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「学び」をアップデートするレアジョブテクノロジーズが見つけたフリーランス活用を成功させる極意とは?

株式会社レアジョブテクノロジーズ

株式会社レアジョブテクノロジーズ

事業内容 : 教育関連サービス開発事業、ITコンサルティング事業、AI(人工知能)に関する研究開発事業
業種:IT・ソフトウェア・情報処理
設立 : 2022年1月
従業員数 : 30名
URL:https://rarejob-tech.co.jp/

課 題

  • 複数あるサービスの開発フェーズによって課題が異なるため、状況に応じて必要な人材リソースを柔軟に確保する必要があった
  • 社員だけでは解決が難しい課題があり、推進できていないプロジェクトがあった

効 果

  • 優秀なフリーランスの活用に注力した結果、複数のプロダクトの開発が円滑に回せるように
  • フリーランスでディレクターを2名確保し、要件定義や担当部署とのコミュニケーションなどプロジェクトを一気に進められるようになった
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お話を伺った方

株式会社レアジョブテクノロジーズ
Chief Technology Officer(CTO)
羽田 健太郎氏

※写真はオンライン取材でのキャプチャによるものです

複数のサービスを開発・運営しているからこそ、フリーランスの活用は必然だった

レアジョブテクノロジーズは、2022年1月にオンライン英会話サービスを手掛けるレアジョブの技術部門が独立し、設立されたテックカンパニーです。主に国内最大級のオンライン英会話サービス「レアジョブ英会話」、成果保証型英会話コーチングサービスの「SMART Method(スマートメソッド)」、AIによる英会話力アセスメントサービス「PROGOS(プロゴス)」など、「学び」に関連するサービスの開発と運営を担っています。

私は2016年にレアジョブ初のモバイルエンジニアとして入社し、ネイティブアプリケーションの開発やWebRTC技術のサービス実装などに携わった後、アプリ・フロントエンドチームのリーダー、開発本部副部長、サービス開発部部長を経験。レアジョブテクノロジーズ設立以降はCTOとして、レアジョブの技術戦略や各種プロダクトの開発に責任を持つ一方、エンジニアやUI/UXデザイナー、ディレクターなどの人材採用やマネジメントにも携わっています。

チームやプロジェクトの状況によって異なる開発スタイル

レアジョブテクノロジーズの開発部門のメンバーは、エンジニアやデザイナー、ディレクターなど全職種合わせて現在40名で、そのうち業務委託契約を結んでいるフリーランスは10名ほどいらっしゃいます。フリーランス10名のうち、8名がレバテックフリーランス経由で参画してくださっている皆さんです。

フリーランスの皆さんに仕事をお任せするパターンはひとつではありません。1つのプロダクトに専任で活躍してくださっている方もいれば、プロジェクトベースで機能の見直しや開発に幅広く携わっている方もいます。

チームやプロジェクトによっては、スクラムで開発しているところもあれば小規模なウォーターフォール開発を採用することもあります。チームやプロジェクトによって、メンバー構成や向き合っていただく技術課題は異なりますから、開発手法や開発プロセスは現場の判断で臨機応変に選択してもらっています。

開発業務へのアサインに関しては、新規開発の山場がひと段落し運用フェーズに入ると正社員スタッフに任せることが多いですが、プロダクトやサービスの設計や実装段階で、正社員とフリーランスで任せる仕事は変えません。

若手中心のチームにベテランを、逆にベテランが多いチームには若手をアサインしてバランスを取ることはありますが、その方の属性で判断するのはその程度です。

基本的にはその方の適性や希望と、こちらがお任せしたい開発内容を擦り合わせて、アサインするチームやポジション、仕事内容を決めていくスタイルを取っています。

業務要件に向き合えるフリーランスの参画で開発力不足を解消

当社とレバテックフリーランスとのお付き合いが始まったのは私が入社する前だったのですが、私自身はフロントエンドチームのリーダーになった頃からお世話になっています。

当社はレアジョブ英会話をはじめ複数のサービスラインがあり、コンセプトはもちろん、開発フェーズも違えば解決すべき課題も異なります。そのため、どうしてもその時々で必要になる人材要件や人数に波があり、社内の開発リソースだけでは賄えない場面が出てしまいます。

フリーランスの皆さんには、その時々に発生している人材ニーズの充足を期待する部分はもちろんあるのですが、必ずしもワンポイントリリーフ的な役割だけを期待しているわけではありません。

当社の開発に参画していただいたのをきっかけに、レアジョブのサービスや事業の理解を深めていただき、その後も継続して開発にかかわっていただくケースもよくあります。

当社で活躍してくださっているフリーランスのエンジニアやデザイナー、ディレクターの共通点は、業務を遂行するのに必要なスキルを持っているだけでなく、しっかりと業務要件と向き合える点です。

誰がどのような目的で使うサービスで、エンドユーザーにどのような価値を提供する機能なのかを踏まえ、自分なりの意見やアイデアを出すことに積極的で、そのためのコミュニケーションを厭わない方といえます。

