ChatGPTについて知っておくべき23のこと。進化のタイムラインを総まとめ【テッククランチ】

2023年5月1日

執筆者

Alyssa Stringer

TechCrunchのオーディエンス開発マネージャー。前職はHousingWire

執筆者

Kyle Wiggers

TechCrunchのシニアレポーター、特に人工知能分野に関心を持っている。VentureBeat、Digital Trendsのほか、Android Police、Android Authority、Droid-Life、XDA-Developersなどのガジェットブログに寄稿している。

OpenAIの文章を生成するAI搭載チャットボット「ChatGPT」が世界を席巻した。短いコマンドを入力すれば、ChatGPTはエッセイやコードなどを書くことができ、生産性をかなり高める。だが、ChatGPTには邪悪な側面もある。

いずれにせよ、AIツールは消えることはなく、実際わずか数カ月前のリリース以来、劇的に広がっている。大手ブランドは広告やマーケティングコピーの生成にAIを使うなど実験を行っている。

OpenAIはChatGPTにかなり投資している。ChatGPTはこのほど、OpenAIの最新の文章生成モデルのGPT-4によって強化された。有料ユーザーがアクセスできるGPT-4は、ChatGPTで動くこれまでのモデルより自然で流暢な文章を書くことができる。GPT-4に加え、OpenAIは最近、ChatGPTをインターネットにつなげ、ウェイトリストに登録していたユーザーや開発者がプラグインをα版で利用できるようにした。

以下に、2023年4月25日現在のChatGPT関連のアップデートとリリースのタイムラインを最新のものから順に案内する。また、よくある質問にも答える。

ChatGPTをめぐるタイムライン

2023年4月25日

OpenAIが新たなサブスクChatGPT Businessを予告
参考:OpenAI previews new subscription tier, ChatGPT Business

提供が予定されている「ChatGPT Business」というサービスについて、OpenAIは「データをさらに管理する必要があるプロフェッショナルや、エンドユーザーを管理しようとしている企業向けのもの」と説明している。

「ChatGPT Businessは当社のAPIのデータ使用規則に則る。つまり、エンドユーザーのデータがデフォルトで当社のモデルの学習に使用されることはない」とOpenAIはブログに書いている。「ChatGPT Businessは数カ月内に利用できるようになる見込み」とのことだ。

2023年4月24日

OpenAIが「GPT」商標登録を希望
参考:OpenAI wants to trademark “GPT”

OpenAIは昨年12月に「Generative Pre-trained Transformer」の略である「GPT」の商標登録を申請した。そして3月、米特許商標庁(USPTO)に「数多くの侵害と偽アプリ」が出始めていることを理由に審査を早めるよう請願した。

だがOpenAIにとって残念なことに、その請願はこのほど却下された。同庁によると、OpenAIの弁護士は関連費用の支払いや「特別措置の正当性を裏付ける適切な書類」の提出を怠ったという。

つまり、商標に関する決定がなされるまでに最大である5ヶ月かかる可能性がある。

2023年4月22日

Auto-GPTはすべてを自動化するシリコンバレーの最新の試み
参考:Auto-GPT is Silicon Valley’s latest quest to automate everything 

Auto-GPTはゲーム開発者のToran Bruce Richards(トラン・ブルース・リチャーズ)氏がつくったオープンソースのアプリケーションだ。OpenAIの最新の文章生成モデルであるGPT-3.5とGPT-4を使用しており、オンラインのソフトウェアやサービスと対話して「自律的に」タスクを実行することができる。

与えられた目標にもよるが、Auto-GPTはかなり予想外の動きをすることがある。あるRedditユーザーは、サーバーインスタンス内で使える100ドル(約1万3000円)の予算を与えられたAuto-GPTが猫に関するwikiページを作成し、インスタンスの欠陥を悪用して管理者レベルのアクセスを獲得、そして駆動していたPython環境を乗っ取り、その後「自殺」したと主張している。

2023年4月18日

ChatGPTのようなAI技術が詐欺を「増強」する可能性ありと米当局が警告
参考:FTC warns that AI technology like ChatGPT could ‘turbocharge’ fraud 

