい状況です。一方、フリーランスの案件倍率は2.2倍で、正社員と比べて人材を確保しやすい状態にあります。正社員の採用が難しい場合は、フリーランスのプロジェクトマネージャーを活用することで人材不足を補えるでしょう。
参考:「セキュリティ」が転職求人倍率1位に、50倍超えの高需要|レバテック
業務委託なら、育成にかかる時間やコストを抑えられます。プロジェクトマネージャーになるには、プロジェクトリーダーなどを経験してステップアップしていくのが一般的な流れです。社内でゼロから育成しようとすると、一定の時間やコストがかかります。
外部のプロジェクトマネージャーを迎えれば、育成コストを抑えられます。さらに、外部のプロジェクトマネージャーが持つノウハウを社内に取り入れて、組織全体のスキルを向上させ、将来的な内製化に向けた準備を行うことも可能です。
業務委託のプロジェクトマネージャーであれば、必要なときだけ業務を依頼できるので、柔軟に人員を調整でき、人件費の削減にもつながります。
レバテックの調査によると、「PL・PM」のうち、約2割の年収が1000万円を超えていることが明らかになっています。
引用元:プロジェクト管理職のIT人材、 約3人に1人は年間「200万円以上」のボーナスを受給|レバテック
さらに、プロジェクトマネージャーを含む8割以上のIT人材が「ボーナス支給あり」と回答しており、PL・PMでは約3割が全体平均(10.5%)を大きく上回る「200万円以上」のボーナスを受給していることも分かっています。
このデータからは、自社社員としてプロジェクトマネージャーを迎えると、継続的に一定のコストがかかることが想像できるでしょう。その点、業務委託なら必要なときだけ人材を確保でき、固定費を抑えられるのがメリットです。
参考:プロジェクト管理職のIT人材、 約3人に1人は年間「200万円以上」のボーナスを受給|レバテック
外部のプロジェクトマネージャーは複数の現場で経験を積んでいるため、社内では気づきにくい課題を発見し、新たな解決策を提案してくれることが期待できます。社内の常識や慣習にとらわれない第三者の視点から、業務の非効率な部分を指摘してもらうことで、組織全体の生産性向上につながるでしょう。
さらに、似たような課題があった他社での成功事例や、陥りがちな失敗のパターンを共有してもらうことで、プロジェクトの成功確率を高められる可能性があります。
外部のプロジェクトマネージャーを迎えることで、属人化によるリスクを回避できます。特定の社員にプロジェクト管理を依存すると、その社員の急な休職や退職でプロジェクトが止まるリスクがあります。
そのため、社内にプロジェクトマネージャーが少ない場合は、外部のプロジェクトマネージャーに業務を任せながら社内人材を育成することで、個人への依存度を下げると良いでしょう。プロジェクトマネジメントの属人化が解消されると、一人の社員の退職で現場が回らなくなる事態を避けられます。
育成にあたってIT業界におけるプロジェクトマネージャーの役割を改めて把握したい方は、以下の記事をご覧ください。
IT業界におけるPM(プロジェクトマネージャー)の役割を解説
最新のIT人材の採用市場動向を知りたい方へ
IT人材白書2025は他社の採用人数や予算の動き、エンジニア未経験者の採用、生成AIの活用状況などIT人材採用に関わる方が知りたい情報を一つにまとめた資料です。
⇒「IT人材白書2025」を無料でダウンロードする
プロジェクトマネージャーの業務委託には、さまざまなメリットがある一方で、いくつかの課題も存在します。事前に課題を把握し対策を講じるためにも、外部のプロジェクトマネージャーを活用する際のデメリットを把握しておきましょう。
プロジェクトマネジメントに業務委託を活用する場合、早い段階で人材を確保しないとプロジェクトの立ち上がりが遅れる場合があります。
プロジェクトの始動にあたっては、システムの仕様や業務フローの理解、社内特有のルールの確認などを行う準備期間が必要です。また、外部のプロジェクトマネージャーと社内の関係者が信頼関係を築く時間も必要になります。
そのため、プロジェクトの開始時期が決まっているにもかかわらず、プロジェクトマネージャーが見つからないと、スケジュールに遅れが生じてしまいます。計画通りにプロジェクトを開始するには、早い段階から候補者の選定を始め、連携体制を確立することを意識しましょう。
外部人材は社内の文化や慣習に馴染みが薄いため、意思疎通に時間がかかる傾向があります。たとえば、社内で当たり前に使われている用語や略語、暗黙の了解事項などを理解してもらうまでに時間を要します。また、社内の人間関係やパワーバランスを把握するのにも一定の時間がかかるでしょう。
