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株式会社カケハシ
事業内容 : 薬局向けサービスの開発・提供
業種:IT・ソフトウェア・情報処理
設立 : 2016年3月30日
従業員数 : 264名(2022年8月現在)
URL:https://www.kakehashi.life/
課 題
効 果
お話を伺った方
株式会社カケハシ
開発ディレクター 兼 スクラムマスター
新田 智啓氏
※写真はオンライン取材でのキャプチャによるものです
カケハシは「日本の医療体験を、しなやかに。」をミッションに掲げ、医療従事者の皆さんと医療サービスを受ける患者、双方の体験価値をテクノロジーでアップデートする企業です。
現在は、患者さんへの服薬指導業務を効率化する薬局体験アシスタント「Musubi」やおくすり連絡帳「Pocket Musubi」、薬局経営の重要指標を可視化する「Musubi Insight」、医薬品の在庫管理・発注システム「Musubi AI在庫管理」、医薬品の二次流通サービス「Pharmarket」など、主に5つのサービスを通じて、薬局業界のDXをサポートしています。
カケハシには現在、既存サービスの開発を行う5チームと新規事業開発チームを合わせた6チームがあります。各開発チームには、ソフトウェアエンジニアだけでなく、プロダクトマネージャーやプロダクトマーケティングマネジャー、デザイナーなど、さまざまな職種のメンバーが所属しており、全社員のうち約40%がサービス開発に携わっている計算です。
長らくサービス開発の手法として採用しているのはスクラムで、最近は開発メンバーが増えたこともあり、2022年からLeSS(ラージスケールスクラム)を採用して、再編成したスクラムチーム間で緊密に連携を取りながらサービス開発にあたっています。
なかでも私は、Musubi AI在庫管理チームの開発ディレクター兼スクラムマスターとして、需要予測精度の向上および患者や薬の在庫の管理、おすすめ発注機能の改善を行うチームのプロセス改善を担当しています。ほかにも、長期在庫となっている医薬品を二次流通させるための仕組み作りなど、薬局DXを裏側から支えるサービス開発を進める良い組織を作ることがミッションです。
私が入社した2年ほど前はまだチームを立ち上げたばかりで、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアとプロダクトマネジャー、データサイエンティスト、デザイナーだけの小さな組織でした。しかし、プロダクトのコアコンセプトを固め終えてからは、AIを活用するためにバックエンドエンジニアのニーズが急拡大し、フリーランスエンジニアの活用も本格化し始めました。
レバテックフリーランスとお付き合いが始まったのは、2020年12月のことです。当時、開発スピード向上に向けてフリーランスエンジニアの活用ニーズが高まっていましたが、十分に母集団形成ができていない状況でした。そんななか、レバテックから人事部にアプローチがあり、レバテックフリーランスが持つデータベースの豊富さに魅力を感じ、フリーランスエンジニアをご紹介いただくようになりました。契約後は、営業の方が我々の求める条件を熱心にヒアリングしてくださったことで徐々に目線が揃い、参画いただくフリーランスエンジニアの方が増えていきました。これまでレバテックフリーランス経由で当社の開発に参画していただいたフリーランスはカケハシ全体で12人。私のいるMusubi AI在庫管理チームに限ると、5人の方々に来ていただいています。
当社が求めるエンジニア像をひと言で申し上げると、優秀さと高い柔軟性を持ち併せた方。クラウドやフレームワークなどについて、モダンな開発環境に対応できる能力が必要です。また、与えられた仕事を黙々とこなすというより、メンバーと協働し正解を模索しながらサービスの改善に努めるスクラムに順応できる方です。
すでにエンジニアとしての実績や実力がある方か、もしくは今後の成長が期待できる若手で、自らの意思と実力でキャリアを積み上げていらっしゃるフリーランスエンジニアの存在は非常に魅力的です。
私たちが目指すのは、お客様の体験価値を追求し続ける開発です。それを実現するために、どのような技術をどのように用いれば実現できるか自ら考え、提案し、実現できるエンジニアを求めています。
当然、特定の技術を使ったことがあるだけではオファーというわけにはいきません。どの程度深いレベルで理解しているのか、チームやサービスの成長に貢献したいと思う気持ちがどの程度あるのかが、仲間になっていただく可否を決める大事な要素になります。
指示通りに動いてくれる作業者よりも、ともにサービスを作る仲間を求めているので、契約を結ぶまでに乗り越えるべきハードルは比較的多いかもしれません。
フリーランスエンジニアの活用で難しいと感じているのは、サービスやビジネスの拡大スピードに歩調を合わせてエンジニアを集めることです。
とくに弊社が開発するサービスは複雑な課題を解決することが必要な領域であり、当社が必要とするエンジニアのレベルも高まっています。技術選定ひとつとっても、より高度な目利き力を持つエンジニアへの期待が増しています。