米連邦取引委員会(FTC)のLina Khan(リナ・カーン)委員長と委員は議会の公聴会で、ChatGPTのような最新のAIテクノロジーが詐欺の「増強」に利用される可能性を下院議員に警告した。

カーン氏は「AIはあらゆる機会をもたらすが、同時にあらゆるリスクももたらす」と説明。加えて「AIが不正行為や詐欺を増強するのに使われる可能性があることを我々はすでに目の当たりにしてきたと思う。人々を欺くべくAIツールが効果的に設計されている事例がFTCの調査の対象となり得ることを市場参加者に通知してきた」と述べた。

2023年4月17日

Superchat、ChatGPTで歴史上の人物や架空人物へのメッセージ送付を可能に
参考:Superchat’s new AI chatbot lets you message historical and fictional characters via ChatGPT

iPhoneのホーム画面などをカスタマイズできる人気のアプリ「Brass」やステッカー作成の「StickerHub」などを手掛けるGorilla Technologies(ゴリラテクノロジーズ)「SuperChat」という新しいAIチャットアプリを発表した。iOSユーザーはこのアプリでOpenAIのChatGPTで動くバーチャルキャラクターとーがチャットできる。このアプリはAI機能を使うために使用できるキャラクターが用意されているという点で、デフォルトのChatGPT体験や現在利用可能な数十もの汎用AIチャットアプリとは異なる。

2023年4月12日

イタリア、OpenAIにChatGPT停止命令の解除に必要な措置を提示
参考:Italy gives OpenAI to-do list for lifting ChatGPT suspension order

イタリアのデータ保護機関は3月末に一時的なChatGPT使用禁止命令を出した。その後、それを解除するためにOpenAIは何をすべきかを明確にした。同機関はChatGPTが欧州連合(EU)の安全性及び性能に関する一般要求事項(GSPR)に違反している疑いがあるとし、米国に拠点を置く同社にイタリアの人々のデータの処理を停止するよう命じた。

情報保護局(DPA)はOpenAIに対し、4月30日までに規制当局のコンプライアンス要求を満たすよう求めた(地元のラジオ、テレビ、インターネットによる啓発キャンペーンの開始時期は5月15日までと少し余裕のある期限を設けている)。

2023年4月12日

ChatGPTを絶えず有害にする方法を研究者らが発見
参考:Researchers discover a way to make ChatGPT consistently toxic

米アレン人工知能研究所の科学者が共同執筆した研究によると、ChatGPT のAPIを通じてChatGPTに、「悪い人」「ひどい人」「嫌な人」といった「ペルソナ」を割り当てると、その有害性が6倍になることが明らかになった。さらに懸念されることに、ChatGPTが特定の歴史上の人物や偏見を持っている人物、政党のメンバーを装うことでも有害性が高まり、特に装うのがジャーナリスト、男性、共和党員の場合、ChatGPTが通常よりも攻撃的な発言をするようになることがわかった。

この研究はChatGPTの最新版を用いて行われたが、OpenAIのGPT-4をベースとしている現在プレビュー中のモデルは使用されていない。

2023年4月4日

Y Combinator支援のスタートアップが「ChatGPT for X」構築に挑戦中
参考:Y Combinator-backed startups are trying to build ‘ChatGPT for X’

YC Demo Dayの2023年冬季セッションには、「ChatGPT for X」の構築をうたうスタートアップが4社以上参加している。Acumen Research(アキュメンリサーチ)のかなり楽観的な予想が当たったとして、2023年には581億ドル(約7兆7650億円)の価値を持つ顧客サービスソフトウェア市場をこうしたスタートアップは追い求めている。

TechCrunchの目に留まったYC支援のスタートアップは以下の通り。

Yuma:Shopify加盟店を主な顧客層とし、ヘルプデスクソフトウェアと統合するChatGPTのようなAIシステムを提供し、顧客チケットへの返信の下書きを提案する。

Baselit:OpenAIの文章を理解するモデルの1つを使用して、企業が顧客のためにチャットボットスタイルの分析を埋め込めるようにする。

Lasso:顧客が自動化したいプロセスの説明やビデオを送ると、LassoがChatGPTのようなインターフェースをロボティックプロセスオートメーション(RPA)およびChrome拡張機能と組み合わせて自動化を構築する。