とくにスクラムでの開発においては、イテレーションを繰り返す過程で仕様の変更や追加が繰り返されるのが普通です。仕様書のような開発の拠りどころになるような明文化された指針がない以上、サービス運営に携わるスタッフ、英会話を教える外国人教師、そしてサービスを利用してくださるエンドユーザーのためにどんな機能が必要か考え、その考えに妥当性があるかメンバーと議論するプロセスがとても重要です。

フリーランスの皆さんも、同じチーム、同じプロジェクトで働く仲間。必ずしも英会話サービスや教育事業に特別な感情をお持ちでなくても構わないのですが、サービスの課題に向き合う姿勢は正社員と同じであってほしいという思いがあります。そのため、当社にはそうした素養や志向をお持ちの方に参画してもらっています。

主体性のあるフリーランスがサービスの成長を牽引

こうした契約方針を採用していることもあって、レバテックフリーランスから参画いただいたバックエンドエンジニアの方は、どの方もお願いしている開発をまっとうするだけでなく、リファクタリングを率先して実施してくださったり、プロジェクトの設計段階から積極的に入り込んでくださったりと、非常に高いアウトプットを出してくださっています。

また、ディレクターの方は業務プロセスやコミュニケーション上の課題についての解決策の提案、To-Doの洗い出し、具体的なアクションも積極的にコミットしてくださいます。これによって、どうしても社員だけでは解決できなかった難しい業務要件のプロジェクトの推進が可能になりました。

いま参画してくださっている方々は、既存のサービスをより良くするために何をすべきか、新たなサービスはどうあるべきかについて忌憚のない意見を出してくださっています。どの方もチームやプロジェクトへの貢献度は大きく、もはやなくてはならない戦力といっても過言ではありません。

とはいえ、誰しも時とともにやりたいことや志向は変わるものです。当社もサービスのあり方や開発方針が事業フェーズや経営環境によって変わる場合もあるので、日常的なコミュニケーションや定期的な1on1を通じて期待値のズレや心情の変化を早めに汲み取り、対処するようにしています。

なるべく率直かつ丁寧なコミュニケーションを心がけていることもあり、一度なんらかの事情で契約を終えた方が、再び戻ってこられて開発に参画してくださることもあります。

当社の事業やサービスに対して一定の理解がある方が戻ってきてくださるのはありがたいですし、そうした関係を築けるのも、フリーランスの皆さんとのエンゲージメントを大切にしているからだと自負しています。

幅広い選択肢からスピーディーに即戦力を確保可能。広がるフリーランスの活用

ほかのフリーランスを扱うエージェントと比較すると、レバテックフリーランスは対応していただける職種の幅はもちろん、スキルや経験の選択肢が多いです。また、営業担当に電話やメールで相談すれば必要な人材を適時的確に提案してくださるので、当社にとって非常にありがたく感じています。

また、募集案件や提案いただいたフリーランスの管理ができる「レバテックプラットフォーム」という無償ツールも提供していただいており、このツールを通じて担当者とやり取りをしたり募集を開始したりできる点もありがたいと感じています。

優秀な人材はどこも引く手あまたです。とくにソフトウェアエンジニアの採用は年々ハードルが高くなっていますから、正社員では獲得が難しい優秀な人材を短期間でアサインできるフリーランスの活用はこれからますます広がっていくのではないでしょうか。

逆にいえばフリーランスの協力で一定の開発リソースを賄えるのであれば、あせらず腰を落ち着けて正社員採用に取り組めるという利点もあるので、今後もエンジニアに限らずほかの職種でもフリーランスの参画を促せればと思っています。

フリーランス活用をスムーズに進めるために考えるべきこと

もし、これからフリーランスを戦力として活用したいと思う企業がいるのであれば、リスペクトを忘れず接するべきだと思います。

正社員同様の信頼関係が築ければ、フリーランスに任せられる領域は確実に広げられますし、優れたアウトプットも期待できるでしょう。事実、当社でも企画や設計段階から携わっていただいているフリーランスは珍しくありませんし、ほぼフリーランスだけで成り立っているプロジェクトもあるほどです。

つまり、フリーランスに対してきちんとリスペクトを持ち、解決すべき課題の特定やアクションの実行に巻き込んでいければ、特別な管理体制を敷かなくてもフリーランスを自社の戦力にすることは十分可能だと思います。

ただ、正社員とフリーランスでは置かれている立場が異なるため、契約にまつわるルールや関連法規についても注意すべき点はたくさんあります。

もちろん友人や知人のつてを辿ってフリーランスに参画いただくこともできますが、必ずしも欲しいスキルや経験がある人と出会えるとは限りませんし、人材要件が定まっていない状態でフリーランスを迎えしてしまうとミスマッチのリスクは高まります。

もしそうしたリスクから極力距離を取りたいのであれば、エージェントの利用も選択肢に入れるべきでしょう。

不安や悩みがあっても、プロに相談できれば、解決のスピードも速まり、その時間をフリーランスの皆さんと良い関係を築くことに費やせます。

フリーランスの活用に二の足を踏んでいるのであればなおさら、一度エージェントに相談してみるのをお勧めしたいですね。

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