技術トレンドにも詳しく、技術選定の根拠についてロジカルに語れる方は、経験豊富なフリーランスエンジニアのなかでもひと握りの存在です。チームやサービスへのコミットメント力があるエンジニアはどこも引く手あまたです。実際、ひとりのエンジニアの獲得に複数の企業とバッティングすることも珍しくありません。私たちは一緒に働くフリーランスの方々を選んでいますが、フリーランスの方からも自分たちが選ばれる存在になる必要があります。
レバテックフリーランスは、当社のこうした願いを丁寧に聞き取ってくださり、的確なフリーランスエンジニアを紹介してくれるのでとても助かっています。
当社としても、能力の高いエンジニアに選んでいただくために、他社ではできないチャレンジングな仕事、高いレベルのチームとの仕事、社会的意義のある仕事を用意できるよう一層努力するつもりです。
当社では、正社員とフリーランスで開発領域や共有すべき情報に制限をかけたり、マネジメントの手法を分けたりすることはありません。同じサービスを担当するスクラムチームのメンバーとして分け隔てなく接します。なぜなら、チームに参画いただくまでにいくつものハードルを乗り越えてくださった方ですから、正社員と分ける必要性がないんです。
もちろん、日々の業務だけでなくマネジメント面でも同等に扱います。
開発に参画するタイミングでは、正社員と同じようにオンボーディングに時間をかけますし、参画後も毎日の状況確認やメンターと週に1度の面談やマネジャーとの1on1も行います。
先ほども触れた通り、当社ではサービスの新規立ち上げのタイミングであることや、スクラムでの開発を採用しているため、3カ月も経たずにサービスはもちろんチームや個人の状況も変わります。今はリモートで開発しているメンバーも多いので、適切なコミュニケーションの設計が必要です。コミュニケーションで相互理解を深めることが、メンバーのモチベーションや開発のクオリティを左右するためです。
こうした環境が根付いているので、私自身はもちろん、メンバーたちも日々サービスを開発する中で「この人は正社員だから」「この人は業務委託だから」と、意識することはまずありません。
レバテックフリーランス経由で契約しているフリーランスエンジニアは、成長意欲が高い若手から、スタートアップのCTO経験者まで、多彩なバックグラウンドを持っています。ただし、皆さんチームと一体感を保ちながら開発に臨んでいただいている点は同じです。
このような一体感のある開発組織を築けている要因は、安易に要件の基準を落とさず、開発メンバーが感じる日々の不安や悩みを解消し、今後やってみたい技術領域などのリクエストに応えるべく取り組めているからと考えています。
契約に至ったエンジニアは、いうまでもなく皆さん優秀です。フリーランスエンジニアの皆さんに参画いただけたことで、システムの品質を維持しながら開発スピードを上げられている実感があります。どなたもチームに欠かせない存在として、スクラムチームの重要な一角を担ってくださっています。
まず、私たちはアジャイルで開発を進めているので、プロジェクト単位で契約することはありません。そのため、プロダクトをより良くするために開発すべきものはいくらでもあります。どうすればお客様に喜んでいただけるのか、どうすればより使いやすくなるのかを常に考えているので、やりたいことは山積みです。
エンジニアは成長に繋がる経験を求めていると私は考えているので、カケハシにいることで成長できる、やりがいを感じられると思ってもらえる環境をいかにして作るかは重要視しています。カケハシが目指すものが何か、フリーランスの皆さんにもしっかりと共有して、同じ目標を目指すことへのやりがいや共感を継続して感じてもらえるようにすることが、フリーランスに長く協力いただくために必要です。その甲斐もあり、このプロダクトの開発チームが立ち上がって2年程度ですが、レバテック経由では約1年半ほど契約している方もいて、皆さん比較的長期で活躍していただいています。
まだまだ新規事業の検討も進んでおり、新規サービスの立ち上げに強いエンジニアだけでなく、既存サービスを大きくスケールさせるエンジニアやマネジメントクラスの需要が増える見込みです。これまで依頼していた職能とは異なるプロフェッショナルをお願いする場面も出てくると思いますので、レバテックフリーランスには今後も引き続き、優れた能力を持った幅広い人材を提案していただければと思います。
優秀なエンジニアの獲得競争は厳しくなるばかりです。レバテックフリーランスの担当者や当社の人事担当者と緊密に連携を取り、当社ならではの魅力やサービスの可能性を積極的に発信し、契約していただける精度を高めていきたいと思います。
正社員エンジニアとフリーランスエンジニアでは、雇用契約と業務委託契約の違いがあります。仕事の任せ方や待遇について、異なる面がありますし、一定の配慮が必要な面があるのも確かです。
しかし、一度チームに迎え入れたからには、1人ひとりと正面から向き合い、それぞれのポテンシャルを引き出すのが受け入れ側の努め。コミュニケーションに時間を割くのを惜しむべきではありませんし、モチベーション高く働き続けられるよう環境を整えるのも、優秀なフリーランスエンジニアに力を発揮していただくためのポイントです。
フリーランスエンジニアを型にはめて、彼らのポテンシャルを引き出そうとしないのは、お互いにとって不幸ですし、非常にもったいないこと。フリーランスエンジニアを選ぶのは大切な仲間選びです。そんな意識を持つことがフリーランスエンジニア活用の第一歩になると思います。
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