・BerriAI:開発者が様々なデータコネクターを通じて組織データに対応したChatGPTアプリを動かすのをサポートするプラットフォームを運用している。

2023年4月1日

イタリアがChatGPT使用禁止を命令
参考:Italy orders ChatGPT to be blocked

OpenAIはイタリアで同社の生成型AIチャットボットChatGPTへのアクセスを制限し始めた。

イタリアのデータ保護当局はOpenAIに人々のデータを現地で処理することをただちに停止するよう命じ、一部の国には最先端のAIにすでに適用されている法律があることをタイムリーに思い出させた。情報保護局はOpenAIが欧州連合の一般データ保護規則(GDPR)に違反していることが懸念されるとし、調査を開始したことを明らかにした。

2023年3月29日

1100人超が「6カ月間のAI開発停止を求める」公開書簡に署名
参考:1,100+ signatories signed an open letter asking all ‘AI labs to immediately pause for 6 months’

公開書簡の署名者にはElon Musk(イーロン・マスク)氏、Steve Wozniak(スティーブ・ウォズニアック)氏、Center for Humane Technology(センター・フォー・テクノロジー)のTristan Harris(トリスタン・ハリス)氏などが含まれている。書簡は「すべてのAIラボに対し、GPT-4より強力なAIシステムの学習を少なくとも6カ月間、直ちに一時停止すること」を求めている。

書簡には次のように書かれている。

現代のAIシステムはいま、一般的なタスクを人間並みにこなせるようになっていて、我々は自問すべきだ。機械に我々の情報チャネルをプロパガンダや真実でないもので溢れさせるべきだろうか。充実した仕事も含めて、すべての仕事を自動化すべきなのか。やがて我々を凌駕し、出し抜き、時代遅れで、我々に取って代わるかもしれない非人間的な精神を開発すべきなのだろうか。我々は文明のコントロールを失うリスクを冒すべきなのか。このような決定は選挙で選ばれていないテックリーダーに委ねられてはならない。強力なAIシステムは、その効果が肯定的で、リスクは管理可能だと確信できる場合にのみ開発されるべきだ。

2023年3月23日

OpenAIがChatGPTをインターネットに接続
参考:OpenAI connects ChatGPT to the internet

OpenAIがChatGPTのプラグインを発表した。これはウェブを含むサードパーティの知識ソースやデータベースへのアクセスを許可することでボットの機能を拡張するものだ。ウェイティングリストに登録したChatGPTのユーザーと開発者にアルファ版で提供される。OpenAIによると、最初は少数の開発者とプレミアムなChatGPT Plusプランの加入者を優先し、その後に規模を拡大しAPIアクセスを展開する予定だという。

2023年3月14日

OpenAIがChatGPT Plusを通じてGPT-4の提供を開始
参考:OpenAI launches GPT-4, available through ChatGPT Plus

GPT-4は画像と文章を理解する、OpenAIの強力なAIモデルだ。3月14日にリリースされたGPT-4はChatGPT Plusの有料ユーザーと公開APIを通じて利用可能。APIにアクセスしたい開発者はウェイティングリストに登録することができる。

2023年3月9日

ChatGPT、Azure OpenAI サービスで利用可能に
参考:ChatGPT is available in Azure OpenAI service

ChatGPTはマイクロソフトが提供する法人向け完全管理型サービスの「Azure OpenAI Service」で利用できる。「マイクロソフトのマネージドカスタマーおよびパートナー」であることが条件となるが、特別なアクセスを申し込める。

2023年3月1日

OpenAI、ChatGPTのAPIを提供開始
参考:OpenAI launches an API for ChatGPT

OpenAIがChatGPTの有料APIの提供を開始し、収益化に向けた新たな一歩を踏み出している。「Instacart(インスタカート)」、「Snapchat」の親会社のSnap(スナップ)、Quizlet(クイズレット)が最初の顧客として名を連ねている。

