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ルームクリップ株式会社
事業内容 : 写真共有アプリ「RoomClip」の企画・開発・運営等
業種:IT・ソフトウェア・情報処理
設立 : 2011年11月
従業員数 : 60名
URL:http://corp.roomclip.jp/
課 題
効 果
お話を伺った方
取締役 CTO
平山 和宏(ひらやま ともひろ)氏
コーポレートDept. 人事
松茂良 早紀(まつもら さき)氏
※写真はオンライン取材でのキャプチャによるものです
ルームクリップ株式会社は、“部屋の写真”に特化した実例写真共有アプリ「RoomClip(ルームクリップ)」を軸に事業を展開している会社です。
住まいと暮らしの商品情報が集まる「RoomClip item(ルームクリップ アイテム)」やオウンドメディアなど、多岐にわたってサービスを運用していますが、それらはすべて部屋という舞台を中心にしてユーザーや事業者のコミュニケーションを実現するための1つの大きなプロダクトだと考え、サービスごとに部署を分けることはしていません。
主に開発を担当するのは、プロダクトをグロースさせるための「プロダクトDept」、インフラや機械学習など技術的な課題に取り組む「テクノロジーDept」のチームです。「こういうものを作りましょう」となったときにジョインするエンジニアやデザイナーがプロジェクトレベルで集まって、バーチャルチームのようなものが頻繁に生まれているイメージです。
ゆるやかに「◯◯担当」みたいな空気感はありますが、基本的には全員がきちんと開発に関わっていくスタンスでやっていますね。
現在、エンジニア採用において母集団形成がうまくいっていないという問題が悩みの一つとしてあります。現状では「RoomClip」のエンジニア界隈での知名度はあまり高くないため、転職を考えているエンジニアの次の就業先としてすぐに第一想起されるという状態ではない考えています。選考へ進んでからの倍率はどこの会社も似たりよったりだと思うのですが、エンジニアと最初の接点を持って、プロダクトや事業の魅力を伝えるところで苦労しています。
サービスを成長させるためにエンジニアの正社員採用を進めていましたがなかなか捗らず、ある時期から社内でフリーランスエンジニアの活用も検討し始めました。
レバテックには正社員の採用でお世話になっていたときから良い印象を持っていて、「フリーランスの方を募集するときはぜひレバテックにご相談ください」とお声がけいただいていたこともあり、フリーランスエージェントを利用するにあたって、レバテックフリーランスは最初に思い浮かんだエージェントのひとつでしたね。
フリーランス・正社員でも契約形態自体は気にしていませんが、完全に作業化できるタスクはあまりなく、課題の設定や解決からメンバー間で一緒に考えていくといったことが多いため、外部のベンダーやクラウドソーシングへ納品物ベースで委託する形では難しいとは考えていました。その意味で、現場でコミュニケーションを取りながら作業を進めてもらえる常駐型フリーランスは、選択肢として十分でした。
フリーランスエンジニアの募集に際しては、エージェントを使うだけでなく、個人で活動しているフリーランスの方へ直接お声をかけることもしましたが、結果としてエージェントに提案をお願いすることのほうが多かったです。
当時は「週5日稼働」でサービスにコミットしてくださる方を求めていたのですが、直接コンタクトがとれる方は他に案件を持っており、「週2でなら参画可能」といった条件であることも多く、なかなかマッチしませんでした。
そこでレバテックフリーランスをはじめとするエージェントに相談したところ、条件にマッチする方をご提案いただけることが多かったので、最終的にはエージェント経由がメインになりました。
会社の規模的にたくさんのサービスを運用していくことは難しいので、大手といわれる3~4社のエージェントを試しました。レバテックフリーランスはエージェントの中でも大手であることは認識していましたし、他社の人事担当に話を聞いても「レバテックフリーランスを使っている」といわれることが多かったんです。
次に気になったのが、やりとりのしやすさです。オンラインでの連絡の取りやすさなど、インターフェースとして使い勝手が悪いと、大手でも「使いづらいからやめよう」という判断をせざるを得ません。
加えて、担当者の連絡の早さもポイントです。レバテックフリーランスは、「この方どうですか?」という提案が一番早かったんです。我々は会いたい人に順番に会っていくだけなので、必然的にレバテックフリーランスが最初に利用したエージェントということになりました。さらに、そこで提案されて会ったエンジニアの方がすごく良かったんですよね。
