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株式会社ARIGATOBANK
事業内容 : 個人間寄付プラットフォーム「kifutown」の運営および、前払い式決済サービスの提供など、各種金融事業を展開
業種:銀行・証券・保険・金融
設立 : 2020年11月
従業員数 : 28名
URL:https://www.arigatobank.co.jp/
課 題
効 果
お話を伺った方
株式会社ARIGATOBANK
CTO
河津 拓哉氏
「ARIGATOBANK(アリガトウバンク)」は、ZOZOTOWNの創業者・前澤友作がこれまで抱き続けてきた「お金に困っている人をゼロにする」というビジョンのもと設立されたプロダクト開発集団です。
現在は、チャレンジする人を応援するためのCtoCの寄付プラットフォーム「kifutown(キフタウン)」の開発と運営を行っています。
kifutownは、2021年7月のリリースから半年足らずで前払式電子マネー決済機能を追加実装しています。現在も機能拡張を進めており、今後もお金にまつわる問題を解決するフィンテックプラットフォームとして、ユニークなアイデアを形にしていく計画を立てています。
私は、ARIGATOBANKを技術面から支えるCTOとして、技術戦略の立案・実行に加え、エンジニアの採用や育成を含むエンジニアリングチームのマネジメントに携わっています。現在、ARIGATOBANKに所属するエンジニアはおよそ20名ですが、そのうちの3割がフリーランスエンジニアという構成です。
会社設立直後、一番大変だったのはやはりエンジニアの確保です。事業に対する志や熱意はあるものの、サービスの根幹をなすプロダクトが存在しないので、候補者の方を集めるのも採用するのも容易ではありませんでした。なので、初めのうちはリファラル採用がメインだったんです。ARIGATOBANKの設立メンバーのつてを総動員して、われわれの事業に共感してくれそうなエンジニアに直接声をかけたり、知人を通じて紹介してもらったり、あとは前澤のSNSでの拡散力に頼ることもありました。
求める人材としては、経験豊富なスペシャリストを採用したいと考えていました。まったくのゼロからプロダクトを立ち上げるということで、試行錯誤や見直しが頻発することが予想されるため、確立されたプロセスの中で成果を出すことが得意な方よりも、それ相応の経験があり当社の事業にコミットしてくれるエンジニアがどうしても必要でした。
フリーランスエンジニアの活用が選択肢に浮上したのは2021年5月頃です。それまでは少数の正社員エンジニアだけで開発に当たっていたのですが、kiftownのリリースに目処が立ったタイミングで、正社員エンジニアだけではカバーできない開発ボリュームに対応するため、フリーランスエンジニアの活用を検討し始めました。具体的にいうと、kiftownの開発と並行して動いていた電子マネー決済機能の開発を加速させるためです。
ただ、最初からスムーズにフリーランスエンジニアの参画を実現できたわけではありません。その理由は、われわれが積極的に導入を進めていたモダンな開発環境にありました。
ARIGATOBANKはすべてをゼロから構築したスタートアップですので、技術的負債はほとんどありません。アプリケーションの実行基盤はGCP(Google Cloud Platform)とkubernetesをベースとしており、バックエンドはGO言語、フロントエンド開発にも先進的なアプリケーションアーキテクチャを採用しています。
こうしたモダンな開発環境下で決済基盤を構築した経験のあるエンジニアを探すのは、簡単ではありませんでした。もちろん、知り合いの開発会社に相談したり、個人的なつながりのあるフリーランスエンジニアにも声をかけましたが、そもそも人材市場を見渡してもエンジニアの数が少なく、候補者を見つけても、なかなか双方の条件を折り合わせることが難しかったんです。
レバテックフリーランスとのお付き合いが始まったのは、2021年の6月頃のことだったと思います。SNS経由でDMをいただいたのがきっかけでした。
提案を受けてまず驚いたのは、候補者のデータベースの充実度合いです。候補者の方のおおまかな経歴を見るだけでも、われわれが求めているスキルや経験を持っていそうな方がかなりいました。