2023年2月7日

マイクロソフト、ChatGPTを組み込んだ新Bingを発表
参考:Microsoft launches the new Bing, with ChatGPT built in

米ワシントン州レドモンドで開催された報道向けイベントで、マイクロソフトはOpenAIのGPT-4モデルをBingに統合し、検索エンジン内でChatGPTのような体験を提供することを発表した。この発表により、世界中でBingの新規ダウンロードが10倍に増え、新しいAI体験に対するかなりの消費者需要が示された。

OkCupid(オーケーキューピッド)、Kaito(カイト)、Snapchat(スナップチャット)、Discord(ディスコード)などマイクロソフト以外の企業もChatGPTを実装することでAIブームに加わり、グーグルなどテック大手のAI構想に圧力をかけている。

2023年2月1日

OpenAI、月額20ドルからChatGPT Plusを提供
参考:OpenAI launches ChatGPT Plus, starting at $20 per month

ChatGPTがインターネットを席巻した後、OpenAIはChatGPTの新しい試験的な購読プラン「ChatGPT Plus」の提供を開始した。料金は月額20ドル(約2700円)からで、収益化を目指す。

2022年12月8日

ShareGPTでChatGPTとのやり取りを簡単に共有できるように
参考:ShareGPT lets you easily share your ChatGPT conversations

ChatGPTのリリースから1週間後、Steven Tey(スティーブン・テイ)氏とDom Eccleston(ドム・エクルストン)氏の2人の開発者が「ShareGPT」というChrome拡張機能を作り、AIの回答を簡単に取り込んで共有できるようにした。

2022年11月30日

OpenAI がChatGPTを一般公開
参考:ChatGPT first launched to the public as OpenAI quietly released GPT-3.5

本質的に汎用的なチャットボットであるGPT-3.5を微調整したのがChatGPTだ。プログラミング、テレビの脚本、科学的概念などさまざまなテーマに対応することができる。

OpenAIのDALL-Eモデルに対して芸術家がそうだったように、ライターはChatGPTに目を丸くしていたが、最新のチャットスタイルのイテレーションはその魅力とユーザーを広げたようだ。

よくある質問

Q1:ChatGPTとは。どのように機能するのか?

A:ChatGPTはテックスタートアップOpenAIが開発した汎用チャットボットで、ユーザーがプロンプトを入力すると人工知能が文章を生成する。ChatGPTは深層学習を用いた大規模言語モデルであるGPT-4を使用して人間が書いたもののような文章を生成する。

Q2:ChatGPTはいつ公開されたのか?

A:公開日は2022年11月30日。

Q3:ChatGPTの最新バージョンは?

A:ChatGPTの無料版、有料のChatGPT Plusいずれも定期的に更新されている。2023年4月25日現在の最新モデルはGPT-4。

Q4:ChatGPTは無料か?

A:ChatGPTには有料版のChatGPT Plusの他にサインインだけで利用できる無料版がある。

Q5:ChatGPTはどんな人が使っているのか?

A:誰でも使うことができる。文章を自動化したり、ユーザーの質問・疑問に素早く答えたりするのにチャットボットを活用するテック企業や検索エンジンが増えてきている。

Q6:ChatGPTと普通のチャットボットの違いは?

A:チャットボットは人と対話するソフトウェアまたはシステムだが、必ずしもAIを搭載しているわけではない。例えば、質問に対して定型的な回答をするようなルールベースのチャットボットがある。

ChatGPTはAIを搭載しており、プロンプトに応じた文章を生成するのに大規模言語モデルを活用している。

Q7:ChatGPTはエッセイを書くことができるか?

A:できる。

Q8:ChatGPTは誹謗することができるか?

A:モデルの仕組みの性質上、ChatGPTは何が真実かは知らず、また配慮もしないが、真実と思われることだけを把握している。もちろん宿題に使うときにこれは問題だが、やってもいない犯罪を告発した場合、現時点ではそれは誹謗中傷となる可能性がある。

テックや法律の専門家がこの業界で最も速く展開されているこの問題に取り組もうとしており、ChatGPTが生成した問題発言が今後数カ月間でどのように対処されるか目にすることになるだろう。

Q9:ChatGPTにはアプリがあるか?