また、レバテックフリーランスで印象的だったのは、「もうちょっとコミュニケーションを取りたい」「コーディングテストをしたい」といった、エージェント側からすれば面倒くさい要望にも前向きに理解を示して調整してくださったことです。
そうした我々の細かな意図や希望も汲み取ったうえで良い方を提案してくださるとなれば、もう使わない理由はなくなってきますので、自然と「レバテックフリーランスにお願いしようか」という流れになっていきました。
我々がエンジニアに求めているのは、技術スキルよりも会社のサービスに興味を持って、理解しようとしてくださる姿勢です。それはフリーランスでも同様です。
というのも、事業に対するエンジニアの貢献という観点でいえば、本当に「技術だけ」で発揮できる価値はさほど多くないからです。例えばAWSやGCPの普及によってインフラ領域の問題解決のハードルは下がったように、特定の技術だけに向き合っていればよいという状況はそうそうないし、長くも続かないはずです。
実際にエンジニアの技術が必要となるシーンでも、多くの場合、サービスについて他のメンバーと一緒に考えながらコーディングをしたり、実装したりすることになるので「ここだけコーディングできる人がほしい」ということはあまりないんです。
フリーランスエンジニアの中には「言われた泥臭い作業は全部やります」というスタンスでいることがプロフェッショナルだと感じている方もいると思うのですが、我々の場合は「ビジネスパートナーに価値提供することを楽しんでやりたい」「プロダクトを使うユーザにとって価値あることを楽しんで作りたい」「そのために情報のインプットが必要なら積極的にやります」という姿勢で「一緒にものづくりができる人」を歓迎しています。
たまにフリーランスの方から「1ヶ月くらいはインプットが中心になってバリューを出せないかもしれませんが、大丈夫ですか?」と聞かれることもあるんですが、会社としては「全く問題ないです」というスタンスですね。
担当営業の方に技術スキルの希望としてお伝えしていたのは、フリーランス・正社員で変わらず、Rubyのサーバーサイドエンジニアであることでした。ただ、Rubyそのもの経験はなくとも、PHPなど一般的な言語での経験があればよく、それよりも我々のサービスに興味を持ってくださり「一緒にものづくりができる人」をより重視していました。
結果的に、レバテックフリーランスを通じて2名のRubyエンジニアの方に参画していただけています(2020年8月時点)。稼働開始までもとても早く、提案していただいてから2週間くらいで稼働がスタートしました。
お二人とも、参画後は自ら積極的にコミュニケーションをとってくださり「技術を提供するだけでなく、仕様設計から業務を巻き取ってくれる」といった動きが自然に生まれてきました。稼働開始から2ヶ月目には、他のチームとの関係の作り方も含め、正社員と変わらない働きをしてくれるメンバーの一員になっていましたね。
また、「会社で使っていなかったAWSのサービスを使ってみたい」と提案していただいたり、「オフィスにある本を読んでみたい」と言ってきてくださったりもしました。会社としても社員とフリーランスで区別することなく、能力や適性がある方には裁量を渡すようにしていますのでこうした動きはありがたいです。
今進めている、商品情報の整理やクライアント向けのコンソール画面の実装といった大規模な機能拡張プロジェクトにおいても、中心的な役割を担ってくださっています。
他にも例を挙げると、データベース内にとある重要なテーブルがあるのですが、そのテーブルの詳細な仕様を設計してくださったのはフリーランスの方なんです。そのため、社内でそのテーブルについては社員の誰よりも詳しいです。
最初から業務として丸投げした訳ではなく、その方が必要性を理解したうえで自発的に大がかりな作業を進めてくださったという経緯でした。他の社員も仕様を理解できるようにと、ドキュメンテーションまでも進めてくれました。
我々が優秀なフリーランスエンジニアだと感じる人は「参画している事業が儲かれば自分の事業も儲かる」というロジックを持っている人です。
「参画先のビジネスとフリーランスエンジニアとしてのビジネスは別だ」という認識の方だと、どんなにアウトソーシング的な価値を出せたとしても、それは短期的、即物的な効果になってしまうと思います。その意味でレバテックフリーランスは、しっかりとビジネスを促進させるエンジニアの方を提案してくれるんです。
今後はユーザーと事業者を交えて住まい環境のエコノミクスを加速させ、アップデートしていくことが我々のミッションだと思っています。市場のエコノミクス、構造に対してインパクトを与えたいという志を持ったエンジニアの方がいれば、ぜひ一緒に仕事がしたいですね。
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