意思疎通がスムーズにできないと、プロジェクトメンバーの負担が増えたり、プロジェクトの進捗が遅れたりする可能性が出てきます。外部プロジェクトマネージャーと円滑に協働するには、社内の受け入れ体制を整え、積極的にコミュニケーションをとる場を設けるといった工夫を行いましょう。
プロジェクトマネージャーの業務委託には、大きく分けて「企業への委託」と「フリーランスへの委託」の2つの方法があります。それぞれの特徴や向いているケースを紹介していきます。
企業への委託は、プロジェクト全体を包括的に任せたい場合に適しています。複数の専門家がチームとして対応するため、大規模な開発案件や長期的なプロジェクトに向いているでしょう。
【向いている状況】
フリーランスへの委託は、特定のポジションを補充したい場合に向いています。個人で活動するフリーランスは、条件さえ合えば即日で稼働してくれるため、できるだけ早く人手が欲しい場合にも有用です。
【向いている状況】
レバテックのデータによると、フリーランスのプロジェクトマネージャーに業務委託する場合の月額単価は85~95万です(週5日フルタイムで稼働した場合)。詳しい情報については、以下の資料をご覧ください。
以下の記事では、実際にフリーランスプロジェクトマネージャーを迎えて、社内の技術レベル向上に成功した企業の事例を紹介しています。エージェントを使ってフリーランスを迎えるまでの経緯も掲載しているので、フリーランス活用を検討する場合はぜひご覧ください。
事業拡大により人材不足に。フリーランスのPMの活用により課題を解決|株式会社クラブネッツ
エンジニアの採用にお困りですか? レバテックフリーランスなら即戦力エンジニアが最短1週間でチームに参画!
⇒レバテックフリーランスの資料を見てみたい
プロジェクトマネージャーに業務委託する際は、事前の準備と体制づくりが重要です。ここでは、特に大切な2つのコツについて解説します。
業務委託を始める前に、契約内容を明確に定めましょう。曖昧な契約をすると互いの認識にズレが生じ、トラブルの原因となる可能性があります。契約書には、以下のような条項を盛り込みます。
契約書に盛り込む内容の詳細や業務委託にありがちなトラブルを避ける方法については、以下の記事も参考にしてください。
業務委託契約でありがちなトラブルと5つの対策方法
外部のプロジェクトマネージャーが円滑に業務を進められるよう、情報共有の仕組みを整えましょう。具体的には、定期的なミーティングを設定したり、必要な資料やデータへのアクセス権限を付与したりします。フィードバックをこまめに行うことでも、信頼関係を築きやすくなるでしょう。
特に、プロジェクト初期は密なコミュニケーションを心がけるのがポイントです。たとえば、最初の1ヶ月は週次でのフォローアップミーティングを設定し、その後は状況に応じて頻度を調整するといった工夫が考えられます。社内の報告ルールなどについても、早めに共有しておくことで、プロジェクト運営がスムーズになるでしょう。
ここまで、プロジェクトマネージャーへの業務委託について紹介してきましたが、状況に応じてPMO業務を外部に委託することも可能です。PMとPMOの違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
PMとPMOの違いとは?導入のメリット・デメリットや採用すべきケース
フリーランスを活用するIT企業が急増中?
フリーランスの活用を検討している方や、他社の活用状況を知りたい方はこちらから資料をダウンロードしてください。
⇒「IT企業のフリーランス活用実態調査」をダウンロードする
プロジェクトマネージャーの業務委託に関するよくある質問に答えていきます。
外部のプロジェクトマネージャーは、社内にないノウハウを持っているため、課題に対する新たな解決策の提案を受けることが可能です。さらに、自社社員を採用する場合と異なり、プロジェクト期間中のみ契約を結べるので、人件費の最適化を図れます。
社内の詳細な事情や文化への理解に時間がかかることが挙げられます。外部のプロジェクトマネージャーを迎える際は、社内の慣習について丁寧に教えたり、自社社員とのコミュニケーションの場を設けたり、意思疎通をスムーズにするための工夫が必要です。
レバテックのデータによると、フリーランスのプロジェクトマネージャーの月額単価は、85~95万円程度です(週5日フルタイムで稼働した場合)。ただし、フリーランスの単価は、経験年数やスキル、プロジェクトの規模などによって変動します。
最短当日にオンライン打ち合わせ
初めてのフリーランス活用のご相談もお気軽にお問い合わせください。
お急ぎの方はお電話にてお問い合わせください (受付時間: 平日9:00 ~ 18:00)
050-5526-9835