A:iPhoneやAndroid用のアプリはないが、ブラウザやChatGPTの公開APIを使用しているサードパーティ製のアプリを介してモバイル端末でChatGPTを使えるようにすることができる。

Q10:ChatGPTの単語数制限は?

A:ChatGPTに単語数制限があるとはどこにも記載されていない。ただし、500単語程度の制限があるとユーザーが指摘している。

Q11:ChatGPTにはAPIがあるか?

A:2023年3月1日にリリースされた。

Q12:ChatGPTの日常的な使用例は?

A:プログラミング、スクリプト、電子メールの返信、箇条書き形式の記事、ブログのアイデア、要約など。

Q13:ChatGPTの高度な使用例は?

A:コードのデバッグ、プログラミング言語、科学的概念、複雑な問題解決など。

Q14:ChatGPTはコードをどの程度うまく書くか?

A:プログラムの性質による。ChatGPTは実行可能なPythonコードを書くことができるが、必ずしもアプリ全体のコードをプログラミングできるわけではない。ChatGPTがコンテキストを認識しないためだ。言い換えれば、生成されたコードは使用されている特定のコンテキストに常に適切だとは限らない。

Q15:ChatGPTのチャットを保存することはできるか?

A:ChatGPTの画面のサイドバーに保存することができる。共有機能はまだ搭載されていない。

Q16:ChatGPTの代替となるものはあるか?

A:Together、グーグルのBard、Anthropic(アンソロピック)のClaudeなど、競合する複数のAI搭載チャットボットがあり、開発者はオープンソースの代替のものを作っている。だがオープンソースのものの使用は不可能ではないにしても現在のところは難しい。

Q17:ChatGPTをめぐりどのような論争があったのか?

A:米メディアCNETは完全にAIによって生成された記事を掲載していると、米サイト「Futurism」が報じたことで、CNETは論争の渦中に置かれることになった。CNETを所有するプライベート・エクイティ企業Red Ventures(レッドベンチャーズ)は、たとえ情報が間違っていたとしてもSEOを目的としたファーミングのためにChatGPTを使用していると非難された。

米ニューヨーク市の公立学校を含むいくつかの主要な学校組織や大学はネットワークや端末でのChatGPTの使用を禁止した。AIが盗作や誤った情報を助長して学習プロセスを阻害すると主張している。ただしこの主張についてはすべての教育関係者が同意しているわけではない。

また、ChatGPTが個人をえん罪で告発した事例もある。 

Discordはこのほど、OpenAIの技術をClydeというボットに組み込んだと発表し、ユーザー2人がClydeをだまして違法薬物のメタンフェタミン(覚せい剤)とナパーム焼夷弾のつくり方を提供させた。

Q18:ChatGPTのプロンプトの例はどこで見ることができるか?

A:ChatGPTのプロンプトはいくつかのマーケットプレイスで無料またはごくわずかな料金で提供されている。PromptBase、ChatXなどがあるが、毎日新しいマーケットプレイスが出てきている。

Q19:ChatGPTは検出できるのか?

A:それほど検出できない。ChatGPTで生成された文章を検出すると主張するツールもあるが、TechCrunchのテストではさほど一貫性がない。

Q20:ChatGPTのチャットは公開されているのか?

A:公開されていない。だがOpenAIはこのほど、一部のユーザーの会話のタイトルが他のユーザーに公開されるバグがあることを明らかにし、バグを修正した。

Q21:ChatGPTが作成したコンテンツやメディアの著作権は誰が持つのか?

A:ChatGPTに依頼したユーザが著作権者となる。

Q22:ChatGPTをめぐる訴訟にはどのようなものがあるか?

A:ChatGPTを相手取ったものはない。しかしOpenAIは少なくとも1つの訴訟に関わっている。公開されたデータで訓練されたAIシステムに影響を与えるもので、ChatGPTに関連しているかもしれない。

Q23:ChatGPTに盗作に関する問題はないか?

A:問題はある。ChatGPTのような文章を生成するAIモデルは学習データからコンテンツを再利用する傾向がある。

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