フリーランスの活用でPoCの内製化チームを構築・拡大

スピード感を持った仮説検証のためにはフリーランスの力が不可欠

デジタルトランスフォーメーションの推進でグループ全体に貢献

SOMPOホールディングスは、損保ジャパン、SOMPOひまわり生命といった保険事業を中心に、介護やヘルスケアなど多角的な事業を展開しております。

その中でデジタル戦略部のミッションは、グループ全体のデジタルトランスフォーメーションを推進することです。東京だけでなく､シリコンバレーとテルアビブにあるデジタル戦略部のラボが、世界各国から収集した最新技術の情報をもとに、損害保険・生命保険などの事業ドメインに新しいデジタル・テクノロジーを適用・活用・運用するための企画を立て、PoC（実証実験）を行っています。

このPoCの実行について､当初はSlerなど外部に委託していましたが、デジタルの知見を内部に蓄積するため、2018年7月、部内に内製アジャイル価値開発組織である「SOMPO Sprintチーム」を立ち上げました。

外部からの優秀な技術者のリソース確保が課題

内製にあたって課題となったのは、優秀なデザイナー・エンジニアの確保です。グループ内の要員だけでデジタルに特化したアジャイル開発組織を作るのは難しく、新たな要員を確保する必要がありました。

仮説検証においてはデジタル技術のトレンドに遅れないようなスピード感が求められます。1つのプロジェクトは2～3ヶ月ほどと短く、複数のプロジェクトを同時並行で進めていくので、そのときの状況に応じて適切なスキルをお持ちの方のリソースを確保するというのも課題でした。

足りない分の要員は社員で補うのが理想ではありますが、デザイナー・エンジニアは需要過多でなかなか採用できないという事情があります。そのため、要員を揃えるうえで中途採用、派遣、フリーランスと幅広い選択肢を利用することにしました。

約8割のデザイナー・エンジニアがレバテックフリーランスを通じて参画

フリーランスの力を借りながら順調に組織を拡大

そこで、デザイン・エンジニアリングの各領域のチーフには社員を据え､フリーランスのデザイナー・エンジニアの方にも参画していただく組織づくりを目指しました。

プロジェクトごとにも社員のチーフエンジニアを置き、プロジェクト・マネージャーのポジションでフリーランスの方を含めたデザイナー・エンジニアを総括してプロダクト開発を進めております｡

立ち上げ当初は6～7名でしたが、レバテックフリーランスなどのエージェントを利用することで、プロジェクトの状況に応じてフリーランスの方に参画していただくことができ、順調に組織を拡大していきました。

エージェントを介すことで生まれる安心感

常駐型フリーランスであれば、すぐにコミュニケーションが取れるので、外部に委託するよりもスピード感が圧倒的に違うのと、コミュニケーションロスが発生しにくいというメリットが確実にあります。レビューの部分でも、近くにいる分フィードバックがしやすく、仕事の質が上がっていると感じます。

また、個人のフリーランスの方と直契約するのと比べ､エージェントを介すことで、何かあったときに時間やお金などのコストを割かれることがない点もメリットです。担当者の方には更新時の対応など気軽に相談できるので安心感が持てます。

レバテックフリーランスが提案する技術者の質・量は他社を圧倒

実はフリーランスのエージェントは、レバテックフリーランス以外にも1～2社を活用しており、派遣についても2～3社とお付き合いがあります。その中で、レバテックフリーランスは提案いただけるデザイナー・エンジニアの質・量ともに抜きん出ていると感じています。

エンジニアに関しては一定数優秀で向上心のある方に出会えるので全く不満がありません。昨年には急遽数ヶ月で6～7人のエンジニアの方が必要となったときがありましたが、スキルの高い方を提案いただいたおかげで、今ではその方たちがコアメンバーとして、組織にとってなくてはならない存在になっています。

デザイナーに関しても､デザイン業界での経験が豊富な方がほかの現場で使われているツールを紹介してくださったり、これまで蓄積した知見をもとに有益な提案をしてくださったりするので、チーム全体の生産性も上がっていると感じます。

また、基本的に参画は各月の1日からで、必要なポジションと人数が分かってから1ヶ月以内に参画してもらう必要があります。スピード感が求められる現場ですが、担当の方にはいつも迅速に多くのご提案をいただいているので、非常に感謝しております。

レバテックフリーランスのサービスで優秀な方を提案いただけるおかげで、結果としてフリーランスの方の人数が増え、今では派遣・フリーランスの全20名のうち16名がレバテックフリーランス経由で参画している方です。

レバテックフリーランスには今後も期待

フリーランスの方とは双方向のコミュニケーションが取れている実感があり、引き続きよい関係を築いていきたいです。今後もレバテックフリーランスを活用して、優秀な技術者の方々に参画していただきながら、「SOMPO Sprint チーム」を拡大していければと考えております｡