地方の人材発掘でレバテックを活用｜Webエンジニアがアジャイル開発チームで活躍

スキルマッチする人材探しに課題

福岡銀行は、日本最大規模の地域金融機関であるふくおかフィナンシャルグループの中核企業です。銀行事業を中心に、証券や保険、事業再生支援・債権管理回収など、総合的な金融ソリューションを提供しています。

近年はデジタル技術の発展によりあらゆる業界でディスラプター（既存ビジネスモデルの破壊者）が登場しており、金融業界においても新規参入企業との競争が激化しています。

当社グループでは、この状況を他社との差別化をはかる大きなチャンスであると捉え、銀行ビジネスそのものを再定義し、新たな事業の創出を目指しています。

モダンなWeb開発の経験者が不足

開発組織にはエンジニアやデザイナーなど専門性を持つメンバーが40名ほど在籍しており、プロダクトを内製しています。開発の際は、プロダクトごと4～6人でチームを作ります。

今回のプロダクトの技術スタックとしてはPythonとVue.jsを用いたWeb開発や、アジャイル開発の経験が求められます。

ただ、福岡には私たちが求める技術要件を満たすエンジニアがなかなか見つかりませんでした。特に、コロナ禍以降は全国的にリモートワークが普及し、地方在住の人材が東京での案件にリモートで参画するようになり、より一層人材獲得の競争率が高まりました。

スキル・社風が合ったエンジニアとマッチング

キャリア採用においてレバテックの人材紹介サービスを利用していましたが、フリーランスのサービスも提供していることは知りませんでした。レバテック人材紹介の営業の方からお声がけをいただき、商談を開始しました。

現在、フリーランスエージェントはレバテックを入れて2社利用しています。他社に比べてレバテックフリーランスは、エンジニアの提案量が非常に多いです｡

アジャイル開発に適合し開発効率が15%アップ

私たちが採用しているアジャイル開発では、プロダクトオーナー（企画責任者）とエンジニア間の密な連携が発生するため、技術力だけでなく柔軟でフットワークの軽い人間力が求められます。

参画くださった方は、思ったことをしっかり言葉にして伝えられるコミュニケーション能力の高い方で、少人数でアジャイル開発を行う福岡銀行の組織にマッチしました。

開発組織では若手やベテランに限らず意見は率直に伝えるといった考えが浸透しているため、積極的に意見を発信してくれる方が参画くださり、非常に開発を進めやすかったです。

また、新しい技術を学ぶ意欲の高い方で、私たちの開発方法をすぐに習得してくれる期待感もありました。今回のプロダクトは、オンライン融資パッケージのカスタマイズや独自機能の開発といった特殊性もありましたが、実際にエンジニアの方は技術的なキャッチアップが速やかでした。

現在は実装部分を中心に活躍いただいていますが、今後はパッケージへの理解やコミュニケーション能力の高さを生かし、要件定義や設計での活躍も期待しています。

結果として、参画前に比べて参画後は開発効率が15%上昇しているといったデータもあり、非常に力になっていただけている実感があります。

フリーランスが新しい技術を持ち込むことにも期待

福岡銀行は、「DXの推進」を経営戦略における重要な柱の1つとして位置づけており、デジタルを活用した変革を積極的に進めています。今後も内製開発の拡大を予定しているため、レバテックフリーランスを活用し、開発力を補填していきます。

また、有識者の方からアーキテクチャーや技術選定の部分でもご意見や提案いただくことにも期待しています。