魅力を感じたのはそれだけではありません。当時、われわれは最初のプロダクトの開発中であり設立も間もなく、当然のことながら売上も歴史もない状態。そんななか、レバテックフリーランスの営業担当の方は、会社のビジョンや事業内容、ミッションについて時間を割いて熱心に耳を傾けてくれたんです。こちらが的確に言語化できなかった部分についても、情報を汲み取ったうえで適切な人材を紹介してくださいました。
スキル、経験だけでなくマインドや性格なども考慮して提案してくれたのは、おそらく当社の成功を支援したいという気持ちがあればこその対応だったと思います。
ほかにもフリーランスエンジニアを扱うエージェントとは何社も接触しましたが、ここまで深く入り込んでくださったのはレバテックフリーランス以外にありませんでした。
今、レバテックフリーランス経由で開発に参画していただいているエンジニアは、フルタイムと副業でそれぞれ1名ずついらっしゃいます。
フルタイムで来ていただいている方について申し上げると、ソフトウェアエンジニアリング力が非常に高く、当初から決済基盤の開発をパワフルに推し進めてくださっています。
当社が採用するスクラム開発に慣れていますし、何より非常に勉強熱心な方ですね。これまで経験したことがない技術に対しても積極的にキャッチアップしていこうという意欲がありますし、割り振られた業務に徹するだけではなく、タスクの検討段階から建設的な意見を出してくださるので、非常に頼りにしています。
先ほども触れたとおり、kifutownはわれわれにとってのファーストプロダクトです。開発の過程で見直しが入ったり、優先順位が大きく変わったりすることがしばしば起こります。そういった変化を柔軟かつ前向きに捉えて対応していただけるのは、非常にありがたいですね。
もう1人の副業で参画してくださっている方には、リアルタイムなコミュニケーションを伴わない、テストや開発基盤の整備業務を中心に関わっていただいています。
言うなれば、プロダクト開発に取り組むメンバーたちががむしゃらに突き進んだ道なき道を、後追いで舗装してくださっているようなイメージですね。
同じフリーランスエンジニアでも、フルタイムと副業では担っていただいている役割こそ違いますが、どちらもわれわれの開発には欠かせない存在です。
フリーランスエンジニアに限らず、外部からエンジニアリソースを調達しようと思ったとき、真っ先に気になるのがスキルや経験のマッチングだと思います。しかし、気を配るべき点はそれだけではありません。受け入れ側も相手方の希望に即したポジションを用意できるかどうかも大切なポイントだと考えています。
具体的にどんな仕事にアサインするか、そのイメージがあいまいなまま「とりあえず業務委託を入れよう」と言う安易なスタンスで決めてしまうと、どうしても持て余す場面が出てきてしまいます。また、パフォーマンスを発揮しづらい状況に追い込んでしまうこともあるでしょう。
会社の事情と個人の意向や志向性とアサインメントを上手く紐付けていくのは、手間と時間がかかります。マネジメントの負担が増えると言われれば否定はできませんが、その負担を惜しむばかりに、せっかくの投資が無駄になるほうが損失としては大きいはずです。
その手間と時間を費やしたことで、双方の歯車が噛み合う状況を作れるなら、状況がめまぐるしく変わるシード期のスタートアップでも、フリーランスエンジニアのパフォーマンスを引き出すことは十分可能だと思います。
それを実現するためにも、人材リストが充実し、顧客理解力のあるエージェントに契約の仲立ちをしてもらうことは、非常に価値あると考えます。
現在のエンジニアリングチームは、雇用形態、契約形態を問わず、全員がなにがしかの領域のプロとして自覚を持ち、お互いに背中を預けられる体制が整っています。しかし、ブロックチェーン、NFTなど、Web3時代を担うテクノロジーの状況は刻一刻と変化しており、専門的なスキルを持つエンジニアの獲得に終わりはありません。
今後も正社員雇用、業務委託契約を問わず、それぞれがより高いパフォーマンスを発揮できるようなチームを作るのが最優先だと思っています。なので、いい出会いがあれば、チームをリードするようなポジションにフリーランスエンジニアを登用する機会もあるかもしれません。
レバテックフリーランスは、すでに当社の事情についてはよく知ってくださっているので、これからも当社のエバンジェリストとして、「面白いことをやっている会社がある」「あの会社ならあなたのスキルが活かせそうですよ」と、われわれの魅力を伝えていただければと思っています。
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